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神さまの怒り

 今日はちょっと不思議な話にお付き合いください。

 瀬織津姫(せおりつひめ)という神さまがいます。古事記や日本書紀には
登場しない神さまなのですが、神道の大祓祝詞には登場されるそうです。
瀬織津姫は「ホツマツタエ」という古書の中で主役級の役割を果たしていま
す。学界では偽書とされているようですが、私は毎年3月に「地球への祈り
の集い」を主催してくださっている中山恵美賀さんが、いときょう先生のホツ
マツタエの勉強会をされたときに出席させていただいたことがあります。いと
きょう先生には『やさしいホツマツタヱ』(ホツマ出版)という本もあります。

 ホツマでは天照大神は男性ということになっていて、その筆頭奥方が瀬織
津姫です。天照大神を助けてとても大事な働きをされていて、天照大神の命
によって六甲の地に祀られ、現代に至るまで女性性を伝えるという大きな役
割を果たされている大切な神さまだということになっています。そう言えば、
今月伊勢の修養団で開催したにんげんクラブの「悠久の伊勢に学ぶ会」の
中で、赤塚高仁さんが今までされたことがないホツマの話をしてくれました。

 先日、徳島に行って「舩井フォーラム2016」にご登壇いただく医師の香川
宜子先生と人気脚本家の旺季志ずか先生と鼎談をさせていただきました。
この鼎談がメチャクチャ面白かったのです。『ザ・フナイ』の9月号、10月号に
掲載予定ですので楽しみになさってくださいね。

 香川先生は徳島在住なのですが、旺季先生はご出身が徳島でお母様が
阿南市にお住まいなのですがご自身のお住まいは徳島ではないそうです。
それを、わざわざこの鼎談のために徳島に来てくださって、数日後に六甲山
での用事があり、それまではご実家にいるのだとおっしゃっていました。

 あまりにも申し訳ないと思ったことと、最近の研究テーマが女性性に関す
ることだとお聞きしたことと、さらに六甲という地名がつながって、瀬織津姫
が祀られている六甲比命神社のこととご案内をしてくださる神話伝承研究家
の大江幸久先生をご紹介させていただきました。その時の模様は旺季先生
のブログ
に紹介されています。

 この六甲比命神社とは、何年も前からいろいろなご縁があります。いま私
がスピリチュアル能力が高い人の中で一番信頼している友人とは、この神
社にご一緒させていただいたことがきっかけになって距離がとても近づきま
したし、まだ仲があんまりよくなかった頃の赤塚高仁さんとこの神社でばっ
たり出会ったこともあります。それから間もなく赤塚さんのイスラエルツアー
に参加することになり、一緒に『聖なる約束』(きれい・ねっと)を書かせても
らったことで、一時はお互いの配偶者よりも一緒にいる時間が長くなるほど
の魂友になりました。

 もともとのきっかけは、あるサイキックな知人から、絶対にここに行ってくだ
さいと言われて、瀬織津姫のことはほとんど何も知らなかったので、ちょっと
ハテナとは思ったのですが、好奇心で出かけて行ったことでした。大江先生
という専門家にご案内いただけるという安心感はあったのですが、それより
も今思えば、誰とは分からない状態ですが、私の夢に瀬織津姫が何度も出
てきていて、とても親しみがあったということがわざわざ出かけて行った大き
な理由なのです。

 瀬織津姫が夢に出てきたのは最近の話ではなく、離婚したり船井総研を
辞めることになったりして人生に悩んでいる頃のことでした。自分の中では
人生のどん底と思っていた時期で、当時の私はテレビを見るぐらいでほとん
ど何も手につかないようなひどい状況に陥っていました。

 やっぱり「舩井フォーラム2016」に出演してくださることになっている羽賀ヒ
カルさんに鑑定してもらったことがあるのですが、バイオリズムでいってもと
ても落ち込みが激しい時期で、「さぞかししんどかったでしょうね」と慰められ
たものです。

 大好きな本でさえあまり読むことができず、池波正太郎先生や佐伯泰英
先生などの時代小説
だけが愛読書といった感じでした。お二人の大先生に
は申し訳ない言い方になってしまいますが、時代小説は読んだからと言って
知識が増えるわけでも見識が深まるわけでもないので生産性のあまりない本
なのですが、なぜか心がとても洗われるのです。佐伯先生は現在でも旺盛に
執筆活動を続けられていて実は熱海にご在中ですし、とても尊敬している『「ニ
ンジンから宇宙へ」
』(なずな出版)の赤嶺勝人先生を大分まで訪ねたときに、
お互いに佐伯泰英先生の大ファンであることで話が盛り上がったことをよく
覚えています。

 不思議なもので、再婚もできて、にんげんクラブの活動で忙しく全国を飛び
回っていて仕事が楽しくて仕方がない今は、あんなに好きだった佐伯先生の
本をすっかり読まなくなってしまいました。そして、瀬織津姫も夢に出てこなく
なったのです。

 ところが先日、本当に久しぶりに瀬織津姫が夢に出てきました。そして、と
ても怒っていらっしゃるのです。こんなに強い怒りは人間の怒りのレベルを超
える神さまの怒りだと感じてしまうぐらいでした。私はあまりの怒りの感情に
驚きつつ、仕方がないので心のデトックスをしばらくやって、怒りを噴出させる
のでもなく、かといって我慢するのでもなく、じっくり味わってみることにしまし
た。そうすると、思いのほかあっさりと怒りはなくなっていきました。

 さすがに神さまは人間よりもこだわりが少ないのか、何千年間も持ち続けて
いた怒りだと感じられたにもかかわらず、実に簡単に消えてしまったようでした。
具体的にはどうもレベルの低い人間に対しての怒りなのですが、前述の友人
が、最近は人間ががんばってレベルが高くなってきていることに神さまたちが
驚いていると教えてくれたので、怒りを持ち続ける必要がなくなったということ
を実感させてくれる夢だったのかもしれません。

 不思議なもので、その日の通勤の電車の中で、多分大企業の部長さんぐら
いの感じの人が、些細なことで若いOLさんに怒りをぶつけていました。少し前
の自分を見るようでとても反省したのですが、同時に神さまがあれほどの怒り
を手放せるときが来たのだから人間もつまらないことで怒らなくてもいいよ、と
教えてくれているような気がしたのです。


      




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