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「自然の摂理」に従おう


 関東地方は4月に入ったというのに
季節外れの寒さに震えています。
コロナ禍でもあり、
風邪をひきたくないので
私は厚着で出かけていますが、
若いサラリーマンの人は
コートも着ずに電車に乗っているので
すごいなあと思います。

そう言えば、
私も若い頃は伊達の薄着で
なるべくコートを着ないでいようと
していたことを思い出します。
それに、最近は
下着などでの防寒が
昔に比べれば
簡単にできるようになっているので、
そんなことも
若い人が格好いい姿で
過ごせている要因かもしれません。
どちらにしても、
おじさんは時代についていくのは大変です。 


 私は格好のことを
ほとんど気にしたことがないのですが、
最近はそんな生き方(?)に
逆風が吹いています。
大学生の頃から通っていた床屋さんが、
地上げされて閉店しました。
最盛期には若い人も雇っていましたが、
最後は私よりも少し年輩のご夫婦だけで
切り盛りしていました。

お子さんもいないので、
夫婦二人が老後を暮していくには
十分な立ち退き代も入ったのだろうと思いますので、
基本的にはハッピーなのだろうと思います。

ただ、新しい床屋さんを見つけるのは面倒くさいし、
元来のケチな性格も出て、
ほとんど1,200円の
チェーン店のお世話になっていました。


 ところが、
最近仕事を手伝ってくれるようになった
息子からダメ出しがありました。
別に高級散髪屋に行けとは言わないが、
単価で4,000円ぐらいの店には行った方がいいと
強く勧められました。

また、友人の
株式会社ヒューマンフォーラム会長の
出路雅明さんも、
「勝っちゃんの格好を何とかせんといかん。
黙って俺のいうブランドの服を着ろ」
と言ってくれて
先日京都でブランド店の買い物に付き合ってくれました。
京都で買っても困ると何とか逃げたのですが、
次に東京で会った時に、
出路さんが一番おすすめの
有名ブランドの本店で買うことを
約束させられました。


 出路さんからは
髪の毛を剃ってしまって
毎日自分でケアしたら格好よくなる
というアドバイスをもらったのですが、
正直そんなに面倒なことは
とてもできそうにありません。
何とか服を買うのを逃げ切った後、
一緒に出路さんも初めて入るという
お寿司屋さんに行きました。
腕のいい若い大将だったのですが、
この人ヒューマンフォーラムの会長さんと紹介すると、
高校生の頃はいつも
スピンズで買い物をしていたと話してくれました。


 何が「自然の摂理」か、
は難しいところですが、
時流を考えると
多少は身だしなみを整えることも
大事なことなのかもしれません。

そう言えば、
父は結構おしゃれでした。
父がコンサルタントを始めた頃の
日本の主要産業はアパレル業だったので
必然的にファッションの知識は必須でした。

実は、父の処女作は
1969年に出版された
「繊維業界革命」(ビジネス社)でしたし、
確か3作目は
「ファッション経営戦略」
(1970年、ビジネス社)です。
父は、「自然の摂理」にあったものか、
時流に適応したものでなければ上手くいかないと
よく言っていましたが、
そのバランスを取るのが
一番大事なのだろうと思います。


 父の代表作のひとつに
『「自然の摂理」に従おう』
(1996年、風雲舎)があります。
風雲舎の山平松生社長とは
私も親しくしていただいていて、
最近では例えば、
青木秀夫著
『「バイオサンビーム」で病気が治った』や
新谷直恵著
『落ちる! そこから第二の人生が始まった』等の
名作を出版し続けています。


 『「自然の摂理」に従おう』は、
父が書き下ろしたのでなく
上記の新谷さんが
父の話や講演をお聞きいただき、
それをまとめたものなのです。
あとがきを読むと
本人はそれほど気にいっていたようには
感じられませんが、
30年近く経ったいま読み返しても
ほとんど訂正の必要がない
完全な舩井本になっていると思います。

父の意向で、本の最後に
同年に東京のビッグサイトで行われた
「フナイ・オープン・ワールド」の
父の講演を再現したものが掲載されています。

実は、この時の「オープン・ワールド」が
一番集客できたもので、
収益的にもかなりの利益を出すことができました。


 面白いのは、
翌年に東京フォーラムで開催した
「フナイ・オープン・ワールド」は
収益的には大赤字になり、
最も失敗したものでした。
しかし、多くの人に感銘を与えたのは
この時のものだったようです。
調べてみると
父が亡くなった2014年に
こんな記事を書いています。
多くの人にご来場いただいて
編集者とのいい出会いで代表作になったものも、
事業としては失敗だったかもしれませんが、
多くの人に影響をあたえさせていただいたものも
どちらも大事な「自然の摂理」を
考えさせられたという意味では
貴重なものだったようです。


 調べてみると
父の本も電子書籍の形で
かなり復活してきているようです。
中には、アマゾンの読み放題サービスに加入していると
無料で読めるものもあるようなので、
自宅や会社にある単行本も含めて
毎日少しずつ
読み直していこうと思っています。



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