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世界はこうなる、 日本はこうなる

父が生前大変お世話になっていた「選挙のプロ」がいます。株式会社
アノンの社長で選挙プランナーの野澤高一さんです。野澤さんが独立
される前におられた会社で、父の講演会を年間80回ほど開催していた
だいていたことがあり、野澤さんはそのほとんどに同行してくださっ
ていたので、私よりもはるかに父と密なコミュニケーションを取って
おられたと思います。そういう意味では、舩井幸雄のことを最もよく
知る人の一人と言ってもいいのではないでしょうか。

選挙に際して野澤さんを参謀にすると、まずその選挙に勝てる可能性
があるのかどうか、その可能性を確実なものにするにはどうすればい
いのかを的確にアドバイスしてくれます。また、野澤さんにかかれば、
選挙で誰が当選するのかはほとんど事前に分かるようで、選挙速報の
出口調査などでも野澤さんの意見が反映されているのではないかと感
じられることがあるほどです。

そんな野澤さんが政治にかかわるようになったのは、日本をどうにか
したいという思いからです。政治の世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)
が跋扈(ばっこ)している世界ですから、正直に言うと私はあまり近
づきたくないと思っています。

天外伺朗先生が、経営者はインナーチャイルドをきれいにしてバラン
スの取れた経営をしなければうまくいかない世の中になったが、政治
家はまだバランスが崩れて非常識なことができる人でないとうまくい
かないとおっしゃっていたのは5年前のことです。
 
はたしてこの5年間で、政治の世界にもバランス感覚が求められるよう
になったのでしょうか。

そんな移行期に、自分のためではなく国民のために活動する政治家を
つくるために野澤さんは活躍されているのです。

先日、そんな野澤さんから現役の国会議員も参加する少人数の政経懇
話会(簡単に言うと親睦会です)にお誘いいただき出席させていただ
いたのですが、実はこの会には「『世界はこうなる、日本はこうなる』
ということについて考えを述べよ」という宿題がありました。

参加メンバーを見渡してみると、政治家の皆さんの他には新進気鋭の
エコノミストや政治評論家などその道のプロばかりです。そんな中で
私ごときが何を言えばいいのか困ってしまいましたが、そこは持ち前
の厚かましさと『ザ・フナイ』等で学んだ知識をフル動員して、恥を
かきながらではありますが何とかお話をさせていただきましたので、
ここで少しご紹介したいと思います。

いま、世界情勢はめまぐるしく動いています。
いかにも『ザ・フナイ』的な話で恐縮ですが、国際金融の世界を動か
していて実質的に世界皇帝だったデイビィッド・ロックフェラー氏が
3月に101歳でお亡くなりになったことが、今後の世界情勢を考えるう
えで一番大きなポイントになると思っています。

ダビデ大王(ロックフェラー氏のことを一部の人はこう呼んでいたそ
うです)の下、いずれも一般的な感覚からいえばかなり高齢なヘンリ
ー・キッシンジャー氏が世界政治を、ポール・ボルカー氏が世界経済
を動かしているというのが副島隆彦先生の解説ですが、当たらずとも
遠からずなのではないかと感じています。

ダビデ大王が亡くなった影響は、例えばトランプ大統領の政策がなか
なか思い通りに進まないところに表れているのではないかと思います。
ここで詳細を述べることはやめておきますが、大統領選に当選した直
後や就任式の直後の勢いが明らかに失われています。議会との調整が
うまくいかなくなり、マスメディアからかなり的確なバッシングを受
けるようになりました。

そんな流れの中で、プーチン大統領と一緒にまずはIS というテロ集団
を駆逐する方針で臨んでいたシリア政策において、シリア政府軍が化
学兵器を使ったことへの対抗措置として空爆を行いました。これは明
らかにロシアの利害と対立する行為です。それも、中国の習近平国家
主席との首脳会談がまさに行われているタイミングでの空爆実施は、
中国のメンツをつぶしたとも受け取れる行為で、もしもダビデ大王が
生きておられたら、おそらくやらなかったのではないかと思われるよ
うなことをやっているように思われます。

今の状況を私なりに解釈してみると、既存勢力の親分はトランプ大統
領のやり方にある程度の理解を示していて、やりたいようにやらせて
いたのではないでしょうか。しかし、異論を持つ人たちは決してその
ことに納得しておらず、親分の重しがなくなったことで彼らが反撃に
出始め、トランプ大統領もある程度の譲歩を迫られて対応しているの
ではないかとも読める気がするのです。

ただ、イギリスのブレグジットやトランプ大統領の誕生といった大き
な流れは不変であり、多少の揺り戻しがあったとしても世界は新しい
秩序が創られる方向に進んでいくとは感じています。しかし、既存勢
力の抵抗も決して弱いものではなく、大きな混乱は想定しておかなけ
ればならないとも思っています。


翻って日本の状況を見てみると、盤石の体制を敷いていると思われて
いた安倍総理が、トランプ大統領と同様にかなり揺れています。昨今
の安倍政権に対する逆風にもダビデ大王の死が少しは影響しているの
かもしれないと考えてもいます。安倍総理は、既存勢力の利害に逆ら
うということではないにしても、ロシアのプーチン大統領と何度も会
談するなど、いままでの日本のリーダーに比べると外交的にはかなり
突っ込んだ動きをされてきました。そのことに対する警告のような意
味があるのかもしれません。

これは個人的な見解に過ぎず確たる根拠があるわけでもないのですが、
安倍総理の内心を考えると、少なくとも自民党総裁選で3期目には立
候補せずに、ボロボロになる前に有終の美を飾って総理を退任しても
いいと考えていらっしゃってもおかしくないなと思っています。憲法
改正は大仕事であり、一つの内閣でできるものではない気がします。
今後、リーダーの最も大事な役割である後継者をしっかり育てること
に注力し、その人に大事を託すことも考えていらっしゃるのではない
かと思うのです。

私は、おそらく総理が持たれている意見とは違い、憲法第九条は守る
べきだと考えています。ただ、トランプ大統領の考え方を見ていると、
アメリカの利害に合致しているうちは在日米軍は残しておくでしょう
が、そうでなくなったときはさっさと撤退することもあり得ると思い
ます。アメリカ軍のプレゼンスがなくなったときに、いまの国防状況
でいいのかと言われると勉強不足で何とも言えないというのが本音で
すが、感覚的には危うい気がするのも事実です。

朝鮮半島では有事の臭いが強くなり、4月中にも北朝鮮との間で戦争
が始まるという懸念が韓国国民の間で広がっているというニュースが
流れています。ニュースで取り上げられている間はそんなことは起こ
らないと思いますが、トランプ大統領の当選を見事に的中させた副島
先生は来年朝鮮半島で戦争が起こるという重みのある予言をご自身の
ホームページでされています。

専門家の前でこんな話をさせていただいたのですから私も大胆ですね。
そんな私のちょっとしたマイブームはトランプ大統領はサイコパス
(精神病質)ではないかということです。
これに関しては、『ザ・フナイ』や舩井幸雄.com 等にたくさん書か
せていただいたので、そちらをご覧いただければと思いますが、父や
私もかなりその気配があるような気がしています。だから、『ザ・フ
ナイ』や「舩井フォーラム」の主幹などという大胆なことを力不足が
明らかにもかかわらずやらせてもらっているというわけです。

野澤さんは笑って許してくれましたから、これも私のサイコパス性が
なせるところだということで自分でも納得したいと思います。ただ、
それゆえ酷い目に遭ってきたに違いない家族や社員の皆さんにはこの
場をお借りして謝りたいと思います。

気がついたので、少しはましになるかもしれませんが、これからもご
迷惑をおかけすることもあると思います。本当に申し訳ありませんが、
懲りずにどうぞよろしくお願いいたします。



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