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政権交代の可能性


 新・舩井メールクラブというかなり高額なメルマガを
父の時代に発信するようになり、
それをいまでも続けさせていただいています。
「なんで舩井さんはそんなに
いろいろなことをご存じなのですか?」
というありがたい質問をいただくことが時々あります。
結論から言うと、
「月刊 ザ・フナイ」
「主幹から」というページと共に、
いいかげんなことを書けない、
真剣な原稿を
父の死後毎月書かせていただいているからです。


 インプットするためには、
アウトプットすることが大切です。
いまは、誰でも簡単に
情報発信できるようになりましたので、
ぜひ挑戦してみていただきたいと思います。
その時に、できれば公的な立場に立ったつもりで、
きちんと調べて裏を取って
責任を持って発信することを心掛けると
情報量は飛躍的に増えていきます。
私の場合は自覚していたわけではないのですが、
父の後を継いで
媒体に責任を持って執筆しなければいけない
という立場にならせていただいたおかげで
情報量が飛躍的に増えていったのです。


 新・舩井メールクラブで
今年の前半の6カ月に渡って
エコノミストの植草一秀先生の
動画配信をお送りさせていただいていました。
植草先生は野村総合研究所の
エコノミストとして活躍されていた
超一流の専門家です。
しかし、小泉純一郎政権や
その象徴的な存在であった
竹中平蔵金融担当大臣に対して
かなり辛辣なコメント
(中には致命的になるような
事実が含まれていました)を
発信し続けていたことが原因で
冤罪に問われて、
評論家としての社会的生命を
抹殺されてしまいました。


 現在は金沢在住で、
会員制で投資情報を送ること等の
活動を続けておられますが、
船井本社関連のメディアは
そのような立場の方の真実の情報を
送り続けることが使命ですので、
時々ご出演を依頼させていただいています。
ちなみに、相場の動きに対する予想は
ほぼ完全に当てておられますので、
マクロな観点で金融マーケットのことを
お知りになりたい方にはお勧めです。


 エコノミストとしての顔と共に
もう一つの植草先生の大きな情報発信が
小泉政権のような
人々を不幸にしていく
新自由主義的な経済学に基づく政治を
否定することです。
具体的には
非自民党政権を作りあげることを
使命に感じておられて、
そのための方法論を
いつも語ってくださっていました。
安倍晋三政権が長期政権になり、
イメージ的には経済が回復してきているので、
いまは保守的な流れが強まっているのですが、
植草先生はまったくぶれることなく、
自民党政治を壊さなければ
日本国民に幸せが来ないことを
発信し続けておられるのです。

実際に、私も2009年の
民主党への政権交代時には、
かなりの興奮を覚えました。
ただ、
日本を背後からコントロールしているアメリカや
その意向に絶対に逆らわない官僚機構などの
既得権益を持っているシステムに
完全にボロボロに叩かれてしまって、
結果的には悲惨な3年間という
演出をされてしまいました。

だから現在の私の本音は植草先生と違って、
自民党中心の政権の方が無難だと思っていますが、
本質的な国民の幸せを追求するためには
政権交代が可能な政治を作っていくことが
大切だということには同意します。
そして、安倍長期政権の綻びが
かなり明確に見えるようになってきて
今月末の総選挙は
かなり政権交代の可能性が
高いものになっています。
逆に言うとこのチャンスを逃してしまうと、
政権交代を実現するのは、
余程のことがない限り
難しくなるという状況なのだと思います。


日本の選挙はアメリカと違って
かなり事前に情勢が予測できるようです。
選挙専門のコンサルタントの先生と
父の頃からのお付き合いをいただいていますが、
事前に誰が勝つかを
かなり正確に予測できることを教えていただきました。

普通は投票日の1週間ぐらい前、
どんなに接戦でも投票率が分かれば、
投票締め切りの時点で
誰が勝つかをほぼ正確に当てられるので、
あれほど早く当選確実を報じられるという
からくりになっているようです。

菅前総理が総裁選挙への不出馬を決められたのは、
このままでは実際に
政権交代が起こってしまう可能性が極めて高いことが、
それらの情勢分析で明らかになったからです。
そして、総裁選挙を戦いぬいて
岸田政権になったいまの時点では、
逆に余程のことがない限り
自民党が負けることはあり得ない情勢のようです。

ただ、最近は急に風が変わる事例もあります。
4年前の前回の総選挙の時は、
小池百合子都知事が立ち上げた希望の党が
野党勢力の大半を飲みこんで
勝利する流れになりましたが、
小池党首がリベラル候補を
「排除する」という発言をしたことで
世論の反発を招いて急失速しました。

また、今年7月に投開票が行われた
東京都議会選挙では
当初は自民党が大勝する予想でしたが、
菅政権のコロナ禍に対する対応への不満等から
自民党は第一党には返り咲いたものの、
公明党と合わせても過半数を取れない
辛勝に終わりました。
これが、菅前政権の
つまずきの始まりになったと言われています。

総選挙の投票日まで、
まだ2週間以上ありますので、
果たして今回の選挙で
そのような風が起きるかどうか
注目していきたいと思います。




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