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僕が地球にやっ て来たワケ 第42回

最近思うこと

ウィークリーレポート( 12/8 更新)

世代交代

世界的にはオミクロン株の流行が心配されていて
不穏な雰囲気も流れていますが、
この原稿を執筆時点では
国内では感染例は海外から入国された方の2例にとどまり、
市中感染は確認されていません。
群馬県の工場で集団感染が報告されていて懸念されていますが、
いまのところはオミクロン株ではないだろうということで、
現状では国内で感染爆発する気配は出ていません。


 そんなことで、
人出も徐々に増えてきていることが感じられます。
私もしばらく行けていなかった出張が
ここに来て固まってくるようになったのか、
新幹線や飛行機に乗る機会が増えています。
満席にまではなっていませんが、
隣に人が座ってくるのはそんなに珍しくないぐらいには
需要が回復しました。

コロナのピークの時は、
新幹線の車両に私一人という時もありましたので、
かなりの回復だと思います。
鉄道会社や飛行機会社からすれば、
まだなんとか利益が出る水準ぐらいだと思いますが、
逆にあまり値引きをしなくてもいいので
売り上げはまだまだでも
利益を上げていく戦略を採っているように感じます。


 そんな流れもあったので
80歳になった母の誕生日のお祝いが
開けていなかったのですが、
母から見たらひ孫までの世代が集まって
熱海の旅館でお祝いの会をさせていただきました。
昔から仲良くしてもらっている旅館で
そこまで高級路線を打ち出しているわけではないからかもしれませんが、
温泉に入りに大浴場に行くと
若い人がたくさん来ていて、
最近若者に人気の熱海だからかもしれませんが、
ここでも人出が増えていることが感じられます。
熱海は新幹線で行けますし、
節約派には東京都内から
熱海行きの普通電車もたくさん出ているので、
そういう意味では
若い人たちの穴場になっているのかもしれません。


 大企業の方はまだ難しいようですが、
私は会食の機会も増えました。
タクシーの運転手さんに聞くと、
まだ週末限定ですが
それでも徐々に夜の町の人出も増えているようです。

熱海では、若い人が多いこともあって
旅館ですべての消費が完結するのではなく
町にも多くの人が繰り出しているようです。
地元の企業の努力でもありますが、
例えば熱海プリンという人気商品もあり、
これを買い求めようとする若い人が
列に並んでいる姿が目立っています。


 私はどちらかというと
伝統的なネコの舌という看板商品がある
こちらのメーカーさんのお店が好きですが、
ホームページを見ても
熱海プリンの勝ちだなと思います。

市役所が率先して観光に力を入れる中で、
若い人が来るような街づくりを進めてきた
成果が出てきたのかなと思います。
幸か不幸か、あまりインバウンドに一生懸命に
対応していなかったことが
いまのところはプラスに働いているような気もします。
若い人が多いので
客単価はそれほど高くないのかもしれませんが、
まずは集客が大事であるという
経営の基本を教えてくれているようにも感じます。


 舩井家は父が生きていた頃から、
家族の付き合いをそれほど大事にすることはないのですが、
年に1回程度
全員集合で集まることを続けてきました。
両親から見て、
昔は孫の代までが集まっていたのですが、
いまはひ孫も4人いるようになり
とても賑やかな時間を過ごさせていただきました。
そんなひ孫の親の
孫たちが走り回って騒いでいた頃を思い出しながら、
世代交代の確実な流れを感じるプチ旅行になりました。


 我が家も残念ながら息子二人は結婚もしていませんが、
仕事を一緒にしている長男の成長著しいのが
とても有り難いことだなと感じています。
私は本質的には負けず嫌いで
何をしても息子に負けないのを自慢していましたが、
そろそろ譲れるところは譲っていくタイミングだなと
感じる事が多くなってきました。
両親から見て子供世代は全員60歳前後のアラカンで
よく考えれば50年前なら隠居している年なのですから
当たり前なのかもしれません。


 ただ、人生50年だったのが、
いまは100歳を普通に目指せる世の中になりました。
過去の2倍生きられることになったので、
還暦を過ぎたあたりから
第二の人生を生きていく
新たな覚悟をする必要があるのだと思います。
子育ても終わり、
現役世代として一生懸命働いて稼ぐ人生は
終わったのかもしれませんが、
今度は世のため人のために尽くしていくことで
生きがいを感じられるような人生の創造ができるし、
しなければならないのかもしれないと思っています。


 稼ぐ仕事は若い世代に譲って、
世のため人のための第2の人生を送る。
そんなステキなおじさんになることを
目指していきたいと思っています。


ウィークリーレポート(12 /15 更新)

サンタラリー

今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)や
日銀の金融政策決定会合が
開かれる予定になっています。
年内最後の市場の方向性を決める会合で
不透明感が高まる世界経済に対応するための
金融政策に注目が集まっています。

特にアメリカでは
インフレ傾向が顕著になってきていて、
予想以上のペースでテーパリング
(金融緩和の縮小)や
利上げが決定することになると
株式相場にはマイナスになるので、
その行方を金融マーケット関係者が
固唾を飲んで見守っている状態です。


 ただ、残念ながら
主に注目を集めているのはFOMCで
日銀の会合は
よほどのサプライズを出せなければ
そのままスルーされるのだと思います。
FOMCの方も、
テーパリングを来年3月までに終え、
その後年央から年末にかけて
2度の利上げをするというところまでは
織り込み済みなので、
この範囲に収まれば
サンタラリーが始まるのではないかという
期待が高まっているようです。


 サンタラリーというのは
特にニューヨークマーケットでよく観られる現象で、
年末から年始にかけての株式相場が
上がる確率が非常に高いというものです。
年末ラリーという言い方もされますが、
大人にもクリスマスプレゼントがもらえるということで
サンタラリーとも呼ばれているそうです。

ここ2年ぐらいは新型コロナウイルスに
振り回されている私たちの暮らしですが、
相場に関しては
比較的高値で推移してきたと言えるのかもしれません。

アメリカの株式相場は
史上最高値水準で取引されていますし、
日本の株式もオミクロン株の出現がなければ
年内に日経平均で
3万円の壁を突破するのかなと思っていましたが、
どうもそれは実現しないで終わりそうな気がします。


 サンタラリーが注目されるもう一つの理由は、
年末年始にサンタラリーがあった年の
相場は上がる傾向があり、
逆の場合は弱含む傾向があるからです。
サンタラリーが確認されるようなら、
アメリカ株はさらなる値上がりが予想されますし、
日経平均も来年の高値は
3万2千円ぐらいになるのではと言われています。

私の周りには
来年こそ金融恐慌が起こるということを
危惧している人もたくさんいますが、
私は、来年は何とか乗り切れるのではないかという
楽観論を持っています。
それを占う意味でも
サンタラリーの有無に注目したいと思っています。


 来年中の利上げの見通しが予想通りなら
円安になることも予想されます。
日米の金利差が意識されるということですが、
同時にアメリカの金融政策がうまくいくということで、
原油価格も上がっていくようです。
こうなれば、日本にとっては
悪いインフレ懸念が出てくることになり、
そうなると日本株だけ下がるのではないかという
懸念も出てくるのかもしれません。
個人的には新型コロナウイルスの騒ぎが、
春から夏にかけて新たに出てくる
可能性があるのではないかと思っています。


 どうせ、出遅れている日本株が上がらなくても
あまり影響はありませんが
エネルギーや食糧など
海外に資金が流出してしまうものの
インフレは日本にとって
楽しいことではありません。
本質的なマクロな視点で見れば
エネルギーや食糧の自給率を上げることが大切ですが、
目先の対処はなかなか難しいので、
それに備えて
会社経営や生活防衛に当たることも
大事なことになると思います。
怒られてしまいそうですが、
短期的な日本の都合だけで言えば、
パンデミックがこれで収束しない方が
プラスになるのかもしれないようです。


 もう一つの株価に対する
大きな要因になりそうなのが、
米中対立の行方です。
安全保障上の観点で見ると
日本は完全に
アメリカ側に付く以外の選択肢はないので、
経済的にも
中国との距離感を徐々にとっていく傾向が
顕著になるのだと思います。
しかし、短期的なことを考えると
こちらもすぐに中国離れができない
企業が多いと思います。
食料とエネルギーの輸入国であるという点で
日本と利害が一致している中国は
人民元高の政策を採っていますが、
いまの時点ではやはり
金融支配力は圧倒的にアメリカの方が強いので、
いつまで中国が我慢できるかというところかもしれません。


 実際にアメリカを筆頭に西側陣営の国が
北京オリンピックの外交的なボイコット政策を
次々に打ち出す中で、
日本は明確な意志表明ができない状態を強いられています。
テレビを見ていてうなずけたのは、
東京オリンピックの成功に
協力してくれた中国との暗黙の了解を
そんなに簡単に破るわけにはいかないという
背景があることです。
欧米の国が選手団の覇権を断るのならともかく、
外交的なボイコットをするぐらいなら
中国政府にとっては痛くもかゆくもありません。
でも、日本の態度には
とても注目しているということです。


 基本的に日本が親米路線を取ることまでは了解済みだが、
実際に尖閣諸島という問題を抱えている日中両国は
二国間の緊張感を高まらないようにする配慮も
求められるのが実情なのかもしれません。

繰り返しになりますが、
何よりも重要な安全保障上の立場は
親米路線で揺るがないなかでの、
日中関係の行方が
相場に影響してくる2022年になるのかもしれません。



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