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生きがいの創造

 「生きがいの創造」は飯田史彦先生のベストセラーの題名ですが、ザ・フナ
イの7月号(年間購読してくださっている方はお手元に届いていると思います
し、大きな書店では今週末ぐらいから販売開始になると思います)に、大下
伸悦先生が「農への回帰」という特集に寄稿いただいた論文のタイトルに使
われていました。大下先生は「夢を持って楽しく生きる会」や「GOP(グリーン
オーナー倶楽部)」を主宰されていて、舩井幸雄流の農業を実践されている
この分野の先駆者です。

 最近は長野県の南木曽町に「流水亭」を開かれて、そこで神谷成章先生の
広めておられるカーボン技術を使った神谷農法に取り組まれていて、びっくり
するような成果をあげておられます。大下先生の論文の小見出しをいくつか
紹介しますので、これを見ていただければ、そのすごさが少し感じていただけ
ると思います。

 
・農業で赤字になるなんて理解できない
・草取りで身体をいじめ、人生を浪費するなんて......
・都市型ファームの試み
・野菜の栽培は、ホテル業のようなもの
・何を植えてもうまくいかない土壌を、優良土壌に切り替える
・路面が凍結しているのに冬の農地が凍らない
・効率よく、栄養価の高い野菜をつくる
 (栄養失調のキュウリはCの字に曲がったり両端の太さがいびつになったり
 する。「曲がったキュウリは自然農の証だ」というのは思い込みに過ぎない)
・日本発の栽培技術
 (現在、世界的におおきなひろがりを見せている日本発の栽培技術のひと
 つに、地球上に初めて生まれた生命(超好熱菌)由来のカーボン資材活用
 技術がある。世界第2位の農産物輸出国オランダへも、このカーボン資材が
 大量に輸出されていて、フィリピンでは国家的プロジェクトになっていると聞く)
・生きがいのある暮らしのために
 (草取りにあくせくしなくていいウネづくりや、野草酵素づくりなどを自分の手
 で行ってみたいという方は、わたくしが主宰するグリーンオーナー倶楽部の
 クラブハウスと、畑がある長野県南木曽町の流水亭にいらしてください)


 完全な無農薬無化学肥料の農業が、草取りの手間もほとんどいらず楽に
できるうえに、人生を楽しめるだけの十分な収入を得ることがこの農業の取り
組みで簡単に可能になると言うのです。そして、大下先生をはじめとするGOP
の仲間たちの中には実際にこのようなパラダイスのような体験をしている人が
すでにいるというのですから驚きです。

受付.jpg   受付2.jpg 


 先週の日曜日に、新潟のにんげんクラブで神谷先生と大下先生の講演会が
開かれ、私も参加させていただきました。ちょうど、行きの新幹線の中でザ・フ
ナイを読みながら行ったので、大下先生のお話がとてもよく理解できました。
この農業で成功するコツは、①既成概念を手放すこと、②お金をなるべくかけ
ないこと(大体、数千円から多くても数万円の投資で抑えること)、③発想を変
えること(例えば、野菜栽培は、ホテル業のようなものと考えること)の3つです。


神谷先生.jpg   大下先生.jpg 

 神谷先生のお話は、大下先生のお話に輪をかけてすごかったのですが、や
はりポイントは、①土壌を酸性(ph4以下にする)にして草が生えないようにす
ること、②好熱菌を用いて地温を冬でも20℃以上に保つこと、③木材を燃やし
ても1,300℃にしかならないが石炭を燃やしたら2,000~3,000℃ぐらいになる
ことと同じように、元は同じ生物由来が炭化した石炭にならって農業資材を炭
化(カーボン化)することの3つです。

講演会.jpg   講演会2.jpg


 本当にお二人のお話は目からウロコの話ばかりでびっくりしました。今週の
日曜日7月5日の「舩井フォーラム関西大会2015」では神谷先生も大下先生
もご講演していただくことになっています。大下先生は時間が短いことを心配
されていましたので、今回のウィークリー・レポートはお二人の講演の前座の
つもりで書かせていただきました。

舩井勝仁.jpg   舩井勝仁2.jpg

 懇親会の席で、私が一番尊敬する農業者の一人で生体エネルギー農法の
第一人者、中野孝治さんは神谷先生のお話は「よく分からない」と言っていま
した。それほど常識を超えた農業なのだろうと思いますので、一度ぐらい話を
聞いただけでは私に理解することは難しいのですが、大阪でもじっくり話を聞
かせていただいて、できれば大下先生の農園を見学させていただいたりしな
がら理解を深めていきたいと思っています。


懇親会.jpg   懇親会2.jpg 

 ただ、大下先生が「生きがいの創造」というタイトルをつけられた意味はこの
レポートを書くことで分かってきました。楽しくてワクワクするような農業を楽し
める環境を用意しておけば、どんなに世の中が大変なことになっても安心でき
ることは間違いありません。素人が気楽に取り組む農法としては最適なのか
もしれませんし、そのために都市型ファームで可能なツールも開発しているよ
うなので、「生きがいの創造」を探しておられる方は、ぜひ関西大会へのご参
加をお待ちしています。

神谷先生2.jpg   大下先生2.jpg
(神谷先生)                   (大下先生)




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