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不注意が多い原因は・・・

こんにちは。

ここ数年、ニュースではよく子供をバスや自動車の車内に忘れてしまって、
その結果小さな命が亡くなる悲しい事件をよく耳にします。

それらの事件は、大人の不注意から起こることですから、
とんでもない杜撰な対応や管理システムに、あきれるとともに、
じつのところ他人事でないというか、
明日は我が身だなあ、と身を引き締める思いになります。

というのも、私は悪気なく、不注意で忘れものや、
なくしもの、伝言忘れや日程の失念などのミスをすることが多いからです。

自分の命よりも大事なわが子を、
車の後部座席に忘れて会社に行ってしまったとか、
取り返しのつかないことで、あってはいけないことだけれど、
その人のキャパを超えてすごく仕事が忙しかったり、子供が何人もいたり、
寝不足が続いたりした時には、
自分ももしかしたら同じミスをしてしまうかもしれない、と、思うのです。

幸い、バスや車での送り迎えのない幼稚園なので、
不注意でわが子を危険な目にあわせてしまうこともありませんが、
毎日のことだったら、いつかミスが起きてしまう可能性があるだろうなと思っています。

バスや車の置き去りは人間がしっかりすることで防げるミスではあるけれど、
人間の手ではない、人感センサーなどの安全システムも必要だなと思う。
だけどこの安全システムなどが一般化してしまったら、
さらに人間の能力は退化して、
もっとびっくりするようなミスがいずれ増えてしまうのではないか・・・・
ミスの多い当事者だからこそ、そんな風にも思えます。

難しい問題ですね。


ところで、以前にこのブログの中でも、
不注意があまりにも多いので、大人の発達障害の検査をしてきますと書きましたが、
あれから4か月、ようやく結果が帰ってきました。

予約してから、3か月ほど待って、
WAISーⅣというテストをしていただきました。
これは臨床心理士さんと1対1で測定してもらって、
2時間20分もかかるテストでした。
人によっては、もっと早い人もいるし、
3時間以上かかる人もいると思います。

とにかく疲れました。

このテストでは、たくさんの問題を解くことで、
言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度、
それから四つの合計を総合して、全検査IQを測定できます。

アスペルガー症候群やADHDなど、
何等かの特性を持つ人は、
それらの項目の中で、極端にできることや、極端にできないことがあり、
凸凹のグラフになります。

できる部分とできない部分では、
この差が15以上あれば、
障害があるないにかかわらず、生きづらさがあるそうです。


私の場合は、予想通りでしたが、
言語理解と知覚推理はまあまあ良かったのですが、
ワーキングメモリーと処理速度に遅れがありました。
数値では、できることと、できないことに、
18の差がありました。

症状のチェックリストと、IQテストの数値では、
典型的な不注意優勢型ADHDと言えるそうです。

だけど、できない部分もまあ数値としては、
平均ゾーンの値なので、本人の中で生きづらさはあるにせよ、
現時点で発達障害とは言えない、とのこと。

不注意で怒られることが多いので個人的にはけっこう困っていましたが、
とりあえず数値の上では普通なので、現状のまま、
ワーキングメモリなどの弱い部分は、
メモをとるとか、整理整頓するとか、マルチタスクなことを
なるべく減らすなどいろいろと工夫してがんばってみて、
それでも生きづらければ、
カウンセリングや投薬も考えていきましょう、
との診断をいただきました。

この結果をいただいて、
自分の中で、ものすごく、納得がいきました。
なんとなく自分の中でおかしいなと思っていたことが、
きちんと数値になって客観的な結果が出て、
勘違いじゃなかったんだな、やっぱりできることと、できないことが
あったんだなあと思えました。

普段、私と夫は特性が真逆なので、
あきれるほどに喧嘩ばかりをしていますし、
その喧嘩はいつまでたっても平行線ということも多いのですが、

夫は理系の人なため、100の言葉を並べるよりも、
1つの数値で納得するタイプなので、
ものすごくすんなりと、結果を理解してくれて、
私の特性をわかってくれました。

今後は私がうっかりミスや整理整頓ができなかったとしても、
怒るのを控えようと思う、と言ってくれました。

結婚して十何年も、同じことで喧嘩を続けてきたし、
「なぜこんな簡単なことができないんだ」と、
ずっと責められ続けて辛かったので、
もっとはやくこのテストを受ければ良かったなあ、と、
心から思いました。


ところで、IQと言えば、
私は小学校の3年生の時に、
学校で受けた知能テストの結果がその学年で一番良かったと、
母が個人面談の時に先生から聞いていたそうです。

その母の言葉だけで、
他はこれと言ったエビデンスもなく、
私はどうやら頭が良いらしい、とずっと思って生きてきました。

ところが、思春期を過ぎて、反抗期になってきたころから、
衝動的な行動やすべきことの先送り行動などを繰り返し、
自分で自分をコントロールできなくなってしまったので、
全く勉強ができなくなってしまいました。

だから高校生の頃はずっと学年で女子の中の順位でビリ。
偏差値はずっと30台や40台でしたし、
小学校の頃から考えると、たいした大学にも行けませんでした。

そしてまぐれと運の良さで滑り込んだはずの大学でも、
全く勉強はせず、
親のすねをかじりまくり、親から隠れて放蕩の限りを尽くしたため、
順位こそ出ていませんが、これまた学年でビリだったと思われます。
成績も悪いし、出席も足りないし、
卒論のテーマも下ネタ満載の前代未聞な卑猥なものでした。
万年ビリギャルです。

そういうコントロールのできない自分とつきあいながらも、
子どもの頃の自己肯定感とは恐ろしいもので、
自分は頭がいいはずだ、という思い込みはあり続けました。

ネットの無料や有料の安価なIQテストなんかでは、
IQ150とか160とかだったので、
もしかして私はギフテッドと言ってもいいくらいに頭いいんじゃないか、
と思ったりしていたのですが、
今回WAISーⅣのIQテストを実際に受けてみて、
全然そんなことはなくて、
自分はごく平均的なIQであったことがわかりました。

ネットの無料の検査はしょせん無料で信用ならないものでした。

個人的に勘違い甚だしいことが恥ずかしくて
容赦ない結果でしたが、これが現実だよな、となんだかホッとしました。
本当にIQの高い人間が万年ビリギャルなわけないし、
文章とかいろいろ、こんな程度なわけないですものね(苦笑)。
小学生の頃の武勇伝は、
中年になったら幻となりました。

とりあえず、今後は良い部分は伸ばし、
悪い部分はそんなに気にしないようにしつつ、
工夫して過ごしていこうと思います。
できないことばかりに目を向けるのはもうやめようと思います。
現状を知れたので、前向きになりました。

脳のいろいろな苦手も、生まれつきなことなので、
今後変わることはそんなにないと精神科の先生には言われましたが、
それって本当に本当かな?とも思うし、
放っておくと、加齢で衰える一方かなと思うので、
多少は改善できるかな、と
吉濱ツトムさんの著書『ブレイン・マネジメント』も読んでみました。

脳のワーキングメモリーを改善するいろいろな方法が載っていたので、
早速試してみたいと思います。




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