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僕が地球にやって来たワケ 第11回

ジェンダーニュートラル

先日、六本木の「ベンジャミンステーキハウス」というお店で会食を
しました。NYで3本の指に入る「クールな高級ステーキ店」の日本
初上陸で、メディアでも度々話題になっています。サービスは一流で、
提供される最高級ランク熟成肉のブランドは確かなものですが、実は
私がこのお店を選んだ理由はなんと「トイレを見てみたかったから」
でした。

NYでは2018年1月1日から、共有スペースのないトイレはすべて
「ジェンダーニュートラル(性別不問)」になっているという記事を
読まれた方もいらっしゃると思いますが、前述のお店では、この
トイレを採用しています。

そのような法案が通ったのは、トランスジェンダー(体と心の性が
一致しない人)が多くなり、男性用、女性用と区別されたトイレの
ドアの前で、どちらに入ろうか立ち止まってしまう悩みを解決する
ためです。法案可決から、まだ1年ちょっとしか経っていませんが、
NYでの普及はとても早く、クラブからロックフェスティバルの会場
まですでに浸透しているようです。

念願のトイレ見学は、食事後に足を踏み入れてみましたが、確かに
入り口に男女別の表示がありませんでした。個室は間隔がものすごく
ゆったりと取られ、プライバシーは十全に守られ、このような形式に
慣れていない女性が入ってきても、まず隣室の様子が気になるという
ことはなさそうです。洗面所のスペースも、異性のお客さんと顔を
合わせてギョッとするようなことがない動線が最大限工夫されていま
した。ここは高級店なので、配慮されたしつらえができますが、
向こうの簡素な野外のライブ会場では、ジェンダーフリーでない
人たちにはまだまだ抵抗があるのではないか、と手を洗いながら
想いを馳せました。しかし、生を受けた皆が幸せになるいいことの
実現に向けて、たとえトライ&エラーを積み重ねたとして、社会は
一歩一歩果敢に足を前に進めていかないといけないのではないかな、
とそんなことも考えました。


偽善と陰徳

いいこと、といえば、最近繰り返し考えることがあります。自分は
これだけ良いことをしたのだ、これだけ社会に貢献したのだという
ことをことさらアピールすることを一切せず、密やかに徳を積む
ことを「陰徳(いんとく)」と呼びます。日本ではタイガーマスク
運動のようなアクションをことさら美談に捉える節がありますが、
西洋でも「貧しい病気がちなおばあさんの家の前に、早朝花が
知らずに置かれていて心を和ませた」のような、昔から繰り返し
伝えられてきたエピソードは枚挙にいとまがありません。それに
対して、いいことを思いっきりやる、それをつまびらかにして
行動していると、「偽善」と呼ぶ人もいます。オープンにいいこと
をすると、恩着せがましく、傲慢な感じがするのでしょうか。私は、
「陰徳」も否定しませんが、いわゆる「偽善」とされる行為も決して
後ろめたくないのではないか、と考えるのです。なぜそんなことを
思いついたかというと、令和時代に突入し、私の生きてきた昭和、
平成を振り返ったからなのです。私は時代を振り返るとき、まず
お金の仕組み、経済社会の変遷で考えます。昭和から平成初期に
かけて、経営者の90%以上の頭の中は間違いなく「資金繰り」の
ことでいっぱいでした。

毎月、従業員に滞りなく給料を払うため、得意先に支払いをショート
させないために、地獄のような切羽詰まった気持ちで、会社の存続を
ひたすら延命するために奮闘を越えた死闘の日々を送っていました。
そして、いかに儲けるか、会社を大きくするかに血道を上げる経営者
たち。私の知り合いの超大手企業の財務部長は『ナニワ金融道』が
愛読書で、新入社員が入ってくるたびに全巻読むことを必須として
いました。まさに『ナニワ金融道』の物語の中と同様の、切った
張ったの世界が、日本の社会で繰り広げられてきました。しかし
平成半ばからは、過酷な資本主義は少しずつ、なりを潜め、金融の
時代に移行してきたような実感があります。ただただ「金」
「金を持っているから偉いんじゃ!」の価値観の時代から変容して、
神様が欲まみれの世の中を少しずつ浄化して、随分と綺麗にして
くれたような流れを感じるのです。

すぐに実行できそうな「偽善」

何よりグンと資金調達の方法が多種多様になりました。特筆すべき
ものに、クラウドファンディングがあります。これは、志を持った
人が掲げた目標額が、面識のない人の善意の総意によって達成されて
いくといった新しい形です。お金を提供した人は、募集側の提示した
特典を何かしら受けられる仕組みです。資金の提供を受けた側のみ
ならず、提供した側も幸せになれるものがたくさん出てきたと思い
ます。あっという間に大人気になったふるさと納税は、地方活性化
コンテンツに欠かせないものになりましたが、納税する側は返礼品の
受け取りだけでなく、控除を受けられて、各家庭は家計の足しにも
なります。その流れを受けて、昔からある寄付に際しても、趣旨に
共感して......という肩の力が抜けたスタンスの若い人も多く、心理的
ハードルが下がっているような気がします。世界の地雷問題に取り
組む鬼丸昌也さんのテラ・ルネッサンスさん、大住力さんの難病の
子どもたちを救う公益社団法人には、長年私もささやかながら協力
させていただいていますが、自分自身振り返っても、特に大上段に
構えた気持ちもなく、お二方を純粋に好きで応援したいという
想いが本当のところです。町内会の赤十字募金、コンビニのお釣り
の小銭をレジ横の募金箱に入れる、そんな行為も、昔より気負わず
やっている方も多いのではないかと思います。

これからの生きる術

芸人の西野亮廣さんが繰り返しおっしゃっている「お金持ちより
信用持ちになれば、どんな時代も大げさに言えば一文無しになっても
暮らしていける」という言葉は、滑稽に見えても、これからの信用経済の
本質をついていると思います。「つぶしのきく職業につきなさい」という
先人からの呪縛から、今こそ自分を解き放ち、これからの人は思い切って
突っ張ってもいい、思い切り引きこもっていい、自分がやりたいこと、
気持ちの良いことを徹底的に極めればいい時代だと思います。

最近、お母様から子育てについて助言を求められることが多いのですが、
お子さんがやりたいことをとことん飽きるまでやらせて、潜在的には
5次元の世界に生きられるようになれば、その子の本来の使命や役割に
自然と到達するのではないかということを必ずお話しします。

ちなみに5次元とは、自分の呪縛や遺伝子レベルで植えつけられた
葛藤をすべて手放せて、望みや願いが叶いやすい次元です。
忘れてはいけないことは、温かく見守って、存在的を丸ごと認め、
決して見放さないこと。その距離感だけあれば、父・舩井幸雄の
よく使っていたキーワード「生成発展」のスパイラルにうまく乗る
のではないかと思います。もし人生の中で、のっぴきらない生活
困窮に直面したら、自分を責めたり恥じたりせずに、セーフティ
ネットのような民間の団体を気軽に利用して、また自分の経済が
盛り返したら、まだ見ぬ誰かを応援するようなスタンスもあり
なのかと思います。

新元号にフィットした生き方

未来を担う子どもたちは、軽やかに生きてほしいものですが、私たち
大人はそうは言ってもなかなか手放せないものに、心も体も縛り付け
られています。よく精神世界でカルマを取るためには、手かざしという
手法を取ります。怒られるのを承知で言いますが、手かざしくらいで、
そうそうカルマは抜けません。でも、カルマが手かざしで抜けますよと
近づいてくる人の「偽善」も認めるくらいで、新たな次元が開いてくる
ような気がします。

最初に書いた経営者の欲望を謳歌してでき上がった資本主義から、
辛い行を積まなくてもいい時代にシフトしているのは確かなようです。
その流れでいくといずれカルマがなくなる時代になっていくでしょう。
なので、これからの人の波動はどんどん安定してくるので、そこに
乗っかって、私たち大人は自分の内面のカルマはあればあったでいい、
カルマがあるから人間、そのカルマを楽しむくらいの人生の方が
むしろ自然に美しく生きられる気がします。

以前なら考えられなかった前述の「ジェンダーニュートラル」に、
世界も当たり前のように歩を進めている今この時代です。
マインドもニュートラルを心がけ、「偽善」も「陰徳」もごった煮で、
まさに「持ちつ持たれつ」の概念をより緩やかにしていくと令和の時代に、
よりフィットした生き方になるのでは、と新元号スタートの月に考えました。




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