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にんげんクラブ2.0


 にんげんクラブの新しい動きを考える上で、先週書いたとおり
9次元社会がどうなるかということがキーワードになってくると
感じています。

 父の代表作でもある『エゴからエヴァへ』(PHP)で唱えていた、
エヴァ社会のあり方が9次元社会だと思うからですが、具体的にマネー、
情報、エネルギーという分野で考えればイメージ化できるというのが、
周藤丞治さんが『いざ高次元世界へ 精神文明の夜明けに』
(きれい・ねっと)
で提案されていることです。

 先週の続きで、その中でエネルギーがどうなっていくかを考えた時に、
やはり原子力技術をどう使いこなせるようになるかがポイントになると
思います。

2005年の本ですが、中島彰著『全核兵器消滅計画』(講談社)という
衝撃的な本があります。アメリカがマンハッタン計画で原爆を開発した
時に一番難しかったのは、原爆が兵器としての巨大な殺傷力を持つ前に
不完全爆発(未熟爆発)してしまうことをどう防ぐかという点だった
そうです。逆に言うと、人為的に不完全爆発をさせることができれば、
核兵器を無力化できるという考えが浮かびますが、これが少なくとも
理論物理学的には可能だということは、科学者の中でコンセンサスを
得られているのだそうです。

 いまの原子力発電所は、核分裂でできるエネルギーでタービンを
回して起こる力で磁石を回して発電するのですが、9次元的な発想に
なれば、3次元のエネルギーである電磁気力をわざわざ使うことは
ナンセンスだとも考えられるので、原子力そのものをどう電気に
変換するかという発想になってくるのだと思います。

 服部 禎男著『遺言~私が見た原子力と放射能の真実』(かざひの文庫)
という2017年に出版された本があります。服部先生にお会いしたことは
ありませんが、2011年の福島の原発事故の時に原子力についていろいろ
調べている過程で超小型原子炉という安全な原子力発電の方法を提案
している先生のご存在を知りました。本書から引用させていただきます。

 
(引用開始)

炉心が直径1メートル以下の超小型原子炉であれば、仮に事故が起こり
炉心の温度が上がっても、その分密度が下がるために、中性子が原子核に
ぶつからずに、炉心の外へ飛び出していくため、核分裂の連鎖反応は
自然と止まるということです。これは本質的に安全 な原子力発電の
仕組みです。

(引用終了)

 この技術が5次元や9次元の発想に基づいたものかどうかは分かりま
せんが、服部先生が上記の仕組みに気がついたのは1958年のこと、
つまり50年以上も前のことなのです。原子力を全面的に否定するよりも、
いまの原発とはまったく発想の違う叡智を追求するのは悪い事ではない
のではないでしょうか。

 そして、最後に取り上げた情報というものもAI(人工知能)や
ビッグデータ等の言葉が現代社会を象徴する言葉になっているように、
とても大事なものであることに否を唱える人は少数派だと思います。
最新の技術で情報を集めて使いこなすのは便利な世界ではありますが、
先人が命がけで獲得してきた民主主義の基本であるプライバシーを
守る権利や言論の自由等が損なわれてしまうデメリットがあることも
また、広く認識されるようになってきました。

 突き詰めて考えていくと、いまの私たちの社会のディフォルト
(標準)である資本主義と民主主義の矛盾を真正面から訴える技術に
成り得る可能性を持っていて、これを次元論からどう考えるかも大事な
ポイントになることは間違いありません。この辺りのことを考えていく
には、私がずっと本質的なところを見ることを避けてきた、
スピリチュアルなことにもっと目を向けていかなければならないという
事実に向き合おうという気持ちがようやく、徐々にではありますが
高まってきています。

 9次元が当たり前の社会が徐々に実現していくと、当然の帰結として
資本主義や民主主義といういまの政治のシステムでは対応できない問題が
増えていくのだろうと思います。いまの私の知識では、それに対応できる
新しい仕組みがどんなものになるのかはとても想像できませんが、それを
皆さまと一緒に考えるのが、にんげんクラブ2.0の方向性になることが、
漠然とではありますが見えてきているように感じています。

 直感力の優れた女性の中には、すでに経営等でこの動きを先取りして
いる人もいるようですが、彼女たちは自身の直感はもちろん、それ以上の
高次の情報を使いこなしているように感じます。私のような年輩の男性は、
理論理屈がないと理解も納得もできないので、本年はそんな理論理屈を
周藤さんのような科学者の力を借りながら、しっかり考察していきたいと
思っています。

あらためまして、本年もにんげんクラブをどうぞよろしくお願いいたします。



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