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今月のにんげんクラブ ~1月号~

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        11/14~15 にんげんクラブ 高野山寄合     


にんげんクラブはどこに行くのでしょうか。
「舩井フォーラム2015」が終了して、いま一番考えている正直なテーマです。
「舩井フォーラム2015」では、舩井幸雄的な世界の集大成ができたと言って
よいと思います。そして、それはすなわち、これからはいよいよ舩井幸雄に
頼らないにんげんクラブになっていかなければならないということだと思うの
です。

本当のところ、実はにんげんクラブはもうすでにかなり自主的な運営がなさ
れています。各地のリーダーがそれぞれ考える理想社会の在り方を継続的
に模索する動きが広がっていて、中には必ずしも舩井幸雄的な世界ではな
いものもあり、ちょっと大袈裟かもしれませんが思想的にも幅広い意見を寛
容に受け入れる土台ができてきているのです。

もしかすると、一番の問題は私たち東京にいる株式会社にんげんクラブの
社員が、その動きについていけているのかどうかということなのかもしれま
せん。なにしろ、いま自主的に広がっているにんげんクラブの活動は、いま
までの常識で考えると不可思議で、しかもとても危ういバランスの上に成り
立っているものなのです。

しかし、私や主要メンバーの皆さんは、それこそがにんげんクラブの本質だ
ということで合意ができているのだと確信しています。

にんげんクラブにはなるべく明確なリーダーがいない方がいいと思っていま
す。リーダーの意見で物事が決まっていくのではなく、みんなの総意で意見
が決まっていけばいいということです。ただ、声の大きい、あるいは求心力の
あるリーダーの意向で物事が決まっていくのは世の常であり、それを否定す
るつもりもありません。多様性を認めていくことで、短期的にはバランスが崩
れた動きが出てきてしまうこともありますが、この不思議なにんげんクラブの
在り方が信頼をもって共有できている限りは、中長期的にはそれは調整され
ていくのだと思っています。

たとえば、赤塚高仁さんにいつもあきれられているのは、にんげんクラブの
団結力のなさ、具体的に言うと集客力のなさです。赤塚さんはご自身の魅力
のなせるわざで、これはという講演会のときには半ば無理やりにでもチケット
を販売する力があるのですが、にんげんクラブの場合は私がいくらお願いし
ても、皆さんの心に響かないものは動きません。

ただ、甘いと言われればまったく反論の余地はありませんが、どんなに私た
ちがすばらしいと思って企画していても、皆さんがピンとこないものを押し付
けるかたちになってしまうのは本意ではないのです。また、参加人数だけで
講演会の意義が測れるものではないという気持ちもあり、本当に申し訳ない
とは思うのですが、せっかくすばらしい先生にお越しいただいても、参加者が
少ないこともどうしても出てきてしまいます。先生方には大きな心で受けとめ
ていただけているので、本当にありがたいと感じています。

そして一方では、そんなやり方にもかかわらず、立ち見が出るほど盛況なこ
ともあれば、何より「舩井フォーラム2015」のように皆さんの心に届いたとき
には、あれだけ大きなムーブメントになるのですから、私も本当に不思議です。

これからも、なるべく多くの考え方ややり方を持っている人が集える場を皆さ
んと一緒に創っていきたいと思っています。全国を走り回っていると、にんげ
んクラブの運営の仕方や『ザ・フナイ』の編集方針、「舩井フォーラム」の講師
の選び方などに真摯なクレームをいただくことがあります。確かに、明らかに
私と意見が違う人や、いままでの延長線上のやり方ではない方法論がいきな
り出てきて、つながりが分からないという意見もよく理解できます。

でも、私は誰かが何かをやりたいと手を挙げたときには、自分の意見と合わ
ないからといって否定したくないと思っています。そればかりか、もしも相手が
こちらの意見を否定してかかってきても、にんげんクラブの方は相手の意見
を包み込んでいきたいと思っているのです。

私たちの周りには、先駆的なすばらしい活動をしている団体が多くあります。
それらは、一つの集団としては強くまとまっているのですが、意見の違う他の
集団とはバラバラに動くばかりではなく批判しあっていることもあり、本当に
もったいないと感じます。

にんげんクラブはお互いに自己主張を謳歌しながら無理せずお互いを包み
込み、やがてそんな多種多様な集団の動きをも包み込んでいきたいと思って
いるのです。

先日、来年の「舩井フォーラム2016『世界144000 人の平和と悟りへの人類
の祈りin横浜&室戸』」のことを考えていて、重要なことに気づきました。
それは、私たち「有意の人」が、実は一番この世の中の秩序を乱してしまって
いるのかもしれないということです。

見えない世界の大切さを知っている人が持っている知識には、理想的な世の
中の実現の前には、必ず未曽有の大きな試練が待っているというような終末
論的な要素が少なからず含まれているものです。

その知識ゆえに、私たちはパラダイスの実現を待ち望むつもりで、その前段
階であるとんでもない試練を待ち望んでしまっているかもしれないのです。
「有意の人」の意識力は強烈なものですから、私たちが心から試練を待ち望
んでしまうと、本当にひどい試練を引き寄せてしまうことになりかねません。

大きな犠牲を払うことなく、いまの豊かな生活をそのまま残しながら、意識の
変容を受け入れられる世界を創るためにはどうすればいいのか......。
これまでの歴史のセオリーを覆すようなこの大きな課題をクリアするために、
私たち不可思議なにんげんクラブが重大な役割を担っているのではないかと
いう気が強くしています。

その重要な第一歩として、『世界144000 人の平和と悟りへの人類の祈り』の
意味を、にんげんクラブの皆さんにきちんと伝えていくことに重点を置いてい
こうと思っていますので、常識では分かり得ないような説明になってしまって
恐縮ですが、ご理解いただければと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。




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