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30年ぶりの高値


 今週に入って日経平均株価が
30年半ぶりに3万円台の大台に達しました。
2月16日の終値で30,467円75銭です。
30年半前というと1990年で
前年の大納会(1年の最後の取引)で
38,915円87銭の高値を付けてから
あっという間に下がっていったのですが、
その時の暴落過程に付けた価格なので、
実質的にはバブル崩壊後の高値を
更新していると考えていいと思います。

バブルの頃のようにタクシーがつかまらなくて、
1万円札を振りかざしながら
停まってもらったという状況とは
正反対のコロナ禍での達成に
違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。


 ただ、コロナ前はもしかしたら
東京限定かもしれませんが、
かなり景気はよかったという感覚があります。
夕方や朝の通勤時には
なかなか空車のタクシーを見つけるのは
難しくなっていました。
若いビジネスパーソンは、
スマホのアプリを利用して呼べるので
別に困らなかったという話しもありますが、
運転手さんに聞いても
確かに景気は良かったですと
おっしゃる方が多いようです。

また、ザ・フナイの巻頭インタビューで
銀座の高級クラブのママの
インタビューをさせていただいたのですが、
2019年は今までで
銀座で一番シャンパンが売れた年だったと
酒屋さんが言っているという話しも
教えてくれました。


 景気が良い時は
実体経済の設備投資にお金が回るので
株価は逆に上がらなくなったのかもしれません。
いまは設備投資を控えなければいけなくなったのに、
実は儲かっている会社はたくさんありますし、
政府や銀行が積極的に
資金を市中に回す政策を採っていることで
実体経済にお金が多く供給されるようになりました。
それが株式などの金融マーケットに
回ってきているのだと思います。

また、トランプ前大統領からの政権移行で
大混乱が予想されていたのが、
思ったよりもスムーズにいったのも
大きな要因かもしれません。

新型コロナウイルスへのワクチン接種が
いよいよ日本でも始まりました。
副反応への心配や、
もう少しディープな陰謀論的な面での
心配をされる方も多いと思いますが、
一般的にいって、
これによってある程度の集団免疫ができれば
先行きへの不安はかなり少なくなると思います。

先進国ばかりにワクチンがいきわたるという
不公平感等問題はたくさんありますが、
とにかく新型コロナウイルスに対して
始めて人間側が打てる手ができたことに対する
心強さもあるのかもしれません。


 株価が3万円台を付けたことは
私自身も感慨深く感じています。
お金の面で私の師匠である
故・竹田和平さんは
財政赤字の問題を解決する目途が立つ
という条件が揃えば、
一度3万円を付けて
次は4万円で最高値を更新し、
それから10万円までいってもおかしくない
という話しをしてくれていたことを思い出します。

これほど財政赤字を積み重ねているのに、
それが実は問題にならずに
実体経済のインフレが起こっていないこと等を考えると、
和平さんの言っていた条件が
揃ってきたのかもしれないなと感じています。


 ただ心配なのは、
資産インフレが始まりだしたことです。
これだけインバウンド業界が
壊滅的な状態にあるのに
不動産価格も下がっていません。
さすがに家賃がなかなか上げられないので
価格が株価のように上がっては行きませんが、
それでもコロナ前は
不動産投資に対する利回りが
徐々に下がっていました。

利回りが下がるという事は
価格が上がっているという事なので、
ちょっとバブル状態かもしれないと
私は感じ始めています。
株や不動産だけ上がってくると
それらの資産を持っていない人の嫉妬が心配です。


 実際に30年前のバブル崩壊は、
不動産価格が高騰し過ぎて
サラリーマンはどんなにがんばっても
家も買えないという声に応えて
不動産融資を実質的に禁止したことから始まりました。
当時は妥当な政策だと思われましたが、
いまから考えると
トレンドを変えた大きな変節点を
作り出してしまったのは間違いありません。
当時の日本企業の強さは
不動産価格の高さによって作り出されたものでした。
それを壊してしまったのですから
日本経済がガタガタになってしまったのは
当然の結果でした。


 経営者から見ると、
絶対に成功する方程式が
逆回転したのだから
たまりません。
ルールの一方的な変更で、
多くの優秀な経営者が
ほとんどつぶれされていって、
その責任を取らされたのです。
格差を何とかする政策は大事ですが、
強さの本質を壊してしまうような政策を
今度は採って欲しくないなと思います。

アメリカに民主党政権ができたので、
リベラルな政策が採用される可能性が
高くなっていることが少し心配です。
いまの景気の良さは
実は株価等の金融商品の高騰に支えられています。
これを壊してしまう根本的な政策を採らないで、
格差を解消する施策を
考えていただきたいものだと思います。

残念ながら実体経済と金融経済を比べると
いまは確実に後者の割合が増えていっています。
前者だけで景気を良くすることは
不可能と言っても言い過ぎではありません。
そんな本質を理解しながら、
マイルドなあるべき姿への
変革の道を考えていかなければいけないと
思っています。




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