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ジョーカー


 せっかくの4連休でしたが、コロナの感染拡大を受けて活動を自粛され、
ステイホームで過ごされた方も多かったのではないでしょうか。

 私自身はあまり気にすることなく、4連休中にも2本の講演をさせて
いただきました。村松祐羽さんとの性に関するセミナーと赤塚高仁さん
との聖書塾です。聖書塾では赤塚さんがイスラエルにいるときのように
Wi-Fiをつなげるためにルーターになるのが私の役割なのですが、前日の
祐羽さんとの性の話がまだ強く残っていたので、その話をさせていた
だきました。

 女と男は、例えば脳の構造やホルモンの分泌等を分析してみると、
実はまったく違うように作られています。それをお互いに知らないために
必要でない夫婦喧嘩がどれほど無駄に繰り返されてきたのかを考えると、
できればこのセミナーを30年前にやりたかったと思いました。でも、
人生に無駄はないのですから、その30年間に実地に感情のぶつかり合いを
したことによって達している境地もあるのだと、前向きにとらえていき
たいと思います。

 ただ、このレポートを読んでいただいている皆さまには、無駄なことを
繰り返さないためにも、まずは比較的簡単に読める本、例えば橘玲著
女と男 なぜわかりあえないのか』(文春新書)あたりを読んでいただ
ければと思います。そして、そのことによって男性社会が続く中で封じ
込められてきた女性性が、男性と同じことができるようになるという意味
ではなく、本来の意味で開花するようになると、世の中の進歩、進化は
格段に然るべき方向に向かい始めるのではないかと思っています。

 とはいえ、女性が男性の真似をせざるを得なかったことにも意味は
あって、1990年ぐらいまでは一流の科学者の大半は男性でした。だから、
女性は男性の小型版かはっきり書いてしまえば、少し劣ったものという
認識だったのです。

 でも、女性科学者が脳科学や医学、それに進化生物学などの分野で
活躍するようになってきて、例えばダーウィンが唱えた進化論の中で、
自然選択説はすっと受け入れられたのですが、もう一つの根幹をなす
性選択説は女性蔑視の風潮の中ではほとんど受け入れられませんでした。

 簡単に言うと、鳥類の進化の研究などをしていると、メスが性選択の
主導権を握っており、その結果、鳥類の97%では男性器が消失するよう
に進化しています。つまり性選択説を研究してしまうと、自然界では
メスが優位であることが分かってしまうので封印されてきたのですが、
それがいまドンドン表に出てきているのです。これは、リスクを取って
男性社会に飛び込んでくれた女性科学者たちの成果と言えるのだと思い
ます。

 大事な何かを感じとることに優れている女性性的な能力に長けている
赤塚さんは、私の話に影響されてか、聖書の中に出てくる例えば、
アダムとイブの話に隠れている性的な本当の話をしてくれました。
とてもおもしろい内容ですし、こんな話は二度としないとおっしゃって
いたので、ぜひDVDになったらお買い求めいただいて観ていただければ
と思います。


 そのような深く濃い講演会以外の連休中は、家にいて専ら原稿を書いて
過ごしました。私の場合、講演や原稿を書くためにいろいろ調べることで
世の中の流れが分かってくるのですが、いまの世の中の流れは理解が
深まってくるとあまり楽しい気分になれるものではありません。
少なくとも、いまのところ日本においてはコロナ禍の健康や命に関する
部分ではあまり心配することはないと思いますが、これからの世界情勢を
考えると悲観的にならざるを得ないように感じる事が増えています。

 そのせいか、実は最近あまりよく眠れなくなってきました。それなのに、
ケーブルテレビで放映されていた昨年のヒット映画「ジョーカー」
録画しておいてもらったものを原稿を書き終えてホッとした月曜日の夜に
観てしまいました。いまでは隔世の感がありますが、日本は飛ぶ鳥を
落とす勢いであり、その逆にアメリカの景気がとても悪くなっていた
1980年代初頭のニューヨークが暗に舞台として設定されています。
バットマンの最強の敵ジョーカーが生まれてくる序章のような映画なの
ですが、ダークな迫力満点のすばらしい出来でした。

 でも、観終わってから心配になったのは、ますます眠れなくなること。
軽くメールをチェックしたり本田健さんのユーチューブを倍速
(若い友人から教えてもらいましたが、早送りで見た方が確実に理解が
深まります)でチェックするなどしてから布団に入ったのですが、
不思議なことにあっという間に眠ってしまいました。健さんが癒して
くれたのかもしれませんが、内容としてはかなりシビアなものだった
ので、おそらくジョーカーの刺激がかえって深い睡眠を誘ったのだと
思います。


 とても敏感な感性を持たれていて最近あまり眠れないという方には、
責任は持てませんが、ホラー映画を観るといったある意味ショック療法を
受けた方がいいのかもしれません。少なくとも、結構単純にできている
私にとってはいい解決方法だったと思います。

 「ジョーカー」はとても評判が高く、実はロードショーの時に映画館の
予約までしたのですが、急な仕事が入って断念した経緯があります。
そういう意味では質の高い怖い映画がおすすめだと思います。




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