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僕が地球にやっ て来たワケ 第25回

最近思うこと

新型コロナウイルスに世界中が振り回されている2020年も、
はや半分以上過ぎました。
引き続き、第二波襲来も予見される中、このWithコロナの状況の中で、
いかに自分の立ち位置、在り方を見出していくかが
問われる時期になりました。
正解はありませんが、不安におののきネガティブに下を向いていても、
時間は過ぎていくだけです。

何度もお伝えしていますが、コロナ前に状況が戻ることはもうありません。
それならピンチをチャンスに活かし、顔をしっかり上げて
挑戦意欲を燃やして前進したいものです。

テレビに溢れる、恐怖を煽るような足元を揺らす情報には、
もう「歯牙にも掛けない」くらいのスタンスでいることが必要です。
本当に自分に必要な知識を見極めて知見をしっかり蓄えていきたいものです。

自粛明けから、書籍、雑誌では今後の世の中の動きを予測する
タイトルのものが激増しました。
すべてを追うのは難しいのですが、何冊かを直感で選び読んでいます。

トヨタの未来

例えば、鈴木貴博著
日本経済 予言の書 2020年代、不安な未来の読み解き方」(PHP研究所)で、
「これから10年でトヨタが潰れているかもしれない」という
衝撃のテーマが取り上げられていました。
かなりインパクトと読み応えのある1冊でした。

著者の鈴木氏はボストンコンサルティング出身の経営コンサルタントです。
未来予測と経営戦略を専門とし、ウェブメディアで100万PVを超える
連載を持つ人気の書き手です。
鈴木さんは、「トヨタを主とする日本の自動車メーカーは
2035年頃にはだいたいだめになって、
グーグル傘下の自動運転車開発企業である、ウェイモのように
多くの人が名前を聞いたこともないような企業が
自動車業界を支配するようになる」と予言します。

その最も大きな理由は自動車産業にこれから起きる変化です。
現在、日本国内には8000万台もの自動車が登録されていますが、
2035年にこれらの自動車すべてがネットにつながることで
新しい価値を生み出したとしたら、
自動車産業のメインビジネスは自動車製造ではなく、
その新しい価値にシフトしないといけません。

そこでコストをかけないでソフトウェア開発をしている
先進のIT会社が、これから台頭してくるというのが
鈴木さんの主張です。
その予想通りに進んでいくなら、日本の将来は
かなり暗いと言わざるを得ません。

皆さんにもこういった説得力のある未来予測をしっかりと
頭に入れていただき、イメージを膨らませていただきたいのです。


Withコロナの消費行動

話は変わりますが、7月の頭に3カ所に久しぶりに出張しました。
1つ目は北海道です。
札幌の街に昼夜出掛けましたが、私は元コンサルタントの
血が疼き、世の中の消費行動をつい観察してしまいます。
私の見たところ、街中に人はたくさん出ていましたが、
買い物袋を持っている人がほとんどいませんでした。
遊びには外出してくるけれど、消費には繋がっていないように
見受けられました。
夜のススキノも東京の夜の三密に負けず劣らずの賑わいでしたが、
果たしてどのくらいの人がお金を落としているのでしょうか。

続いて大阪です。
日本一長いアーケード商店街である天神橋筋商店街に行きました。
全長2・6キロメートルのモールには600店の
お店が立ち並んでいます。
くだけた言い方ですが、いかにもお金儲けが好きそうな
あくの強い大阪顔のおじさん、おばさんがたくさん歩いていて、
この時期にその風景はむしろ心が癒されます。

空き時間があったので全国チェーンのカフェで
原稿を書いていたら、窓の外に異様な人だかりのある店が見え、
外に出て確かめました。
軒先で我先に人々が奪い合うように買っていくものは
「290円弁当」でした。
好奇心に任せて弁当を1つ手に取ってみましたが、
大手の持ち帰り弁当屋なら、その倍程度の値段がする惣菜が
普通に詰められていまして驚きました。
都心だと、夜の半額シールでも貼られていないと
この値段はないと思いました。

安すぎるカレー

そこで3つ目の旅、鹿児島です。
赤塚高仁さんがご一緒でしたので、せっかくならと
知覧まで足を延ばしました。
昼食は、特攻隊の母として慕われたことで有名な鳥濱トメさんの
食堂「富屋食堂」の玉子丼を食べたいと思っていました。
ちなみにこの玉子丼は靖国神社のお食事処靖國八千代食堂でも
再現メニューとして存在するのですが、
一度知覧ででもと思っていたら、富屋食堂はちょうど定休日でした。

すぐそばの風情のある古民家カフェでランチをすることにしました。
見るからに店主の思いの詰まった空間で、カレーランチを注文しました。
最初に野菜を使った味噌汁が出されました。
赤塚さんと「カレーと一緒に味噌汁を摂るとお互いの味を
壊してしまうというから、先に出すということは
こだわりの一品なんだろうね」と言い合いながら、
いただくとしっかりと野菜の旨味が出ていて、
野菜をこだわって吟味していることがよくわかります。
カレーもきちんと時間をかけて仕込んだ自家製であることは
間違いなく、食後のドリンクも付いていて、
さておいくらと勘定を見たら、1人1200円でした。

値段への値ごろ感覚は本当に個人差があると思いますが、
人生、数え切れないほどのさまざまな食事をして、
これだけ手をかけたメニューを出すのに最低1500円は
値付けをしてもいいだろうと心から思いました。
しかし、観光地とはいえ地方でカレー1つにそんな金額をつけたら、
お客が来ないという迷いから、ギリギリの妥協プライスとして
1200円としているのだろうと予想をしました。

多分、私のこの読みは当たっていることでしょう。
デフレがこれだけ長く続いたら飲食店の店主は
値段を上げられないのでしょう。

私は天神橋筋商店街の290円のお弁当は企業努力で
原価を削っているもので適正価格だと思います。
しっかりといいものを提供しているカフェの値段は
本来それとはまったく違う価値観があるということを
ご理解いただきたいと思います。

経済社会における適正価格

過去、商売をしている人から
「値上げって、どのタイミングでするのがベターなんでしょうね」
という質問を受けたことが何回もありますが、
コンサルタントとしての答えは、
「値上げしても客足を減らさないでお客さんの心をつかみ続ける
コツは、値上げ価格の3倍以上の価値を付加すること」
という明確な1点に尽きます。

正直、ものすごく難しいことだから、売る側は最初から
値付けに工夫して、できるだけ安売りせず、適正価格に
見合った価値を頭から湯気が出るほど考えないといけません。

この度、コロナのせいで買い上げてくれる人や会社がいなくなって
廃棄処分の危機に直面し、びっくりするくらいの値段で次々に
投げ売りされる高級食材のサイトが人気を呼びました。
消費者にとっては、ありがたい機会だったでしょうが、
私が見かけたこの件に関する、アメリカ在住の方のコメントが
忘れられません。
「割安で買われたら、支援にならない。
なんなら倍額で買って上げるくらいが、
大変なときの消費者の正しい行動のあり方でしょう」。

正論です。
本質的に、自覚を持って経済を回していくということは
そういうことなのだと思います。

真の存在価値とは最初の自動車の話に戻ります。
昔、超一流大学卒で大手自動車会社でロケットエンジンの
研究をしていた人が、船井総研に転職してきたことがありました。
父が会長のころに話を聞いて感銘を受け、
「舩井会長と一緒に世の中を良くしていきたい」と
転職してこられたそうです。
その方の話で印象的だったのは、当時、大衆車が1台売れても
メーカーには、10万円以下の利益しか出ないということでした。
2百万円近くする大衆車の利益はそんなものだと聞いて驚きましたが、
何よりも自動車市場でのシェアを取ることが最優先事項だったと
聞いて納得しました。
前述の書にあったトヨタのライバルになるであろう新興企業の
今後の躍進を考えると、販売台数やシェアの考え方に
しがみついているのはもう古いと言えそうです。

トヨタといえば、世界における日本の存在価値のアイコンの1つです。
企業にも世の中の流れを敏感に察知し、大胆にシフトチェンジの歩を
進めるスタンスが、コロナ前より、もっとより求められています。
私たち1人1人も、個の価値にしっかりと向き合い、
これから歩みを進める未来に、適正スタンスを見出していきたいものです。




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