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父は親バカで
結構、他人の前で私のことを褒めました。
プラス発想教の教祖(?)だし、
褒めて育てるということだったのかもしれませんが、
とても恥ずかしかったことを覚えています。
若い頃は
父のやっていることに
いろいろ反発を覚えていました。
例えば、
怪しいスピリチュアル(?)の話を
書いたりしゃべったりするのは
やめてほしいといつも思っていました。
時々、主幹事証券会社の人が、
あんな怪しいことを
上場会社の代表取締役が話してはダメですよ、
と言っていました、
などと余計な情報を伝えて
やめてもらおうと思ったのですが、
少しだけは自粛してくれましたが、
またすぐに元に戻っていました。
だから、父と同じようなことは
やらないようにしようと思っていたのですが、
同じことをしている自分を発見して
苦笑いしてしまいます。
例えば、最近、
長男が目に見えて
成長してきたことを感じているのですが、
それをこんなところで書いてしまっています。
家族からしたら
たまったものではないと思っていたのですが、
同じことをしているのですが
因果は巡る、なので
許してくれるのではないかなと思っています。
書きたかったことは、
そんな自慢の息子なのですが、
ひとつだけ大きく教育を間違えたことがあります。
東京で育ったこともあるのですが、
なんと宿敵の巨人ファンになってしまったのです。
私は大阪生まれなので
当然のようにプロ野球は阪神ファンです。
大体、優勝するのは
20年に1度ぐらいの割合なので、
早々とテレビで試合を見ることはなくなるのですが、
今年はおかげさまで
長く楽しませてもらいました。
野球のことは特に詳しいわけではありませんが、
他のスポーツよりは知識はありますので、
マネジメント面から見ても
今年の阪神の岡田監督の采配には
ヒントになることがたくさんあるように感じます。
興味のない方も多いと思うので、
ここで解説することは止めておきますが、
優勝を決めた翌日に大阪に行ったので
街の雰囲気は十分に味合わせていただきました。
今回は18年ぶりの優勝ということなのですが、
18年前よりも印象に残っているのは
1985年の優勝の時です。
私は東京の大学生だったので
実際に街にいたわけではありませんが、
友人の阪神ファン
(彼はなぜか北海道出身でした)は、
わざわざ新幹線に乗って
大阪まで雰囲気を味わいに行っていました。
今回も大阪のテレビのインタビューで
高校生ぐらいのファンが
生まれてはじめての優勝です、
と答えているシーンが流れましたが、
当時は私にとって
生まれてはじめての優勝でした。
町の様子も
テレビで見ただけですが、
異様な盛り上がりは
やっぱり平均20年に1度の優勝だからなのか、
大阪の特徴がそうさせるかはわかりませんが、
やっぱり他のチームの優勝の時とは
確実に違うような気がします。
何年か前、
広島が優勝した日に
ちょうど広島の街にいたこともあるのですが、
夜の街は結構盛り上がっていましたが、
やっぱり大阪の盛り上がり方は
異様だと思います。
広島の時は、
なぜか広島生まれ広島育ちなのに
阪神ファンという珍しい人と
一緒に食事をさせていただいていたのですが、
だから冷静だったのかもしれませんが、
無理やりプラス発想をすると、
大阪の人は
それだけ素直なのかもしれません。
今回も一緒にいたのは、
そもそも野球には
興味がないという人だったのですが、
やっぱり阪神百貨店の前などを通ると
優勝セールの影響もありますが、
異様な盛り上がりでした。
野球に興味がない人でも、
楽しいことは素直に
楽しもうという雰囲気がありますし、
それこそ経済効果もかなりあるのだと思うので、
関西経済にとっては
いいことなのだと思います。
できれば来年もアレ
(緊張するので優勝と言わないそうです)
してもらって、
それでも今年のように盛り上がれるのか、
検証してみたい気もします。
これは完全に
私のナラティブ(思い込み)ですが、
中国の人は
東京よりも大阪の方が好きなような気がします。
中国とはやっぱりいろいろな問題があり、
素直にインバウンド復活
というわけにはいかないようですが、
あまり彼らが押し寄せてきて
ホテルの値段が高騰するのも
個人的には迷惑なので、
これぐらいがちょうどいいとも思います。
彼らがいなくても
三連休に新幹線に乗ると、
外国人観光客の多さには
少しびっくりしてしまうほどです。
最近は、
グリーン車に乗せてもらうことが
多くなりましたが、
多分お金持ちなのだと思いますが、
新大阪から京都まで、
ほとんど荷物も持たない家族連れが
ドヤドヤと乗ってきて
すぐに降りていったのは、
ちょっとびっくりしましたが、
お金を落としてくれるという意味では
ありがたいことだなと思いました。
タイガースが2年連続優勝するという
新しい現実が起こることを夢見つつ、
来年からもっと激変しそうな現実に
どう向き合っていくかも
考えて行きたいと思っています。