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Soul City


 3月の後半はスケジュールの段取りがあまりうまく行かず、2週間の間に大
阪に4回も出張に出かけました。私は新幹線よりも飛行機派なので、「まるで
航空会社のためのようなスケジュールですよね」と冗談を言っています。

 大阪では淀屋橋周辺か梅田周辺で所要がある事が多く、その辺りのホテ
ルで泊まることが多いのですが、最近は大阪でホテルを確保するのが至難
の業になってきています。先日もいつも泊めていただくホテルが優待価格で
はなく、とんでもなく高い正規の価格でないと取れない事態になってしまいま
した。

 それでも、カプセルホテルは苦手なので泣く泣く正規の値段で予約を取っ
ていたのですが、最近知り合った方とお話をさせていただいて、「そういえば
お仕事は何をなさっているのですか?」とお尋ねすると、なんと天王寺でビジ
ネスホテルを経営されているというお話になりました。ダメ元でお願いしてみ
ると何とか部屋を確保してくださって、しかも私が予約していたホテルの3分
の1以下の値段でいいとおっしゃっていただき、久しぶりに天王寺に泊めてい
ただくことになったのです。

 私が生まれたのは大阪府松原市というところです。天王寺駅と隣接してい
るあべの橋駅をターミナル駅とする近鉄南大阪線沿線にあり、小学校4年生
頃までそこに暮らしていました。

 あべの橋や天王寺は小さい頃の私にとっては憧れの大都会で、近鉄デパー
トや映画館などの普段とは違ってワクワクするような非日常の体験や、天王
寺には動物園もあり、とにかく楽しい思い出がいっぱいある私にとってのいわ
ばSoul Cityになります。

 ただ、天王寺と言えばかなりDeepな大阪です。大学生の時に帰省中の私
を訪ねて来てくれた東京の友達の「大阪らしいところに連れて行って欲しい」
というリクエストに応えて、天王寺公園から新世界まで連れて行ったことがあ
ります。当時、公園の中はホームレスの人たちのテント村になっていて、さら
に青空カラオケと称する無許可で公有地を勝手に占拠してそこでお酒の販
売などもしながらカラオケを楽しませるということが公然と行われていて、友
達がかなりびっくりして帰って行ったことを思い出します。

 お墓参りの折などはあべの橋から近鉄線に乗ることもあるのですが、いつ
も時間があまりないことや、現地での足の確保が難しいので大阪空港でレン
タカーを借りてしまうことが多くなり、しばらく足が遠のいていたのですが、久
しぶりに訪れてみて街の変容ぶりに少しびっくりしました。2年前に近鉄があ
べのハルカスという日本一高いビルを開業しました。営業的には苦戦をして
いるという話もありますが、日本一があるということはとてもいいことだと思い
ます。

 天王寺公園の入り口にあたるJR天王寺駅前は、昨年の10月に大阪市か
ら近鉄不動産に運営管理が委託されて、「てんしば」という愛称のきれいなカ
フェなどの飲食店やおしゃれな子ども玩具を売る店が出店するイベントスペー
スに生まれ変わっていました。スケジュールの関係で時間に余裕があったの
で、その公園の入口のカフェでホテルの経営者の方にもお付き合いいただき、
大学生時代に感じたDeepな雰囲気からの変貌に驚きつつ、しばらく久しぶり
のSoul Cityを味あわせていただきました。

 その経営者の方は生まれてからずっと変わらず天王寺で暮らしているそう
ですが、雰囲気はまったく南大阪らしさを感じさせない方でした。何をもって
「南大阪らしい」というのかは説明が難しいのですが、飾らずストレートに生き
ている人というイメージが当たらずといえども遠からずだと思います。

 亡くなった父もある意味ではとても南大阪らしさを持っていたと思いますし、
私も東京の真ん中に30年以上住んでいますが、やっぱり根っこのところでは
このSoul Cityの影響を強く持っているのだなと今回改めて感じました。

 今年の大河ドラマのタイトル「真田丸」は、主人公の真田幸村が大阪冬の陣
の時に築いた大阪城の出城なのですが、その真田丸が築かれたのがちょうど
この天王寺公園辺りになります。また、古くは聖徳太子が建立された四天王寺
がありますし、それ以外にも数多くの歴史の舞台になった場所があり、すばら
しいかどうかはよく分かりませんが、土地のエネルギーにはかなり強いものが
あるようです。

 春の日差しが暖かい公園でお茶を飲みながら感じたのは、Soul Cityは自分
の原点に戻れる場所なのかもしれないということです。父はよく「何も考えない
空になる時間を1日に5分でも10分でも作れるといいんだがな」と言っていまし
た。理屈は分かっても、どうしたらそうなれるのか感覚的にはまったく分からな
かったのですが、この「てんしば」での春の一刻でちょっとそのヒントを掴んだ
ように感じました。

 どうも、先祖の皆様が応援してくださっている感じです。先祖の助けを借りて、
気になっていた父の遺言が実感できたことがちょっと嬉しい、そんな大阪での
珍しくのんびりした時間でした。



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