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半世紀


 残念ながら、
新型コロナウイルスの
感染拡大のペースは
収まりそうにもありません。

ちょっと期待していたのは、
冬のシーズンが終わって
温かくなって
紫外線が強くなってきたら
通常のインフルエンザウイルスは
活動が終息に向かうので、
今ごろは格段に
感染数が少なくなっているだろう
ということでした。
ただ、変異ウイルスの影響なのか、
緊急事態宣言が解除されて
しばらくしてから
感染者数が大幅に増加傾向になって
目論見が外れてしまいました。


 ちょうど1年前は、
ステイホームということで
会社にも行かずに
在宅勤務をしていました。
正直に言うと、
原稿を書くことは家でもできましたが、
それ以外の私の仕事の大半は
人と会う事なので、
家にいて余った時間を
どう過ごそうか困ったものです。

積読になっている本を
多少は読みましたが、
やっぱり仕事というのは
締め切りがあってこそやる気になるもので、
原稿を書くために
必要に迫られたときのような
読書量にはなりませんでした。
もったいなかったと思いますが、
本当は今も、
あのような自粛生活をしなければ
変異ウイルスの感染拡大は
防げないのかもしれません。


 ただ、変異ウイルスのために
1年前のような自粛をして乗り切っても、
ウイルスはまた変異していきます。
ワクチンを打つのがいいのかどうかは
各自が考えてもらわなければいけませんが、
何らかの形で
新型コロナウイルスに対する
集団免疫を獲得しない限り、
この騒動は収まらないのは
確かなように感じます。

医療が発達していなかった昔は、
逆説的に感染を拡大させて
自然淘汰の方法論で
集団免疫を獲得したという話しを
聞いたことがあります。
ただ、いまは
死ぬべき人が死んでいくのは
仕方がないというやり方は、
社会的に不可能だと思いますので、
やっぱりワクチンしか
方法論はないのかなと思います。


 プライベートな面で
大きく変わったのは、
コンサートに行かなくなったことです。
東京はお金も時間もある
団塊世代が多くいることから、
コロナ前は
世界一のクラシック音楽の
マーケットになっていたという話しを
よく耳にしました。
海外の超一流の
オーケストラやオペラの
来日公演を気軽に楽しめていたのですが、
いまは海外のオーケストラが来ることは
実質的に不可能になりました。

だから、日本人指揮者が
国内のオーケストラを指揮するコンサートが
感染防止策をきちんと取りながら
コンサートも開かれるように
なってきているようです。


 また、NHKなどでも
最近のコンサートの
コンテンツが不足しているので
往年の巨匠が指揮した名演奏の
アーカイブを放送してくれるようになりました。
私は家ではBGMとして聞くぐらいの愛好家なので
その良さはよく分かりませんが、
音楽大学出身の妻は
感動して聞いているようです。

先日、私が大好きな
マーラーという作曲家の曲を
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニーが演奏する
約50年前のアーカイブを
録画してくれたものを
じっくり見る機会がありました。


 いまではマーラーは一番人気の演目で
NHK交響楽団の演奏会などでも
マーラーをやると満席になると
いわれるぐらいですが、
1960年代にバーンスタインが
積極的に常任指揮者だった
ニューヨークフィルで
取り上げるようになるまでは
ほとんど陽の目を見ることがない作曲家だった
という話しをきいたことがあります。

私のクラシック好きは
高校生のころの受験勉強のBGMとして、
当時でも古かった
そんなレコードが
大阪の大きなレコード店で
格安な値段で売っていたのを見つけて
何度も聞くようになって、
それにはまったことが原因です。


 大学に入って東京に出てきて、
はじめてコンサートホールで
マーラーの演奏会に行き、
そのあまりにも壮大なスケールにびっくりして
本格的なファンになりました。
大編成のオーケストラで演奏するマーラーは
ステレオで聞いても
その迫力が楽しめないので、
生演奏に行くと
びっくりしてしまったのです。

一度、コンサートを体験すると
テレビやCDで聞いても、
生の感覚を思い出しながら聞けるので
いいのですが、
高校生の時は
何も分からずに聞いていたことになります。


 今回、歴史的な名演奏を見て感じたのは、
現代のオーケストラに比べて
当時の世界最高峰のウィーンフィルでも
演奏が格段に上手くないことでした。
マーラーは
管楽器が演奏の主役を務めることが多いのですが、
現代の演奏になれた耳には
とても聞いていられないぐらい
音を外しているのです。
それを見ていて、
バーンスタインは
オーケストラの技術を上げるために
マーラーを再評価して
取り上げるようになったのかな
ということを感じました。


 クラシックの世界は
ほとんど進歩していないように感じますが、
いまは日本の交響楽団の演奏会でも
こんな下手な管楽器は絶対に聞けません。
やっぱり半世紀の年月は
すごい隔たりがあることがよく分かりました。

こんなことも、
コロナ禍がはじめて気が付かせてくれたことで、
やっぱり必要必然ベストで
コロナの意味をしっかり感じながら
ウイズコロナの時代を
生き抜いていきたいものだと改めて思っています。



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