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保育士の卵


 昨年実施された
第56回NHK障害福祉賞第一部門
(障害のある本人の部門)で
最優秀賞を受賞した
竹内智香さんの
「保育士の卵、ワケありにつき
 ~ちょっとそのカラ破ってみない?~」

を読ませていただく機会がありました。

竹内さんは発達障害を抱えながら、
子どもの頃からの夢であった
保育士になるべく
北海道文教大学こども発達学科に
通われていました。
私は、同大学学長の渡部俊弘先生と
親しくしていただいていて、
表敬訪問した際に
作品のことを教えていただきました。


 受賞作は上記のNHKのホームページで
全文が読めるので
ぜひお読みいただきたいと思いますが、
久しぶりに清々しい思いを持ちながら
感動を感じています。

アスペルガー症候群(AS)や
注意欠如・多動症(ADHD)、
それに自分の意図とは無関係に
身体が動いたり声が出たりする
チック障害という
発達障害者だと診断されていることを
作品の中で語っています。

しかし、その特性を逆に活かして
竹内さんだからこそできる
保育を見つけることに
挑戦していきました。
そして、自分の発達障害に向き合い、
特性を知って対処する方法論を
一つひとつ考えていった。
保育士という
夢に向かって進んでいく姿勢には
感動せざるを得ませんでした。

 
(引用開始)

 そして、発達障害は
上手く生かせば良き相棒である。
記憶力と論理的思考力は、ASの特性。
発想力と行動力は、
ADHDの特性と言える。

周囲に助けていただく場面も多いが、
良さを伸ばせば恩返しができる。
自分を責める必要も、
他力本願になる理由もない。
自分の足で確実に立ち、
感謝を行動で示していく姿勢が肝心なのだ。

(引用終了)

 いま、私たち一人ひとりが
竹内さんのこの姿勢を
学ぶ必要性があるのだと思います。
時代は大きく変化していて、
いままでの社会で生きていく上で
大事だった型がどんどん崩れ始めています。

発達障害の方は
型にはまって生きていくのは
苦手だったのかもしれませんが、
いまは誰もが型を外れて
本来の持っている自分らしさに従って
生きていくことが
求められている時代になってきたと
強く感じているからです。
だから、みんなが竹内さんのように
自分の特性を直視して、
自分にとって
何が最も自分らしく生きられるのかを
考えるべき時が来ているのだと思います。


 発達障害を克服して、
発達障害のカウンセラーや
能力開発のコンサルティングを手掛けている
吉濱ツトム先生
初めてお会いした時の別れ際に、
「勝仁さんも間違いない
アスペルガーだと思います。」
と言われたことが忘れられません。

一流大学で教授をしているような人たちも
大なり小なりASの要素を持っていて、
だからこそ
その分野で超一流だと呼ばれるような研究が
できるのだという話を
聞かせてもらったこともあります。

いままでは、
大学の先生や私のような立場にいると
発達障害の要素を活かせる
珍しい事例だったのかもしれませんが、
人間は大なり小なり
何らかの障害を持って生まれているのだと思います。
そして、いままでの型にはめる社会では、
多くの場合
それは困った特性だったのですが、
これからはそれを生かす時代が
やってきたように感じています。


 子どもたちは感性が豊かなので、
大人のウソをすぐに見破ってしまいます。
元、教師であった本物研究所社長の佐野浩一は、
「子どもたちに話すときは本当に緊張する」
とよく話してくれます。
確かに、私はほとんど
子どもたちに対して
話したり書いたりする機会がないので、
その怖さを感じたことはありませんが、
きっとそれは
さぞかし自分と向き合う作業に
なるのだろうなあという感じはしています。

戦争が起こったり、
ウイルスのパンデミックが起こったりという
大変な時代を私たちは生きているのですが、
逆に言うと
自分らしさを生きられる時代というか、
生きざるを得ない時代に
差し掛かっているのかもしれません。


 ちょっと失礼な表現になってしまいますが、
発想力が豊かで行動力にあふれている
渡部学長も
多分にADHDの要素を
持たれているのかもしれませんし、
ボツリヌス菌の研究者としても
超一流の業績をあげておられることを考えると
ASの要素も持たれているような気もします。

いろいろな困難に向き合われても、
それにひるむことなく
いつの間にか解決策を考えだして、
学長としてどんどん面白いことに
挑戦されているからこそ、
竹内さんのような学生を受け入れるだけの度量を
北海道文教大学は
持たれているのかもしれません。


 年齢で言うと大先輩の渡部学長や、
私よりもずいぶんと若い竹内さんに負けることなく、
私は私の特性をしっかり生かして
生きていきたいと思います。

何となく、最近は疲れたなあと
感じることが多かったのですが、
この原稿を書くことで
お二人の真摯な姿勢に感動して
元気になってきました。
私も、そんな影響を
世の中に与えていけるような人間になりたいと思います。




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