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こんにちは。寒い日が続きますが、元気にお過ごしでしょうか。
私は毎日たけちゃんとあまり変わり映えのない日々を過ごしています。
家で子守りをしている時には、ついつい、楽だからとテレビやネットを見せて過ごす時間も多いのですが、
楽だからとテレビやネットに逃げるのは、一番脳の働きがいい時期に、
子どもの将来にとんでもない弊害をもたらしているかもしれない・・・、と思わなくもない今日このごろです。
私が小さかった頃と比べても、
現代は、楽できるもの、簡単なもので、便利で面白いものがたくさん溢れています。
それらは本当に助かる良いものではありますが、楽で簡単だからとそちらに逃げていては、
後になって後悔するかもしれない・・・・と思うことが、ふとあります。
たとえば、幼稚園で使うお弁当をいれる袋や、うわばき袋、スモックなど、ネットでちょっとクリックすると、
翌日には安くて品質の良いものが家に届きます。
たぶん裁縫の苦手な私が作るよりもはるかに品質の良いものが届くと思います。
これはこれで、本当に便利ですごいことです。
ただ、極端なもしもの話ですが、
もしも私が明日死んでしまったとすると、
息子が大人になった頃には、ほとんど私のことをおぼえていないことでしょう。
夫もきっと忙しいから、日中は保育園に行って、
保育園から帰ったら、テレビやネットに夢中になって、
それらを見て時間を過ごすことでしょう。
そんな時、なにげない普段使いのもので、手作りのものを私が作っていたら、
お母さんのことはおぼえていないけれど、
昔自分のためにこれを作ってくれたんだなあ、と思い出すかもしれない。
それはお金では買えないかけがえのないものにひょっとするとなるかもしれない。
と、なぜだかちょっと思いました。
日々の積み重ねでなにげない習慣で培ったことしか、
息子のために遺せるものはたぶんありません。
明日死ぬからと、突然高尚な話を息子にしたところで息子が理解できるはずもなく、
私もきっとそんなにたいした話もできないことでしょう。
そしてたぶん死ぬ時には、明日死ぬとか、来年死ぬとか、
ほとんどの場合はわかりませんから、
何事もやり残したままの途中で、いろいろと後悔するのだろうと思います。
コロナウイルスが出てくる前から、
本当はみんな、いつ死ぬのかわからないものですよね。
と、なぜだか、
たけちゃんのスモックづくりの続きをせねば・・・と考える中で、
(先日作りましたが、洗い替えがもう2枚くらい必要なのです。)
唐突にそんなことを感じて、
日々のことをもっときちんと心をこめてやっていこうと思いました。
自粛期間で誰にも会えなくても、
たいした成果のあることではなくても、
心をこめて行ったことは、きっと祈りになるし、
きっと見ていてくれる人がいる。
そう信じて、日々を過ごしていきたいと思います。