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僕が地球にやって来たワケ 第5回

日本のスピリチュアリティの始まり
   
2018年の秋に、岡野弘幹さんという音楽プロデューサーであり、世界の
民族楽器を多彩に演奏する世界的なミュージシャンに連れられて天河神社
に行って来ました。父がとても好きな神社で以前から気になっていました。
公共交通機関で行くには、近鉄南大阪線という大阪阿部野橋駅から出る
ローカルな電車で行きます。鉄道の線路の幅は3つあって、その一番狭い
ものを狭軌と言いますが、大阪阿部野橋駅から奈良の橿原(かしはら)
神宮前が南大阪線の終点でそこから吉野駅を結ぶ近鉄吉野線は、ともに
日本の標準軌よりも狭い狭軌です。

それだけローカルなのですが、2両編成の特急で大阪阿部野橋駅から1時
間くらいで天河(てんかわ)大辨財天社(正式名)の最寄り駅下市口
(しもいちぐち)に着いて、そこからは1日に2、3本しか出ていない
バスで1時間ぐらいかかりますので、簡単に行けない場所にあります。
来られる人を神社が選択しているようにも考えられるので、私は岡野
さんのおかげで、ようやくご参拝させていただく許可をいただけたの
かもしれません。

そこは役行者(えんのぎょうじゃ)が作ったところだと言われています。
役行者と日本で傑出した霊能力を持っていた弘法大師空海の路線が、
日本のスピリチュアル界を作ったのではないかと思っています。

天河神社のすぐ隣に、最初に南朝が開かれた場所という所があるのですが、
後醍醐天皇が南北朝の対立で逃げて南朝を開いた所が広義で言えば天川
(地名は天川です)を含む吉野です。天川とか吉野というのは、五木
寛之さんが言っている山の民「山窩(さんか)」が、後醍醐天皇や南朝を
守った場所ではないかと感じました。

日本のスピリチュアリティっていうのは彼らの文化のことじゃないかと
思います。山の民の背景にあることは、五木さんの本でよく分かるので
興味がある方は読んでいただければと思います。私はその分野は不勉強
ですが、少なくとも後醍醐天皇や足利幕府によって南北朝が統一される
までの南朝が彼らに守られて来た歴史の流れみたいなリアリティは強く
感じました。後醍醐天皇の建武(けんむ)の新政に最も貢献した楠木
正成の本拠地である河内(かわち)は父と私が生まれた所で、私たちは
近鉄南大阪線の沿線で生まれました。出身である松原市内のお寺の
ご住職が父の親友で若い頃に父と一緒に訪ねたことがあります。

面白いことにその辺りは、浄土宗と浄土真宗が村ごとに交互に配置されて
いるのです。豊臣秀吉に対してシンパシーが強い大阪近郊で民意が結集
して反徳川の一揆などが起こらないように配慮されたものなのかもしれ
ないと思いました。うちの村は浄土真宗なのですが、そのご住職は隣村の
浄土宗でした。

大和川を越えてすぐの、大阪市の隣の市で、今でこそベッドタウンに
なっているけれど、私が生まれた頃はまだ舩井家も含めて兼業農家が主体
の村でした。父と訪ねた今から30年ぐらい前でもご住職が毎週のように
檀家を巡って仏教の話をするお逮たい夜や参まいりという風習がまだ
残っているという話をしてくださったのが妙に印象に残っています。

天河神社は、弁財天ですから弁天様、お金の神さまです。村中愛さんは
鎌倉の銭洗弁財天が良いと言います。お金持ちになりたい人はそこまで
行かなくても、地元にある弁財天に行くといいと思います。必ず池が
あって、水のエネルギーがお金のエネルギーになっているのです。
だから大雨になったら金持ちになるから喜ぶべきなのです。

父の社葬のときは大雪になったのですが、台湾に社葬に参列していただ
いたお礼のご挨拶にお伺いしたらおめでとうと言われました。あんなに
大雪が降ったらこれから舩井家は絶対に金持ちになるというのです。
実際に雨とか雪が降るのは吉兆だと中国の人は思っているみたいです。

確かにそうで水にご縁を持つとお金持ちになると思います。
鉄道の話に戻ると、世界的には狭い日本の標準軌という、線路の幅を
改良して広くした広軌で建設されたのが東海道新幹線です。新幹線構想と
いうのは戦前からあって、弾丸列車構想として下関と釜山(ブサン)の
間にトンネルを通して、東京から満州まで通そうという壮大なものでした
が、東海道新幹線として1964年(昭和39年)に実現しました。

面白いのは、新幹線を造ったお金は、世界銀行の融資だったのです。
世界銀行は貧しい国しか相手にしないから、当時の日本は貧しかったの
です。
新幹線を含めて日本は世銀から31プロジェクト計8億6000万ドル強の
融資を受けて返済が完了したのは、1990年のことでした。

これが世銀の歴史の中でも一番成功した融資の一つだと言われています。
日本のことですからもちろんきちんと約定通り返済しましたし、東京-
大阪間をこれだけの頻度で大量輸送できる新幹線がなかったら、今ほど
日本が成長したかどうかは分からない。世界的にも鉄道の衰退を食い止めた
と言われています。今、ヨーロッパの主要都市間は鉄道で行き来することが
多くなりましたが、これは新幹線の成功に触発されたと言われています。

金融とグローバルと戦争


国際政治評論家の片桐勇治さんは、世界の歴史は国際金融勢力と王族連合
の二元論で見ればわかるし、日本では、南北朝を軸に見るとよく分かると
いうのです。

国際金融勢力と言うのはロスチャイルドやロックフェラーです。近代に
なってから、金融を握ることで世界の中心になっていった勢力。この
勢力は戦争を欲するのです。金融というのは戦争とすごく結びついていて、
実はグローバルという考え方自体が戦争と密接に関係しているとベンジャ
ミン・フルフォードさんは、はっきりと言っています。

トランプ大統領はこの国際金融勢力の動きに待ったをかける大統領です。
トランプ大統領が出現してから彼らの思い通りに行かなくなったと言わ
れています。100%そうだと言えるほど僕は分かっていませんが
うなずける点もかなりあります。

もしヒラリー・クリントン氏が大統領になっていたら、今頃米中が戦争
していたと副島隆彦先生は言います。

金融家からすると、戦争が起こればお金が動くから、定期的に戦争して
もらわないと困るということです。どうも彼らの思う通りにならなく
なってきたっていうのはその通りだと感じます。あんまり深掘りすると
ベンジャミンさんになってしまいますが、日本で言うと王族連合が南朝の
方につながっていて、国際金融勢力が北朝の方につながっているのでは
ないかと片桐さんは言います。

今の皇室は、南北朝が統一されて足利幕府から以降北朝の流れで来て
いるはずですから、普通の歴史で言うと当然北朝です。でも、靖国神社に
行ったら楠木正成の銅像があり、明治天皇はどっちが正当なのだと聞かれ
たら南朝に決まっているじゃないかと答えたそうです。でも北朝の天皇で
あるはずの明治天皇が、南朝が正当だって言うのはおかしくないでしょうか。

未来の皇室

現在の皇室が南朝だという話は二つあります。
まず、明治天皇は実は孝明天皇の息子ではないというものです。
加治将一先生の小説に詳しく書かれていますが、山口県の田布施
(たぶせ)というところに、長州藩がずっとかくまっていた南朝系の
天皇がいて、明治天皇はその大室寅之祐(おおむろとらのすけ)と
いう人がすり替わったものだという説です。

フルベッキという幕末に日本にいた宣教師が撮った、ほとんどの維新の
主な人物が全員出てくるフルベッキ群像写真というものがあります。
アカデミーの世界では偽造されたものだということになっていますが、
父は会社の自分の部屋に飾っているぐらい大事な写真だと言っていました。

これを見ると明治維新はたった3000人の貧乏下級武士が成し遂げたことが
よく分かる。いまのアセンションも1万人ぐらいの有意の人が出れば成し
遂げられるという話をよくしてくれました。

真ん中に座っている名前のわからない人が明治天皇であり、それが大室
寅之祐ではないかと言われています。田布施にいたので、そこの出身の
伊藤博文がお目付役件監視役だったというストーリーです。陰謀論が
好きな人が言うには、孝明天皇と本当の明治天皇を暗殺したのは伊藤
博文で、だから彼が明治の初代総理大臣になって偉くなったのだと言い
ます。

そうだと思っている人が結構多いみたいで、幼少の頃の明治天皇は
虚弱体質で弱々しかったのに、明治になると軍服を着て馬を乗りこな
して、すごく壮健な人物になったので明らかに違う人物だというわけ
です。農村で素朴に暮らしていたから大きな体で強かったのだと言うの
です。だから明治天皇から南朝になったという話です。
そして、南朝系の家系は水戸と薩摩も守っていて西郷隆盛は菊池源吾っ
ていう変名を使って活動していたことがあります。菊池家というのは
明らかに南朝系の家で、加治先生はそれが、明治維新が南朝革命で
あった証拠だと言っています。

もう一つの見方では、実は江戸時代の半ばから南朝系の皇室になって
いたという話もあるようです。これはまだあまり明確に話してはいけ
ないことになっているようなので詳しい話はやめておきます。
どちらかは分かりませんが、少なくとも今の皇室は、歴史には出て
こないが、北朝系ではなくて南朝系になっているのではないかという
かなり明確な状況証拠があるようです。

片桐さんは、明治維新は逆に実は北朝革命だったのではないかと言い
ます。江戸時代の後半は、南朝系の天皇が続いていて明治維新は本質的
には北朝革命だったという見方です。状況証拠があるのは明治になって
から急に主流になったのは北朝の伏見宮家系の皇族なのです。

天皇家には裏と表があって裏天皇家である伏見宮家系が本当の黒幕で
力があると言う人もいます。
その筆頭がJOC会長の竹田恆和(つねかず)氏。そのご子息が法学者で
あり政治評論家の竹田恒泰氏です。女系天皇は絶対駄目だという論陣を
張っている人で、穿(うが)った見方をする人は、戦後の皇籍離脱で
一般の人になった旧宮家を復活させれば男系がいっぱいいるから、そう
なればいいと思っているからだと言うのです。竹田家を含む、旧伏見
宮家系の一族から天皇を出したいから、女系天皇が駄目だという論陣を
張っているというわけです。

今の皇室制度だと側室も養子も駄目なので、こんなに宮家を少なくして
男系しか認めないと近い将来必ず皇統が途絶えるのです。もう悠仁
(ひさひと)さましかいない。2019年に天皇陛下になられる皇太子殿下と
秋篠宮さまと悠仁さま、この3人しか実質的に継げる人はいないのです。

昔みたいに側室制度を作ることができれば存続できる可能性は高いのです
が、世論的に絶対に無理。
昔は女性天皇もいたのではないかという話もありますが、女性天皇は存在
しましたが女系天皇はいないのです。

男性天皇の配偶者であった女性天皇が、夫が亡くなった後に即位して
その夫婦の子息が天皇になった例はあるのですが、女性天皇が他の人との
間に作った子どもが天皇になった事例は過去の歴史で一度もないのです。
皇室の存続には日本の未来がかかっているので、女系天皇を認めるか、
旧宮家を復活させるか、国民的議論が必要になっているのです。



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