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本物とは


 外出自粛期間中は、高齢の母にウイルスを持っていくことになっては
困ると思って、熱海の実家というか舩井幸雄記念館にしばらく出かけま
せんでした。ちょうど都道府県をまたいでの外出自粛が解除された翌日に、
舩井幸雄記念館の4周年記念映画上映会兼講演会が開催されたので、
それで久しぶりに熱海に出かけ、短い間でもう一度先週末に熱海に行く
機会がありました。

 外出自粛が解除された当初は熱海にも人手が戻ってきていましたが、
東京の感染者数がまた増えてきたからなのか、それとも雨が降っていた
からなのか、この週末は静かな熱海でした。ただ、ありがたいことに
舩井幸雄記念館には何組かのお客様がご来館くださり、私もいろいろ
お話しさせていただいたりして、未だに父のことを慕ってくださって
いる方がこんなにいらっしゃることをしみじみありがたく思いました。

 私は金曜日に2組のお客様をご案内して、土曜日は熱海の副島隆彦
先生
『ザ・フナイ』の巻頭対談をさせていただくために午前中に
熱海のご自宅を訪問することになっていたので、熱海の旅館に泊まら
せていただきました。お客様との会食が終わって22時前にチェック
インをしていると後ろから「舩井さん」と声をかけられました。

 10年近く前によくお会いしていた若い友人で、私ははじめて泊まった
その旅館をほとんど自宅のように使っているらしく平均月に20泊近く
しているということで、先方からすると私の方が彼の自宅に飛び込んで
きたような感覚だったようです。せっかくなので、部屋で軽く缶酎ハイ
でも飲みながら話をしようということになって、昔話に花が咲きました。
とても頭がいい友人で話していても飽きないので、あっという間に
時間が過ぎていきました。

 話題の中心は彼の専門分野についてだったのですが、私がその業界の
ことを結構学んでいた10年前とは明らかに様相が変わってきている
ことを教えてくれました。年配の感覚ではついていけないぐらい若い
力が台頭してきていて、熱海の旅館を自宅代わりにつかってしまうよう
な変わった感覚が要求されるようになったようです。ほとんど彼の話を
聞いていたのですが、少しだけ私が会食をご一緒させていただいた
VIPのことを話した時に、「その人は本当にすごい本物の人なんだ」、
と話すと、友人はすかさず、「本物ってどういうことなんですか」と
いう鋭い突っ込みを入れてきました。

 私は父の影響もあり気楽に「本物」という言葉を使います。父は
本物商品の定義のようなことも話していますが、この話題では本物
商品について話していたわけではないので、本物の人というのには
あてはまらないと思います。何しろ頭がいい友人なので、いい加減な
ことでは許してくれないような気がして、本気になって考えました。
そして、出てきた答えは、「本物の人は嘘をつかない」ということ
でした。

 他人に嘘をつかないのは比較的簡単にできますが、難しいのは自分に
嘘をつかないというか自分をごまかさない、そして見たくない部分も
含めて自分をしっかり俯瞰して観察することです。それができている
人が本物の人だと思います。これには、彼も納得してくれたようです。
彼の業界はある意味、ルールが明確になっていて嘘が通用しない世界
でもあるので、理解してくれたのだと思います。

 私がまだとてもこの域には到達していないのはもちろんのこと、
他人に平気で嘘をついている人は論外ですが、自分に嘘をつかずに
生きている人はまだそれほど多くないのではないでしょうか。
本物の人になるということが私なりに明らかになったのはとても
嬉しいことで、新しい目標ができました。最近、講演させていただく
機会が多くなっている次元論でより高次元に行くには、本物の人に
なればいいのだということが分かりました。そして、そのためには
感情に振り回されている生き方をしているとしんどくなるので、
感情解放をやっぱりやらないといけないなと改めて感じました。

 世間や社会に対して絶対に嘘をつかないことをモットーにしている
副島先生は自分にも大変厳しい人で、本物の人であることは間違い
ありません。そう考えると父が超プロと言って大切にしてきた人には
本物の人が多かったということがよく分かります。嘘も方便という
言葉がありますが、確かに3次元世界で上手く生きていくためには
必要なことだったようにも思います。ただ、これからは本物にならな
ければ次元上昇についていけなくなるように感じています。

 インタビューさせていただいた内容は11月のアメリカの大統領選挙に
ついて。その直前に発売になる号に掲載させていただく予定です。
4年前のトランプ大統領の誕生を見事に予言した副島先生の意見を
改めてじっくり聞かせていただきました。副島先生しか論じていない
驚愕の事実もうかがうことができ、身震いするほどの感動を覚えました。
父が残してくれた、本物の先生たちの話を聞かせていただけることの
ありがたさをしみじみ感じています。本物の人に多く触れることも
自分が本物になるための有効な手段だと思います。
ぜひ、副島先生の著書をお読みいただき、
その本物性にふれていただければと思います。



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