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明日世界が終るとしても、


 今年の3月27日にNHKのBS1で放送された「明日世界が終るとしても」
を、録画して何度も繰り返し見ています。番組のホームページを見ると、
不定期に放映される番組のようですが、この放送では、認定NPO法人テ
ラ・ルネッサンス
の小川真吾理事長が取り上げられています。

 テラ・ルネッサンスの設立者で理事の鬼丸昌也さんを岡田多母さんに
紹介されたのは、10年ぐらい前のことだったと思います。多母さんは、
父を精神世界の研究に本格的に誘った方と言ってもいいほど大きな影響
を与えてくれた人です。
 もし多母さんがいなければ、にんげんクラブはこの世の中に存在して
いないと思いますし、ちょっと大げさな言い方をすれば、皆さまのよう
な「有意の人」がこれほど多く存在するようになることもなく、世の中
はもう少し早く混沌(カオス)の世界になっていたのかもしれません。

 番組では、アフリカ東部にあってビクトリア湖(九州よりも広い面積
の湖です)やナイル川の源流があるウガンダに住んで、元子ども兵の社
会復帰を支援する活動をしている小川さんにスポットが当てられていま
す。子ども兵のことは、テラ・ルネッサンスのホームページや鬼丸さん
の著書『平和をつくるを仕事にする』(ちくまプリマ―新書)を参考に
していただければと思いますが、あらためて映像で現実を見せられるこ
とで、問題の多面性が理解できるようになりました。

 野球少年だった小川さんが子ども兵の問題に出会うのは、野球の交流
活動で旧ユーゴスラビアの元子ども兵の人たちと出会った時でした。そ
の後、アフリカに調査に行き、誘拐されて子ども兵にならないために、
毎夜集団で寝ている子どもたちの存在を見て衝撃を受けます。

「神の抵抗軍」という反政府組織が、誘拐してきた子ども兵を手なずけ
るためにまずやることは、自分の村を襲わせること。そして、両親を殺
害させるのです。そうすると、脱走しても自分の村に帰れなくなり、絶
対服従を誓わせることができるようになるのです。

 10年以上も子ども兵として働かされた彼らが命からがら脱走して社会
に戻っても、教育を受けていないのでまともな仕事に付けません。小川
さんたちは、そんな彼らに教育を授け、仕事を教え、自立できるところ
までの支援活動を地道に続けています。

 小川さんは元子ども兵の女性と結婚して、現地で一緒に支援活動を続
けています。そして、孤児を引き取り二人で育てているのです。ごく自
然に、現地に密着している姿には感動します。番組を見ていると、小川
さんは本当に難しい問題に次々に直面するのですが、肩に力を入れずに
問題に正面から向き合って地道にひとつひとつ解決していきます。そし
て、一度関わった人たちとの交流を途切れさせることなく続け、最後ま
で責任を持って支援することを信条にしています。だから、現地の人た
ちから仲間としてとても温かく受け入れられているのです。

 番組の中でとても印象に残ったシーンがあります。隣国南スーダンで
紛争が激化していて、多くの難民がウガンダに入ってきています。テラ・
ルネッサンスはその難民キャンプに支援物資を届けに行くのですが、小
川さんはその中の17歳の少年のことが気になり始めます。長い経験の中
から、彼のような追い込まれた立場の人が子ども兵としてリクルートさ
れてしまう可能性が極めて高いことを知っているからです。

 そこで、小川さんは彼らが子ども兵にならないために、難民キャンプ
で職業訓練所を立ち上げることに決めました。それに対して、元子ども
兵でいまは洋裁の仕事が順調にいっている先輩が協力することを決めて
ともに立ち上がるのです。戦争で足にケガをおって、何とか暮らしてい
けるとはいえまだまだ貧しい元子ども兵が、今度は自分が人の役に立ち
たいといって立ち上がる姿は本当に感動的でした。

 多母さんはいつも、私たち一人ひとりの目の前に自分のやるべきこと
があり、そのサインを見逃すことなくやろうと思ったら躊躇なくやるこ
とが大切だという話をしてくださいます。

 彼は自分が立ち上がるタイミングが来ていることを感じ、世のため人
のために行動することを決めました。いま、彼のように、私たち一人ひ
とりが何をやるべきなのかを真剣に考え、神さまのサインを見逃さない
ことがとても大事なのだと思います。

 番組の最後に小川さんが、「本当は僕たちの活動を現地のスタッフだ
けでできるようにして、自分たちがいなくなることができれば一番いい。
自分たちの足跡さえすべてなくしてフェイドアウトするのが理想です」
と、語っています。私はこの言葉にメチャクチャ共感しました。

 アフリカの子ども兵たちやその家族に平和な暮らしがもたらされるこ
とを目的としている小川さんは、自分のことが忘れ去られるぐらいに平
和が当たり前になることを望んでいるのでしょう。

 いま大事なのは、人から言われたことを鵜呑みにするのではなく、
カッコを付けるために活動するのでもなく、何か気になることがあれば
自分で調べて学んで、それで自分のやるべきだと感じることをただ淡々
とやっていく力だと思います。それを実践することのできる、こんなに
すごい人が実際にいることを目の当たりにすると、世の中は何とかなる
と希望が持てます。



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