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新国立劇場


 私は大阪生まれで、
高校を卒業するまで関西に住んでいましたが、
大学生になって以降は東京暮らしをしています。
海外に何年間か住んだ経験がありますので、
18歳以降、
ずっと東京に住んでいるわけではないのですが、
東京の都心暮らしが
ずいぶん長くなったのを感じています。
元来、アウトドア派とは程遠いので、
都会の便利な生活を満喫していますが、
一番東京がいいなあと思うのは、
文化面でとても恵まれていることです。
私はクラシック音楽を聞くのが趣味です。
だから、東京にいると
超一流の演奏会に気楽に行けるのが
本当にありがたいと思います。


 最近、2回続けて
新宿から1駅目の初台にある
新国立劇場に行く機会がありました。
バレエとオペラの演奏会に行ってきたのですが、
どちらもすばらしい内容でした。
特にオペラパレスという大劇場に入ったのは
今回が初めての機会だったのですが、
すばらしい劇場で
東京も世界の大都市に負けない規模の
オペラ劇場があることを誇りに思いました。
私は専門で音楽を学んだわけではないので、
さすがにオペラを観にいく機会はあまりありません。


 30年ぐらい前のことですが、
ニューヨークに住んでいたことがあり、
この時は音楽大学出身の家人と
よく世界でも超一流の
メトロポリタンオペラを観にいきました。
3年ぐらい前に
旅行会社の企画旅行で
メトロポリタンオペラを観に行くツアーに
参加したことがあるのですが、
私以外の参加者は
当たり前ですが
筋金入りのオペラ好きが集まっていました。
とても会話についていけない
情けなさを感じたのですが、
日本人も愛好家がたくさんいるのに
びっくりしました。

20~30年ぐらい前に
国内の日本人歌手が出演しているオペラに行くと
かなり見劣り感を覚えました。
日本のオペラのメッカは
上野にある東京文化会館なのですが、
かなりの年代物のホールで
設備も修繕しながら
工夫はされていることを感じますが、
やっぱり古さは否めません。
しかし、新国立劇場の方は最新の設備で、
今回はコロナ対応で
飲み物のサービスが
テラスに出ないとされていない等
少し不便さはありましたが、
2回延期された上での上演だったようで、
ファンには待望の舞台だったようです。

私も素人ながら
今回の舞台の完成度の高さにびっくりしました。
主役級の男性歌手陣は
外国人歌手が演じていましたが、
家人によると
歌のうまさというよりも
見栄えで
どうしても日本人男性が主役を演じると
違和感があるので、
最近はこのような演出がなされることが
増えているということです。

30年前に
ニューヨークでオペラを観ていた時は、
分からないなりに
事前に日本語の解説書を読んで
勉強してから観にいったものですが、
最近はただ単に筋書きを覚えるよりも
アリア等を楽しめばいいということが
わかるようになりました。

こんな観劇方法を身につけてしまった私は
論外かもしれませんが、
オペラを観に来ている
日本人観客のレベルも
格段に上がっている気がします。
30年前はバブルの真っ盛りで
経済力はいまと比べものにならないぐらい
高い日本でしたが、
文化面では
欧米との格差はかなりあったのだと思いますが、
そちらは少なくとも
かなり埋まってきていることを感じます。

逆に中国を筆頭に
経済力が台頭しているアジア諸国も、
超一流の演奏家ということでは
すごい逸材も輩出するようになってきましたが、
まだまだ総合的な文化力では
日本の方が上回っていることを感じます。

近くの席にテレビにもよく出られる
脳科学者の先生が
お一人で観劇にいらっしゃる姿を
見つけてしまいましたが、
超一流の識者は
超一流の文化を愛されることがよくあります。

慶応の文学部の哲学科を卒業されてから
同大学の美術史学の修士課程を修了されて
外資系のコンサルタント会社で働いておられる
山口周先生のベストセラーに
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
 経営における「アート」と「サイエンス」」
(光文社)
という名著があります。

「アート」を理解できるようになることが、
これからの時代を上手く生きていくための
ポイントになるのかもしれません。
もちろん、クラシックや西洋の名画だけが
文化ではありません。
日本はサブカルチャーのアニメなどでは
世界でも最も進んでいる国ですし、
東京オリンピックに新規採用された
若者のスポーツで
メダルをたくさん取っていること等を考えると、
本当の文化面の強さは
そちらの方なのかもしれません。

自分が興味を持てる分野の、
文化力を上げておくことに
注力していく時代なのかもしれません。
多分、数十年内に
AI(人工知能)やロボットが
いま人間がしていることは
ほとんどやってくれるようになります。
その時に、
人間が取り組む分野は
芸術や哲学になるような気がしてなりません。
私の世代がついて行くのは大変ですが、
好きな文化を楽しんで行きたいと思っています。




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