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相手を理想の型にはめないこと

こんにちは。最近は物価がどんどん高くなっていますね。

先日は、某大手通販サイトで、
ワンちゃんのペットシーツを毎月4箱定期配送していただいていたのですが、
犬が一匹に減ったので、在庫が家に余ってしまって、
配送頻度を少し下げようとたまたま定期配送のページをチェックしてみたら、
なんと価格が2.5倍くらいになっていました。
2千円台前半で買えたものが、6千円台後半と、とても高額です。

しかも1か月前に4箱も買ってしまった後で、
大損してしまいました。
気づくのが遅かったので返品も今更できません。

この価格は、定期配送の時期が過ぎたら、
ほんの数日で3千円台まで下がりました。
まるで仮想通貨のような乱高下ぶり。

3年以上同じ商品の定期配送をお願いしていて、
価格のチェックをしたのがほぼ初めてだったのですが、
こんなことってあるのですね。
日用品を定期配送にしている皆様、どうかお気をつけくださいね。

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先日は、たまたまKindleアンリミテッドで無料で読めたので、
漫画家の安野モヨコさんが描かれた、
監督不行届を読んでみました。

この漫画は、言わずと知れたエヴァンゲリオンの庵野秀明監督と、
大人気漫画家の安野モヨコさんとの新婚生活が綴られたコミックで、
庵野監督の私生活が、奥様である安野モヨコさんから見た視点で描かれています。

これがものすごく面白くて、読み始めたのは既に深夜2時と真夜中でしたが、
深夜3時過ぎまで一気に読んでしまいました。

天才クリエイターのお二方の生活なので、
日常のエピソードも本当に面白いんです。


生粋のオタクである庵野監督は、会話の多くがアニメや漫画のセリフであったり、
仮面ライダーの変身ポーズをことあるごとにとったり、
ドライブで旅行に行くと、何枚ものアニソンのCDをかけ、時には大声で歌います。

いろいろなDVDや漫画を一緒に見たり、
これも見て、あれも見てと貸してくれるので、
安野さんもだんだんオタク化されていく様が、素敵です。

お二人とも漫画家でありクリエイターなので、
どれだけ漫画を読んでオタクになっても、
それは仕事熱心で「勉強」ということになるし、
好きをつきつめていく生活ぶりが、とても刺激的でした。

すごく個性的なご主人の行動を、怒らず咎めず、
仲良くお互いを思いやって生活していく様が、とても参考になりました。

いつもの手前味噌で、我が家の夫婦の話になりますが、
結婚当初から今まで、私は夫のことをずっと
「有能かもしれないがすごく変わった人」と思っていました。
もちろん仕事に傾ける情熱など尊敬する部分もたくさんあって、
そこがすごいと思って結婚したのですが、光と影の、影の部分が私から見るとすごく変に感じました。

出会った頃は、
どれだけ注意してもお風呂は週に1回しか入らなかったり
(熱海で温泉の良さを知ってから現在は毎日入ります。)、
ごはんもそれまで自炊は一度もしたことがなかったり(現在は料理が趣味)、
大学入学以来何年もの間に一度もシーツを洗濯したことのない真っ黒な布団で寝起きをしていて、
喋ることといえば自分の興味のあることと悪口とダメ出しを一方的に喋るだけで
こちらの話は聞く気配もありません。

会話が千本ノックで、キャッチボールにならないのです。

記念すべき初デートは、熱海から新幹線代を払っている私に、
映画代や食事代をなぜか割り勘でなく多めに払わせました。
デートのたびに1時間以上の遅刻を平気でするし、
待ち合わせ時刻にようやく起きるほどの怠惰ぶり。

それから現在まで、ここに書けない心底びっくりするようなエピソードもてんこ盛りで、
あまりの考え方の違いに、結婚してすぐに私のメンタルはストレスでひどくやられてしまいました。
 
そんなこんなで、結婚14年ほどたっても、いまだにしょっちゅう喧嘩をします。
だけど彼がずいぶん変わっていることははじめからだいたいわかっていて結婚したし、
そもそも私も人のことを言えないくらい変な人間だし、
彼にはいい部分もたくさんあるので、
なるべくいい部分を見るようにして、暮らしています。

ところで、庵野監督は、夫よりももっともっと個性的で、
結婚前は一か月お風呂に入らないこともざらで、
服は一着しか持っておらず、部屋でも外でも同じ服を着続けて、
ボロボロに汚れてきたら洗濯ではなくそのまま捨てていたそうです。

食べるものも、肉、魚は食べられず、
スナック菓子などかなり偏ったものばかり食べていて、
健康的とは言い難い状態でした。

安野さんと結婚してからは、二日に一度はお風呂に入るようになり、食
事も気を付けてダイエットも成功したとのこと。
安野さんが風邪をひいても意外とかいがいしくお世話をしてくれます。

今回安野モヨコさんの本を読んで、
お二人の仲睦まじく楽しく暮らすさまを見て、
私は夫のことも、自分のことも、息子のことも、
自分の中のあるべき像の型にあわせようとしてイライラしていたんだなとわかりました。

自分から見て夫の変だと思うところを、
自分の常識や理想とあわないからと言って、
夫を悪者にして、自分は悲劇のヒロインになっていたのかもしれません。

それから自分のことも、理想の母親像になれないことに悔しい思いをしていたけれど、
ちょっとくらいうっかりミスが多かったり、
部屋が汚かったりすることなんて、できる部分を伸ばしていれば、
どうってことないなと思いました。

部屋が汚いことが気になってうじうじ暮らしていくなら、
部屋は汚くても毎日笑っていられたほうがよほどマシです。

今回この本を読んで、思いやりを持ってできることはやりつつも、
相手を型にはめようとしないでそのままを認め、のびやかに暮らしていこうと思えました。



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