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自我を確立する


 『いざ高次元世界へ 精神文明の夜明けに』(きれい・ねっと)
書いた物理学者の周藤丞冶さんと、定期的に対話を続けています。

高次元.jpg

 彼は理論物理学者で、最先端の理論物理学である超弦理論
(一般向けには「超ひも理論」という言い方もします)では、
次元のデフォルト(標準)は9次元か10次元であり、
それが対称性の破れなどを起こして
5次元や3次元に次元を下げてきているという考え方をします。


 4次元や、6、7、8次元を考えないのは、超弦理論で計算すると
それらの次元は生まれてもすぐに消えてしまう次元であり、
大きさも本当に小さな世界になるので考えなくてもいいからです。

一般的にスピリチュアルな知識がある人が言うところの
3次元、4次元、5次元の関係が
3次元、5次元、9次元に対応していると思っても、
それほど間違ってはいない気がします。


この辺りの次元論の基本事項については『いざ高次元世界へ』に
分かりやすく書かれていますので、よかったらぜひお読みください。

 私が講演などでよくお話をするのは、物理的に考えると
「見る人」と「見られるもの」が必ず存在するということです。
物理では、見る人のことを「認識」と言い、
見られるもののことを「世界」と言います。

量子力学的に考えると誰かが認識しなければ、
世界は出現しないのです。

そして、世界が3次元の時の認識は3次元であり、
世界が5次元になるためには認識を2次元にして、
世界が9次元になるためには認識を1次元にすればいいと
考えればいいという話を周藤さんは教えてくれています。

 認識が3次元の状態を私たちにも分かるように表現すると、
自他を何かで比べている状態です。
どちらの方がお金を持っているとか、学歴が高いとか、名門であるとか、
まあ言ってしまえば、どうでもいいことで自分と他人を比べている状態です。

これを2次元認識にするには比べるのをやめればいいのです。
自分がいて、他人がいる、これをただありのまま認められるようになると
2次元認識になっています。


 簡単なことのようですが、比べないというのは実はとても難しいことで、
これができているのは臨死体験をしたことがある人や、
死んだ方がましだという厳しい状況に追い込まれたことがある人が
多いようです。


体験者に話を聞くと、本当に追い込まれた体験をすると
色がなくなっていくそうです。
まったく白黒の世界を体験して、
ふと気がつくと心の底から「助けてくれ!」という、
振り絞るような声が自然と出てきて、
この開き直りとも言える「助けてくれ!」を言えると
物事が急に好転していくというのです。

 昭和の時代は、ここまで追い込まれた人だけが5次元世界、
つまり思ったことが何でもすぐに実現する世界を体験できたのですが、
令和のいまは、そんな体験なしに5次元を生きている人の数も
ドンドン多くなってきているように感じます。


実は5次元世界を生きるポイントは自我の確立です。
日本人が苦手な分野で、しっかりと自己主張ができて
何よりもリーダーとして責任を真っ先に引き受ける覚悟が
できていることが大事です。

ちょっとイメージには合いませんが、
昭和の時代は中小企業の経営者で
全人格をフル動員して経営に当たらざるを得なかった人は
自我が確立していたと言えるのではないでしょうか。

 では認識を1次元にするというのはどういうことかというと、
自他の区別がつかなくなることです。

すばらしいことだと思われる方もいらっしゃると思いますが、
自分の子どもと道ばたの石コロの区別がつかなくなる、
いまの世の中ではまだちょっと危ない世界です。


スピリチュアル用語でいうとワンネスの状態ですが、
周藤さんに言わせるとワンネスは定義があいまいなので、
科学者はその言葉を使えないのだそうです。
その代わり、自我を超えた自己を確立するという感覚で
表現すればいいのかもしれないという話で合意しています。

 スピリチュアル的に言うと、私たちの中には神さまがいます。
その神さまの存在をしっかり意識して、自我を超えて存在するのが
自己という概念です。
自我はいい意味でのエゴの追求によって確立していくものですが、
自己は利他の精神を涵養(かんよう)しなければ
できあがっていきません。


自分は世界や自然を作っている一部であって、
他人や自然を傷つけるということは
自分の身体を傷つけるのと同じことだという認識まで至らなければ、
その境地には達することができないのです。

 このように、自己の確立は一足飛びにはいかないので、
まずは徹底的にエゴを使いながら
自我の確立をするところから始めなければいけないようです。

西洋近代社会は自我の確立と共に発展してきました。

私たちもまずは徹底的に自我、
つまり自分の使命や天命が何なのかを知ることから
はじめていけばいいのだと思っています。


そして、自我と自己を自由自在に行き来できるようになると、
本当に神が存在している10次元以上の
高次元へのアクセスの道が見えてくるのです。




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