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輸送艦おおすみ


 早いもので、今年最後のウィークリー・レポートになりました。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。

父が亡くなってそろそろ4年が経とうとしています。いま、父がやって
いたことを少しずつ整理しているのですが、そのせいか最近また父が
夢枕に立つようになって、「なんとかにんげんクラブは続けて欲しい
なあ」と話しかけてきているように感じています。

にんげんクラブは、事業として考えるとなかなか難しいし、一人ひとり
がそれぞれのにんげんクラブ像を持っていて、整合性が取れないなあと
感じているので、お正月休みを使って一度じっくり考えることになるの
だろうと思っています。


 整理をすると言えば、来年4月の「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
の開催で、オープンワールドから続いてきたこの一大イベントの歴史に
ピリオドを打ちます。

経営コンサルタントとして成功し、船井総研の上場も果たした父が、
にんげんクラブ的な活動を続けてきたのは、間もなくやってくる新しい
社会を無事に迎えるために、一定数以上の有意の人に出現してもらうた
めでした。そして、それをなるべく束縛なく自由に、みんながやりたい
ことをやって進めていくのが、にんげんクラブのやり方です。

 だから、悪くとると何がしたいか分からないのがにんげんクラブの
特徴ということになるのですが、舩井幸雄のカリスマ性とオープン
ワールド等の舞台を使って、有意の人がたくさん排出されるように
なったのは、活動の大きな成果だと思っています。そして、いまは
有意の人がそれぞれの分野で活躍するようになり、啓蒙の段階は終了
したというのが、舩井フォーラムをファイナルにしていく意味だと
思っているのです。ちょっと大げさに言うと、歴史的意義は終了した
のです。

 でも、にんげんクラブに関しては、いろいろな思いを持った人たち
をゆるく束ねるという役割は残っているのかもしれないとも感じます。
昔からいい世の中を創りたいという思いで活動をしている立派な人た
ちはたくさんいます。しかし、なかなか横の連携が取れずにそれぞれ
が独自の活動をしていくので、まとまりがなく大きな動きにつながり
ません。圧力団体や業界団体のように、直接的な利益につながるわけ
ではないのですが、なるべく自由で自分の言いたいことは言い合いな
がらも、心地いい場を提供するのが役割だろうと改めて思っています。

 必ずしもにんげんクラブと直接関係があるわけではないのですが、
赤塚高仁さんと矢吹紫帆さんの『組曲「ヤマト人への手紙」』の出版
記念講演会にゲスト出演するために、23日、広島の呉に行ってきまし
た。

この講演会を主催したのは呉で整体業をやっている「樹の音」代表の
久村寿美さん。年間購読をいただいている皆様にはもうすぐお届けす
「ザ・フナイ」の2月号で赤塚さんと一緒に巻頭鼎談をしていただ
いている広島の「フジハラレディースクリニック」の藤原紹生先生が
開催された赤塚さんの講演会に感動して、イスラエルツアーに参加さ
れました。

 そこで、小川雅弘さんにも出会ってすっかりにんげんクラブ的な
世界に近くなり、赤塚さんと私の二人でアウシュビッツに行くこと
になったときは、私たちだけだと危ない(?)と言うのでボディー
ガードについてきてくれたというツワモノです。

ご主人は海上自衛隊の現役の教官でご自身も自衛隊の出身ということ
で、樹の音の周辺には自衛隊関係の方がたくさんいらっしゃるようで
す。実は、赤塚さんたちの講演会には、呉の海上自衛隊のナンバー2
の幕僚長も参加されていて、それを知らなかった私はかなり問題発言
をしてしまったのですが、知っていたら言えなかったことを言えて
よかったのかなと思っています。

 懇親会の時に幕僚長に名刺交換に行くと、最初はかなりとまどって
いらっしゃいましたが、そのうちに普通に話をしてくれるようになり
ました。当たり前ですが、人間的にとてもバランスのとれた素晴らし
い人で、楽しくお話をさせていただきました。

久村さんが特別に広報部にお願いしてくれて、翌日は講演会のボラン
ティアスタッフのみなさんと一緒に海上自衛隊の基地の中を見せてい
ただき、輸送艦「おおすみ」の見学までさせていただきました。
そして、どうも幕僚長から連絡が行っていたようで、お休みにも関わ
らず、多くの乗組員の方からわざわざ直接説明をしていただき、国防
の最前線に触れることができて、かなり興奮しています。

呉自衛隊.jpg

 まさか、にんげんクラブの活動の延長上で海上自衛隊の幹部の方と
お知り合いになるとは思いませんでしたが、地政学的な問題が話題に
なり、私たちの生活にも直接関係があるような昨今の情勢を考えると、
にんげんクラブのゆるやかな輪の中に、自衛隊出身の久村さんがいる
ことも不思議ではないのかもしれません。

おおすみ.jpg

1年以上の異例のロングランが続いていて、観客動員数が200万人を
超えた話題の映画「この世界の片隅で」の舞台でもある呉の街を存分
に楽しめた、すてきな年の暮れになりました。

 平和な生活の反対側には国防を担ってくださっている自衛隊の存在
があることも受け止めながら、新しい時代がどうなっていくのかを
にんげんクラブ的に考えていきたいと思っています。来年は小川さん
と一緒にできるだけ日本中を回りたいと思っていますので、皆さんに
お会いできることを楽しみにしています。どうぞ、よろしくお願いい
たします。



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