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先日、車で遠出をする機会があったので、楽園ライフ社の小原正年さん
からいただいた「川田薫博士DVDスペシャルバージョン」を観ながら
(聴きながら)ドライブを楽しませていただきました。小原さんの自信作
で何と総時間は10時間46分44秒。さすがに、そこまで長時間のドライブ
ではなかったので、ほんのさわりだけを聞かせていただいた感じですが、
大きな気付きをいただきました。
川田博士は有機物の化合に成功したり、魂の重さを測ったり、それから
最近では常温超伝導に実験段階では成功したりと多くの業績を上げている
理学博士です。大企業で研究者として働いていたのに、管理職になれとい
うオファーがポリシーにあわずに退職。そこから、いまでは多くの人に
愛用されている川田ミネラルの商品化に成功するまでの苦労話や、在野で
多くの研究に取り組まれる中で身につけていった、目に見えない世界への
深い洞察が得られた過程などを改めて聞かせていただきました。
特に印象に残ったのは、トラウマを解消する方法として、「ありがとう、
ごめんなさい」を1日1万回唱えて、それを100日間続けて計100万回唱える
という手法をお話しされていたことです。大阪で研究を進めている時に、
あることに対して本気で怒りを覚え、男性の怒りは前立腺を痛めるので
前立腺癌になったこと。それを自覚して上記の100万回の修業を続けて
いると途中で血尿が出て、癌が完治したことを実感できたこと等を教え
てくださっています。
実は、もう5、6年前のことだと思いますが、川田先生に大阪でお会い
した時に100万回の修業を勧められて、私もやり始めたことがあります。
ちゃんと唱えると1万回言い終わるのに、大体2時間30分ぐらいかかります。
辛かったのは、もちろん昼間に唱えるわけにはいかないので、夜帰って
から挑戦することになるのですが、実質的にお酒が飲めなくなってしまう
ことでした。それでもかなりの期間頑張ったのですが、結局半分ぐらいの
所で挫折をしてしまったことを思い出しました。
トラウマのお話が心に残ったのには理由があって、先日、にんげん
クラブの巻頭言のインタビューを受けていた時に、最近考えているトラ
ウマの話をさせていただいたところだったのです。
私は、昭和の時代に経営者たちが、お金が絶対的に足りないという
厳しい時代の中で、常に回収を第一に考えてくる金融業界の人々
(大は銀行から小は街場の怪しげな金融会社まで)に対応するために、
つまりは生き残りのために自身の欲望というアンテナを駆使して資本
主義社会を乗り切ってきたことを高く評価しています。彼らは3次元の
世界の中で欲望にまみれて生きてきたのですが、それが結果として社会
を豊かにする大きな原動力になったと思うからです。
いまは、優れた経営者レベルで言うとお金は余るようになってきました。
また、にんげんクラブに関わってくださるような方は、多くの方がその
ような切った張ったの世界には最初から無縁の方が多いのだと思います。
だから、そんな地獄のような状態を感じている方はいらっしゃらない
だろうと思うのですが、その代わり何かいいことをしなければいけない
という強迫観念のようなものを感じている方が多いのではないかと思って
いたりします。
良いことをする時は陰徳がベターです。たとえば寄付をするにしても、
「何万円を寄付しました」と名前や金額を見せびらかすような寄付の仕方
は昭和の時代の3次元の世界の社会貢献で、ちょっと格好が悪いと感じる
方が多くなっているのではないでしょうか。
ただ、最近感じるのは、それをあまり気にし過ぎるとかえって良いこと
がやりにくくなくなるのではないかということです。それならいっそ偽善
でもいいので、良いことを躊躇なくドンドンしていったらいいと思います。
なぜなら、私たちは厳しい騙し合いや競争の3次元の世界から、思いが
すぐに実現する共創の5次元の世界に、まだ生き始めたばかりの所にいると
思っているからです。
最初からこの世界を完璧に生きようとしても難しいので、まずは良い
ことを思いついたら、何でもいいのですぐに実行した方がいいと思います。
トラウマが残っている状態では、5次元ではストレートに良いことがやり
にくいのですが、トラウマを残しながらでもぎくしゃくしながらでもいい
ので、やっぱり善だと感じたことをみんなが積極的にやっていく方が、
欲望で世の中を動かしてきた経営者たちの頑張りが豊かな社会を作った
ように、いつの間にか、より良い社会を実現する道を作っていくのだと
思うのです。
そんなことに思いを巡らせていた夜というか明け方に、強烈な夢を見て
しまいました。あらためて詳細を思い出すだけでもしんどいぐらいの
リアルな夢だったのですが、その中で、私がとても怒っているのです。
最近は大分マイルドになってきて怒らなくなったなと自慢げに思っていた
のですが、私は本当はかなり短気で怒りっぽい性格をしています。
川田先生のDVDを見ることで、根っこに残っている強烈なトラウマの
存在に気がついてしまったようです。
自分は起き上がるのもしんどくなるぐらい疲れ果ててしまうような夢で
したが、まあ夢の中だったので誰にも迷惑をかけなかったからよかったと
思っています。周りの人たちに「偽善でもいいですよ」と勧めるのはあり
だと思いますが、それが分かっているのに自分も偽善をやろうとするのは
間違っているのでしょうね。私も怒りのトラウマをちゃんと解消して、
前立腺を痛めずにトイレに行く回数を少なくするのをとりあえずの目標に
してみたいと思います。