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戦争の臭い


 私は1992年~93年にかけて
アメリカに住んでいました。
日本の銀行の
ニューヨーク支店の研修生として
1年滞在し、
その後はワシントンの弁護士事務所で
働いていました。
弁護士事務所だったのですが、
私に弁護士資格があるわけでもなく
勉強していたわけでもないのですが、
どちらかというと
弁護士業務というよりは
ロビイスト業務が主な事務所だったので
席をおくことが許されました。


 ロビイストとは
アメリカでは合法的に
認められているのですが、
企業や業界の利益を
政治に反映させるために
政治家や官僚に対して
働きかけを行う人々のことで、
これがアメリカの政治が
お金のある人たちの
思い通りになりやすい
大きな原因だと言われています。

私のいた事務所のボスは
共和党系のロビイストの大物で、
日本企業や業界団体からも
多くの依頼を受けていたので、
私が働く余地がありました。

ただ、英語が完璧に
ビジネスレベルで
話せたわけではないので、
どちらかというと
こちらも研修生のような仕事だった
と言ってもいいと思います。


 仕事と英語の勉強を兼ねて
日曜日の朝は
必ず政治討論番組を見ていました。
日本でも子どもの頃
「時事放談」という番組が
TBS系列でやっていて
細川隆元先生という
政治評論家が司会をしており、
父がよく見ていたのを思い出します。

もちろん、アメリカが元祖で
それを日本のテレビ局が
真似たのだと思いますが、
同じような感じで
時事問題を
共和党系の人と民主党系の人が
出演していて
ディベート(討論)していました。


 映画なども
英語の勉強で見ていましたが、
正直に言うと
とても難しくて
ほとんど理解できていませんでした。
でも、ニュースや政治討論番組は
一定の知識があれば
雰囲気で理解できます。
無理をして
ニューヨークタイムズやワシントンポスト、
それにウォールストリートジャーナル等の新聞や
タイムやニューズウィークなどの
週刊誌にも目を通していたので、
何を議論しているのかは
理解できていましたので、
比較的ついて行き易かったのを
思い出します。


 ただ、文字媒体とはちがって
討論番組では
時々かなり本音が出てくるので、
それを聞いているのが
とても面白いのです。
私の英語力の問題で
間違っているかもしれませんが、
もっとも印象に残っているのは、
アメリカはもう
地上戦に兵士を送り込むことは
不可能になったという話しが
でてきたことでした。

当時はクリントン政権が
始まったばかりの頃で、
民主党政権でした。
私のボスも、
もし共和党の大統領であれば
政権のポストを取れたのは間違いないと
言われた人だったので
鬱々とした心情を
吐露してくれたこともあります。


 だから、とてもリベラルな雰囲気が
漂っていたこともあるのですが、
地上戦に兵士を送れなくなったのは、
お母さんたちが
二度と自分たちの子どもの血を
戦場に流すことは耐えられない
という世論を形成してしまったのが
理由だというのです。

もちろん、空爆をして
相手の市民を巻き添えにするのは
何の問題もないという
勝手な議論なのですが、
核兵器でも撃ち込んで相手を殲滅しない限り、
地上部隊を送り込んで現地を制圧しなければ
戦争では勝てません。
つまり、アメリカは
20世紀的な意味での戦争は
二度とできないという
議論がなされていたのです。


 話はいきなり飛躍しますが、
この状態を何とかするために
共和党のブッシュJr.政権になった途端に
2001年に911事件を起こし、
その怒りの力で
地上戦にアメリカ兵を投入できるようになり、
それ以降、皆さまがご存じの通り
アメリカは世界で不毛な戦争を
続けられるようになりました。

しかし、トランプ大統領の出現で
その任期の4年間は
大きな戦争をアメリカは起こしませんでした。
それを憂えていた人たちは
バイデン政権になった途端に
戦争の臭いを醸しだし始めたように感じています。


 それも、いままでは
中東やアフガニスタン、パキスタンなどの
イスラム諸国が戦争の
メインターゲットだったのが、
今度はどうも
東アジアで戦争が起きそうな雰囲気が
漂ってきています。
すなわち、日本が巻き込まれる確率が
非常に高いということになります。

逆に言うと、
ギリギリでもいいので
この事態を回避する方法のひとつは
日本の世論、それも女性の世論が、
理屈ではなくて
何があっても戦争は嫌だ、
自分たちの子どもや孫が
兵士になるのは耐えられない
という心の叫び声を、
世間に対して
実際に大きな声にしていくことに
なるのではないかと確信します。


 私も含めて
理屈で考える男性に
議論というか行く末を任せていると
2023年から数年間の間に
戦争になる確率が極めて高いと思います。

理由は、来年のアメリカの
中間選挙で大混乱が起こり、
それをきっかけに
米中の対立が台湾問題で表面化してきて、
少なくとも1962年のケネディ大統領と
フルシチョフ第一書記
(ソ連の当時の最高権力者)の
間で起こったキューバ危機
(核戦争寸前まで事態は進んだ)
ぐらいの緊張感にはなりますが、
それを実際の熱い戦争にしないことが
大切だと思います。


 にんげんクラブの皆さまが
鍵を握っていると言えると思いますし、
父はこのために
にんげんクラブを作っておいたのかもしれません。

ぜひ、叫び声をあげる勇気を
持っていただきたいと思います。



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