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お金のいらない国


 マネーとスピリチュアル研究会は、
最初の山場である
「世界で一番簡単な経済学」の回を
無事に終えることができました。
なるべく簡単にまとめたつもりでしたが、
スライドを作った段階で、
「全然わからへん」と
強烈なダメ出しをいただきましたが、
文字を少なくすることで
かなりわかりやすくなったと
OKをもらえました。
本番は主催者のアーシャ(福田彩子さん)と
掛け合い漫才の要領でやろうと
打ち合わせしていたのですが、
結局はほとんど一人で話していました。


 いまの世界の金融は
1944年のブレトンウッズ会議というので決まった
IMF(国際通貨基金)と
世界銀行体制で運営されています。
これを創ったのは
イギリス人のケインズと
アメリカ人のホワイトという経済学者でした。
圧倒的なパワーを持っていた
アメリカの意見がほとんど通ったのですが、
ケインズの見通しのように世の中は推移して、
金の裏付けがまったくない
不換紙幣中心の通貨システムと
為替の価値が絶えず変動相場性で
運営されるようになりました。
アメリカが没落して
中露中心の金融システムで動くという方がいますが、
金本位制に戻ることはできないことを考えると、
まだ何十年かはかかると私は思っています。


 そこまでは、話せていませんが、
経済はみんなが豊かに暮らせるようにする
政治のことで、
近代経済学は完全雇用
(自発的な失業者が存在しない状態)を
実現するためにできたものであること。
理論的には古典派経済で完全に完成したのですが、
貧困問題が解決しないことでマルクス経済学ができ、
さらに世界大戦と大恐慌が起こったことで、
その中間の政策としての
ケインズ経済学が生まれたこと。
戦後の政治経済は大体
ケインズ経済学で運営されてきたこと。
これが、あったから
新幹線や高速道路が広がっていることなどを
お知らせしました。


 ケインズ経済学の要点は、
有効需要を創造して
それを効率よく運用するために
乗数効果を高めること。
有効需要というのは簡単に言うと
仕事を作ることで、
乗数効果というのは
せっかく仕事を作って
マネーを市中
(世間でも大体OKです)に流したのだから、
それをなるべく早く多く循環させて
景気をよくすることだという
説明をさせていただきました。

ここから、数学主体の
計量経済学が生まれていき、
それで経済学が自然科学
(計算できる科学)になったので
ノーベル経済学賞ができたこと。
でも、厳密に言うと
経済学賞はノーベル賞ではないこと等を
説明させていただきました。


 これからも気は抜きませんが、
私も一緒に勉強させていただくという
チャレンジングな内容になっているので、
楽しくやらせていただいています。

マネスピを始めて
いいことがいろいろあります。
例えば、
お金のいらない国」の
長島龍人先生
久しぶりにお会いできたことです。
多分、15年ぐらい前に
「お金のいらない国」のことを知って、
その直後に
お会いさせていただいたことがありました。
それ以来、
こんな世界を創っていくのが
私の役割だなと思っています。


 龍人先生に、
当時こんな世界を創るのには
どれぐらいかかると思っていますか、
とお聞きしたことがあります。
先生のお答えは500年ぐらいかな、
ということでした。
それを少しでも早くするために、
逆説的ですが
経済のことが苦手で、
できれば考えたくないと思っている方に
お金の本質を知っていただきたいと思ってきました。
アーシャのおかげで、
そんな一歩が切れたことを
とても感謝しています。

お母さんたちが、
豊かに暮らすための
基本的な政治経済の本質を
簡単に理解してくれるようになったら
いい社会は間違いなく実現すると思います。


 龍人先生は、
ご自身のホームページに、
最新作
「お金のいらない国5 ~お金の正体は?~」
無料開会されています。

4月24日付の新聞に
スマートフォン決済のPayPayの
昨年度の決済取扱高が
10兆円を超えたと報道されていました。
そんなキャッシュレス時代の話題も
取り込まれている最新作が
誰でも無料で読めるようになっているので、
ぜひ、読んでみて
旧作にも興味をもっていただければと思います。


 私は、キャッシュレス決済が普及する前は
一番いいお金との付き合い方は、
いつもニコニコ現金払い、
だったと思います。
ただ、いまは
キャッシュレス化が進む方が、
お金のいらない国に向かっていく
進化のスピードが上がっていくと思っています。

最新作の中で、
「お金とは
『交換の権利を数字で表したもの』」
という場面が出てきます。
その通りだと思いますが、
現金を使っているよりも
キャッシュレスの方が
その実感が持てると感じるからです。
そして、やがて必ず必要になる
ベーシックインカムも、
キャッシュレス化が
大前提になるとも思っているからです。


 私も、PayPayのアプリを
ダウンロードするのには苦労しましたし、
いまも本人確認をするのに
ちょっと手間取って苦労していますが、
これぐらいは新しい時代を体感するためには
必要な事と割り切っていきたいと思っています。



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