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日本経済復活の年


 あけましておめでとうございます。
本年もにんげんクラブを
どうぞよろしくお願いいたします。

時代は確実に
女性の時代に向かって進んでいます。
1980年代初頭から始まった新自由主義の流れも、
アメリカのバイデン大統領、
ドイツのショルツ首相、
日本の岸田総理と
どちらかというと左派が主要国のリーダーになり、
成長よりも分配がテーマになりそうな気がしています。
格差がここまで広がってきてしまっては
修正に方向転換するのはいいことだと思いますが、
気になるのはそのやり方です。


 特に日本の場合、
岸田総理は官僚との相性がいいのだと思いますので、
官僚の本能として
増税を指向する流れにどこまで掉させるかが
日本経済復活のポイントになると思います。

女性の時代に向かうのと全く違う方向で
新年のウィクリーレポートをはじめることになりますが、
私はやはり男性的な政治経済のことを
皆さまにお伝えするのが
メインの役割だと感じるようになってきました。
女性性の発揮のために、
もう一度日本を豊かにする責任が
私たちの世代の男性にはあるような気がしますので、
ご容赦いただきたいと思います。


 世界的に見ると
経済は不透明さがますます増していく年になるのは
間違いないと思います。
アメリカは中間選挙で
バイデン大統領の民主党の苦戦が予想されます。
それでも、2024年の民主党の大統領候補は
高齢のバイデン大統領になるのではないかと言われています。
もし、再選を果たせば
二期目の大統領を始めるときには82歳に、
人気を全うする2029年1月には86歳ということになります。
そんなことから、中間選挙に民主党が敗れた段階で
早くも実質的に何もできなくなる
レイムダック状態になるのではないかと言われています。


 中国も不透明さが増しています。
今年の秋に共産党大会が開かれるのですが、
ここで習近平総書記が慣例を破って
3期目の最高権力者に選ばれるのは確実な情勢です。
長期政権を続けるロシアのプーチン政権と同じように、
近視眼的に見ると
中国の強さを高めていく可能性が高いのですが、
曲がりなりにも独裁化を防ぐために
鄧小平が決めた最高権力者は
任期が2期10年で68歳を超えて再任されないという
約束事が破られることになります。
経済や外交政策が順調ならば
文句は出ないと思われていますが、
こちらも新型コロナウイルスの影響や、
コロナ禍で開かなければいけない
北京オリンピックが成功するかどうか等、
不確定要素が高くなってきています。


 一番大事な経済においても、
恒大集団の破綻処理の問題を
上手く乗り切れるかどうかという難しい問題がありますし、
何よりもそれがきっかけに明らかになってきた、
かなり無茶苦茶な
不動産バブルが崩壊するのは確実です。
計画経済なので、
なんとかソフトランディングにできるという意見もありますが、
1990年代の日本の不動産バブルが可愛くなるような
過激な状況だという意見もあるので、
かなりの難問であることは間違いないと思います。

さらに、米中貿易戦争で
日本を含む西側諸国は
経済での中国離れを模索し始めていることも
ボディブローのように効いてくるのだと思います。


 さらにオミクロン株の感染者数が
世界で広がってきているのも気になるところです。
日本でも感染者数が目に見えて増えてきましたが、
欧米や韓国等では
かなり深刻な状況になっています。
年末年始の人出を見ていると
日本でも感染者数が増えてくるのは間違いないと思うので、
緊急事態宣言がまた発出されることや
そこまでいかなくても
自粛ムードが高まってくることも考えられるので、
日本経済にとっても
試練をもう一度迎えることになる可能性もあることは
覚悟しておく方がいいと思います。


 それでも日本経済にとっては
追い風が今年は吹くのではないかと期待しています。
まずここにきて
円安傾向が顕著になってきました。
経済において中国離れを図り、
国内に工場を回帰させるための
プラス材料になることは間違いないと思います。
さらに、
アメリカ株等はかなり高水準になってしまっていますが、
出遅れが見られる日本株の割安感が
はっきりと感じられるようになってきました。
企業業績や工業生産額を伴う株高であれば、
世界の投資家から忘れられた存在になってしまっている
日本株の見直しがあるかもしれません。
経済は雰囲気で決まるところもあり、
株価が上がってくれば
日本経済のムードはかなり良くなっていくと思います。


 もちろん、不確定要素はたくさんあるので、
そんなに簡単に
日本経済が復活できるわけではないと思いますが、
新自由主義で競争が善という環境よりは、
岸田総理のおっしゃる
「新しい資本主義」で、
みんなで一緒に経済発展を目指していくという環境の方が
日本人には合っているような気もします。

期待も込めて日本経済復活の年になると
予想させていただきたいと思います。




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