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恐怖の存在


 昨年の6月に出版された中矢伸一先生の『日月神示 覚醒と実践: 天変地
異を乗り越え、神仕組みへの正念場
』(徳間書店)を読みました。中矢先生と
対談をさせていただく機会があり、本書は電子書籍でも読めたので対談の前
日に思いついてダウンロードして読ませていただきました。

 日本は世界の中心だが、残念なことにほとんどの日本人はそのことの本質
にまったく気がついていない。日月神示の存在を知り、どれだけ大事な役目
を持ってこの時代に日本人として生まれてきたかを知った私たちが傍観者で
いることは許されず、ただちに実践者になることが求められている。本書から
伝わるメッセージに、気が引き締まる思いがしました。

 対談の時、中矢先生は「日月神示は存在自体が裏側に属すものであり、日
月神示の第一人者になったことで裏の情報がいろいろ入ってくるようになった。
ただ、その情報の大半は世の中に出すことが許されていないものなので、舩
井さんにも話ができることとできないことがあるが、もうすぐ彼らの計画が実行
されたら皆さんにお話することができるようになるので、楽しみにしていてくだ
さい」とおっしゃっていました。

 10月16日(日)の舩井フォーラムに出演してもらえるという内諾をいただいて
いるので、その時にどこまで話していただけることになっているか、いまから楽
しみです。

 さて、本書の中で一番私が気になったのは地球温暖化というのはでっち上
げだったのではないかというお話です。地球温暖化の原因は二酸化炭素であ
り、二酸化炭素の排出量を減らさなければならないという京都議定書が1997
年に採決されていて、それ以降二酸化炭素の排出権取引などが売買される
ようになっています。しかし、地球は温暖化ではなく寒冷化の方向に進んでお
り、よしんば温暖化の方に進んでいるとしてもその原因が二酸化炭素だという
ことはありえないというのが、いまでは科学者の間の定説になっているという
のです。

 ガイア理論を世に問うたジェームズ・ラブロックという科学者がいます。先日、
ガイアシンフォニーの龍村仁監督と対談させていただく機会があったのですが、
ラブロック博士のガイア理論に支えられてガイアシンフォニーは生まれてきた
のですが、映画に登場したのは第4番でした。龍村監督は映画とは必然な出
会いの中で生まれてくるものであり、ラブロック博士の登場は今世紀になって
最初に生まれた4番が一番よかったのだとおっしゃっていました。

 日本では2006年に翻訳出版されているラブロック博士の『ガイアの復讐
(中央公論新社)という著書があります。私はこの本は読んでいませんが、中
矢先生の著書の中で『ジュラシック・パーク』や『ER』等で有名な小説家マイケ
ル・クライトンのことを批判していることが紹介されていたのです。

 それは66歳で早逝したクライトンの晩年の作品『恐怖の存在』(ハヤカワ文
庫)でクライトンが地球温暖化は疑似科学でありまったく科学的な根拠はない
ということを、エンターテインメントとはいえ、学術データを示して徹底的に批判
したことに対する反論でした。

 ラブロックは90歳を優に超えるいまでも健在ですが、温暖化の原因となる二
酸化炭素の輩出を抑えるために原子力発電をどんどん進めていかなければな
らないという立場をとっていました。

 私はこの分野に関しては素人で、それほど深く勉強したことはありませんが、
環境問題を常に考えて、少しでも無駄なエネルギーを使わないことはいいこと
だとは思いますが、それが環境問題の原因であり、ましてやそのために原子
力発電をどんどん進めていかなければならないという議論には違和感を覚え
ます。

 もちろん、福島の原発事故の前と後では状況がまったく違っているので、そ
れ以前のラブロック博士の言をいまの情勢で批判するのはフェアではない気
もしますが、クライトンの意見を知りたくて『恐怖の存在』を読んでみました。
アメリカでは初版で150万部というベストセラーになったということですが、とて
も説得力があり、日本語版の上下巻で1000ページ以上の大作にもかかわら
ず、週末の2日間で読み終えてしまうぐらい引きこまれていきました。

 同書の中で、アメリカのマスコミでは「カタストロフィ」のような強く恐怖を煽る
ようなワードが、1989年以降確実に多く使われるようになっていることが紹介
されていました。冷戦が終わり「ソ連」という恐怖がなくなったことから、「環境」
という新たな恐怖が用意されたのではないかという仮説が述べられています。

 いまなら「テロ」という新たな恐怖が用意されているということになりますが、
本質を恐怖ではなく愛に置けるのはやはり私たち日本人なのではないかと感
じながら同書を読み終わったので、ウィークリーレポートで皆様にシェアしたく
なりました。愛にあふれる日本を実践で創り上げて、それを世界に広げていく
のが私たちの役割かもしれませんね。

         

   



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