« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »
こんにちは。
先日から、シルバー人材センターの方にお願いして、
週に2回、2時間ほどたけちゃんを自宅でお世話してもらうことになりました。
仕事の時間がどうしても夜中になってしまって、
睡眠不足が続いて疲れていたので、お願いすることにしました。
人に頼ることは駄目なことだと思っていたけれど、
24時間、ずっと育児から頭は離れられないので、
なんだか息苦しくなっていました。
まだ通っていただいて3回目ですが、
ものすごく助かっています。
新しい風が我が家に吹いてきたような、気持ちです。
なんだかひさしぶりに、呼吸ができたように思いました。
たけちゃんも、母以外の人に遊んでもらうと新鮮で楽しいようで、
母も子もどちらも息抜きになっています。
人に頼る勇気が持てて、本当に良かったと思います。
ところで、先日はまたしても、子どもに虐待をする悲しいニュースがありました。
今回も児童相談所や警察に何度も通報が来ていたにもかかわらず、
悲しい結果となってしまったので、
どうして気がついてあげられなかったのかな、
となんとも残念、無念な気持ちになります。
こんなに小さくてかわいい存在に虐待をするなんて、
人間のすることじゃない、と思うけれど、
はじめは子どもがかわいかったお母さんも、時間をかけて、
だんだんと疲れて、おかしくなっていったのかもしれません。
ニュースの報道でも、このお母さんは昔から人の手を借りるのが苦手だった、とありました。
立場や環境が変わっていたら、明日は我が身かもしれない・・・・
ということってけっこうあります。
今回の事件は、日常的に虐待をしていたようなので、今のところ全く共感できませんが、
少し前に三つ子のお母さんがまわりの協力が得られなくて、
ほぼ一人で育児をしていた際に、
あまりにも睡眠不足が続いて、泣いているわが子に発作的に手をかけてしまったニュースがありました。
このニュースを見た時は、
もちろん殺人は絶対にいけないことだけれど、
お母さんはどれほど睡眠不足でどれほど過酷な状況でどれほど孤独で大変だっただろう、
自分が同じ立場でも同じことをしてしまったかもしれない・・・
と、思いました。
そうなる前に、何らかの手をうつことができなかったのか、
とも思いますが、事前に手をうつこともできないほどに忙しくて、
疲れていたのだろうと思うのです。
たった一人の子育てをしているだけの私でも、
大変だなと思うことはしょっちゅうだし、
本当に疲れていて倒れそうだなと自覚するまで、
人の手を借りることはいけないことだと思っていました。
そもそも人の手を借りる際にも、
まずは市の子育てセンターなどに登録に行かなければいけなかったりします。
一人で三人の赤ちゃんを連れて登録に行くのは、
元気な人でも物理的に不可能に近いので、
育児で疲れているお母さんが三人を連れて重い腰をあげるのは、
かなり大変なことで、考えただけであきらめてしまったのだろうと思います。
このお母さんは、自分から人に頼ることも大切だったけれど、
この場合は、行政や家族、親戚、地域の人たちなど、
もっともっとまわりの人たちも、おせっかいなくらいに、
手を差し伸べる手助けが必要だったかと思います。
赤ちゃんのご冥福をお祈りすると共に、
どんなお母さんも子育てのしやすい環境が、少しずつ整備されていきますよう願っています。
私も、今まで人の手を借りることに罪悪感がありましたが、
もう少し柔軟に人に頼っていきたいと思います。
そういう経験をすることで、
いつか誰かの人助けができるようになるのかもしれません。