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壁を壊す人


 先週は台風や地震のお見舞いを書きましたが、変化の激しい昨今だか
らでしょうか。たった1週間しか経っていないというのに、遠い昔の話
のようになってしまいました。もちろん、大切な存在を亡くされた方の
お気持ちはまだまだ整理がつくはずはなく、被害に遭われた方は大変な
状況の最中だとは思うのですが、東京で暮らしていると日常の慌ただし
さにかまけてもう現実感が薄らいでしまっています。何だか申し訳ない
ような気分になります。

 北海道の停電は大部分が復旧し、しばらくは使えないだろうと言われ
ていた関空も今週中には鉄道も開通して、かなりの飛行機が飛べるよう
になるようです。ただ、北海道や大阪に多く訪れていたインバウンドの
キャンセルがたくさん出ていて、北海道の被害は二百数十億円に上ると
言われています。インバウンドはありがたい需要を生み出してくれます
が、このような非常事態が起こることも想定してしっかりと体力をつけ
た上で取り組むことの大切さを教えてくれたようにも感じています。

 これからはますます変化が大きく激しくなっていきます。先日話をし
てくれたあるお医者様は、いまはお風呂の水を抜いて、新しいお湯を入
れなければいけない時代だと言われました。「古い水を抜くときは、最
初はゆっくりと水が減っていくように感じますが、水が無くなる最後に
は渦が巻いてすごい勢いで流れていきます。その渦がいよいよ巻き始め
た段階に私たちはいるのかもしれませんね」とおっしゃっていました。

 自然災害や、あるいは金融マーケットの大変動など、私たちの暮らし
に直結するような大きな出来事がますます頻発するようになっていくで
しょう。それでも、私たちは日々の営みを粛々と続けながら、家族や仲
間と一緒に暮らしていくことになります。一人ひとりはそれほど大きな
力を持っているわけではないかもしれませんが、私たちは実はとても強
い存在であるということをしっかりと認識し、大激変に際してのレジリ
エンス(回復力)を鍛えておきたいものだと思います。

 先週の土曜日に『いのちの革命』(きれい・ねっと)の共著者である
柴田久美子先生が主催された「第五回 看取りを考える全国大会」に、
パネリストとして出席させていただきまいた。

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 『いのちの革命』を出したのは父が亡くなった年のことです。父の看
取りのための心構えを教えていただいたことを主題に、いままでの死を
忌み嫌う文化を変革していくことの重要性を書かせていただきました。
尊厳を持った素晴らしい死の瞬間を看取ることでその魂を受け継ぐこと
を提唱している柴田先生を間近で見て、この人は社会の死生観を劇的に
変える革命家だという思いで本をまとめたことを昨日のことのように思
い出します。

 ちょうどその年が第一回の全国大会で、それから毎年シンポジウムの
パネリストとして呼んでいただいています。昨年はペルーのマチュピチュ
に行く日程と重なってしまって欠席したので、今回で4回目の出席になり
ます。パネリストの主要メンバーが毎年変わらないのでいまではかなり
親しく話せるようになっていて、実は上記のお風呂の水の話をしてくだ
さったのは、シンポジウムのパネリストを一緒に務めた看取り士でもある
お医者様との昼食の時の会話なのです。

 今回の基調講演は、来年公開予定の映画「みとりし」で男性でありな
がら柴田先生の役を演じられた俳優の榎木孝明さんでした。榎木さんは
柴田先生が離島で看取りの活動をされていた頃からのお知り合いで、い
つか映画を作ろうという約束をしていたものが実現したのが映画「みと
りし」なのだそうです。映画製作に対して協力者を募っておられますの
で、関心のある方はぜひHPをご覧ください。


WR180919-2.jpg

 シンポジウムで座長を務めていただいた奥健一郎先生がおっしゃって
いましたが、講演や原稿では伝わらない真実が映画なら伝わるというこ
とが多々あります。先ほどのお医者様が映画の予告編を見ておっしゃっ
ていたのは、看取りの現場でよくあるシーンが映画では的確にとらえら
れていて、看取り士の方にとっては「あるある」集になっているという
ことでした。死は忌避するべきものではないということが実感できる映
画へのご協力をぜひよろしくお願いしたいと思います。

 柴田先生から新著『私は、看取り士』(佼成出版社)をいただきまし
た。巻末に諏訪中央病院名誉医院長で『がんばらない』(集英社文庫)
がベストセラーになっている鎌田實先生と柴田先生の対談が掲載されて
います。

 柴田先生からお聞きした裏話では、最初は1週間ぐらいの研修で医療
の現場に参加できる看取り士に対して否定的な見方をされていた鎌田先
生が、看取り士の60%は看護師であり、20%は何らかの資格を持ってい
る介護士であることを説明し、看取り士というネーミングは離島で看取
りの活動をされていた柴田先生に対して島の人が付けてくれたことを聞
かれて、柴田先生の強力な大応援団になられたということです。

 対談の後半で、鎌田先生は柴田先生のパワーとカリスマ性に驚かれて、
柴田先生を「壁を見ると壁を壊したくなる病」と診断されています。
「穴があったら入りたい」という人はたくさんいますが、壁を壊してい
く病気は革命家の真骨頂を見事にとらえているなと感じました。
これからも、可愛らしい革命家・柴田久美子の応援をしていただきたく、
にんげんクラブの皆さまにもぜひ仲間になっていただければと思います。

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