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調整能力


 私は父の意向で30歳代の前半に船井総研の取締役にしていただきました。
いまだから素直に書けますが、自分の器を超えた役割をいただくということは、
それはもう大変なプレッシャーでした。

 一番よく覚えているのは、中途採用の役員面接をさせていただいたときの
ことです。面接を受けに来てくれた人の中に大学の同級生がいました。彼の
キャリアや能力は明らかに私よりも上で、そんな人の役員面接をしなければ
ならないことに、これはつくづく大変なことになったと思ったものでした。

 部下の部長さんや次長さんの能力も明らかに私よりも上で、みんな私を立
ててくれましたが、中にははっきりモノを言う人もいて、うちは本部長が頼りに
ならないから賞与で損をしているという人もいました。申し訳ないと思って、
(いまから考えるとまんまと手に乗せられたわけですが)普通よりちょっと多め
のボーナスをみんなに査定したことを思い出します。父が代表取締役を退任
するときに、私も一緒に取締役を退任させていただいたのですが、寂しさ悔し
さを感じつつ、正直ホッとしたというのも偽らざる心境でした。

 さて、そんなほとんど役立たずの取締役だった私にも、ひとつだけ他の人に
は負けないと思えたことがありました。それは意見が対立した時に、双方が
納得する解決策をなぜか思いつくことです。少し前までは自虐的に「問題先
送り案を思いつく天才だ」と自嘲していたのですが、最近ちょっと考え方が変
わってきました。

 たしかに、その解決方法が根本的な問題解決になっていなければ、とりあ
えずその場をおさめるだけの無意味な時間稼ぎにすぎないかもしれません。
しかし、感情的になっている場を鎮めるということも実はとても大切なプロセ
スであり、少し冷静になってからじっくりと本格的な解決方法を考えればいい
のだということが、分かってくるようになったのです。

 最近は船井本社グループという枠の中ではトップの役割をやらせていただ
いているので、あまりこの調整能力を使う機会がないのですが、それでも時々
困ったことが起きると自分でもよくこんなことを思いつくなというような解決策を
思いつくことがあります。カバラをもとにした誕生数秘術によると、私は33とい
うかなり変わった性格を持っている分類に入るそうで、33の人はとんでもない
解決策を思いつく傾向があるのだそうですが、まさにそんなところなのかもし
れません。

 なぜこんなことを書きたくなったかというと、ネタに困ったこともありますが、
自分の長所を伸ばしていくことがますます大切になってきたということを強く
感じるようになってきたからです。不思議なもので、突飛な問題解決策を思い
つくことができるという自分の長所に気がつくと、そんな場面が自然と多くなっ
てきます。特に、毎日「ごめんなさい、ありがとう」を1万回言うというクリーニン
グを川田薫先生とやらしていただいているからなのか、この1ヶ月はそんな難
問によく遭遇するのです。

 メキキの会の出口光さんの新刊『幸せになる言葉 幸せにする言葉』(水王
舎)を送っていただきました。まだ、読めていないのでちゃんとご紹介するのは
またの機会にさせていただきますが、光さんから教えていただいた考えに一
霊四魂というものがあります。光さんは近代日本が産んだ超人である出口王
仁三郎聖師の玄孫にあたる人で、水王舎の社長で現代国語のカリスマ予備
校講師として著作が6百万部以上を売り上げているという出口汪さんとは従兄
弟の関係なのですが、まるで兄弟のように神道どっぷりの環境で共に育てら
れたという話をよくしてくれます。


 光さんはそんな環境から抜けだしたいと思ってアメリカに留学され、心理学
博士を取得されました。でも、ある時アメリカで学んだ最先端の心理学の言っ
ていることと神道の世界で教えられた一霊四魂の考え方とに共通点を見出さ
れます。やがて、一霊四魂の考え方が心理学よりもむしろ進んでいるというこ
とに気づかれた光さんは、四魂(勇、愛、親、智)のタイプ別のコミュニケーショ
ンの方法を説かれるようになりました。

 光さんの分類で言うと私は「親」が強いタイプになります。まさに調整能力に
優れているのが特徴で、極端な話で言うと、会議で社長と専務がまったく正反
対の主張をしてもその双方に賛成できるという能力の持ち主ということになり
ます。それに33という変人の能力が加味して、冒頭に紹介させていただいた
ようなエピソードが生まれたというわけです。


 世の中は混沌としてきて、いままでの常識がどんどん通用しなくなってきてい
ます。いままではあまり本音を言わずに建前で生きていたほうが上手く生きら
れたのですが、そんなことをしていたら世の中の変化に置いて行かれてしまう
ようになってきました。

 そのことに気づいた人からどんどん本音を話し始めているのですが、当然本
音を言うとぶつかり合うことが多くなってしまいます。だから、この私の特異な
能力が発揮できる場面が増えてきているのだと思います。

 みなさんも、一度自分の能力を棚卸しして、どんな方法で良い世の中づくり
に貢献するのかを考えてみられてはいかがでしょうか。私自身はあまり納得し
ていませんが、周りからは理屈王だとも言われていますので、理屈を整える
ことも私の役割なのかもしれません。自他の意見を参考にしつつ、ご自分の
貢献ポイントを見極めることにぜひ取り組んでいただければと思います。




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