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今月のにんげんクラブ ~7月号~

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(にんげんくらぶ飯田 講演会にて  5/12)

 赤塚高仁団長の下、「聖書に学ぶやまとこころの旅2015」に参加しています。
この原稿は全日程が終わって飛行機を待っているテルアビブのベン・グリオン
国際空港で書いています。

 7月5日の「舩井フォーラム関西大会」、それに続いて10月17日、18日パシ
フィコ横浜にて開催の「舩井フォーラム2015 SAKIGAKE-BITOが作るエヴァ
の世界
」に出演してくれる赤塚さん、そして、同じく舩井フォーラムで講演して
くれる滝沢泰平さんも一緒に往復にかかる時間も含めて9日間の長旅を満喫
しました。

 詳しいことは、『ザ・フナイ』にも書こうと思っていますが、ここでは、にんげん
クラブの皆さんに特にお伝えしたい二つのことについて書かせていただきたい
と思います。

 一つ目はゴラン高原を訪れたときのことです。この地は1967年の第三次中
東戦争以降、イスラエルが実効支配していますが、国連や国際社会はそれを
公式には認めていません。現在でも国連がPKO活動としてUNDOF(国連兵
力引き離し監視軍)を展開しており、日本も1996年から2013年までは自衛隊
を派遣していました。

 ゴラン高原ではイスラエル軍やUNDOFのキャンプも見ることができ、さらに
はその向こうのシリアも見ることができました。シリアやイラクで問題になって
いるISIS(イスラム国)の活動とはまったく関係のない地域ですが、それでも
他のイスラエルの地域の平和な雰囲気に比べると、はるかに緊張感を感じま
した。

 不思議に思われるかもしれませんが、普通に旅行で訪れるイスラエルの街
は日本以上と言ってもよいほど治安が良く、危険を感じることはほとんどあり
ません。

 人種差別になってはいけませんが、アラブ人居住区やパレスチナ自治区に
ある観光地に行くとスリなどもたくさんいるようです。ところが、ユダヤ人居住
区に入ると、貧富の差があるからだと言われればそれまでですが、ほとんど
心配することなく歩くことができます。また、こまめに清掃がされているようで、
街がきれいです。昔の日本人が貧しくても慎ましやかだったように、イスラエ
ルにいるユダヤ人は、普通の庶民が勤勉に倹約して日々を美しく生きている
ように感じました。

 治安の良さが一番感じられるのは、世界中から大勢の観光客が訪れており、
私たちも含めてまったく緊張感なく、観光や聖地を訪れる信仰の旅をエンジョ
イしていることです。小川雅弘さんがパスポートをすられてしまったヨーロッパ
の先進国の方が、はるかに観光客にとっての治安は悪いように思います。
もちろん、中東情勢があっという間に戦争状態になって、滞在中に戦闘に巻き
込まれてしまう可能性がないとは言い切れませんが、日本国内にいるのと変
わらないぐらい安全に、私には感じられました。

 それでも、さすがにゴラン高原という紛争地域に行くと多少の緊張感は感じ
られます。しかし、イスラエルが実効支配しているものの国際的には承認され
ていない、日本で言うと尖閣諸島にあたるぐらいの場所ですが、実際に現地
に行ってみると完全にイスラエルの一部としか感じられませんでした。

 UNDOFが見える観光用の駐車場(アラブ人の物売りがいるぐらいですので、
私たちのような物好きな観光客が結構来るようです)にいると、機関銃で武装
したイスラエル軍の兵士が定期監視にやってきて少し驚きましたが、最前線で
の緊張感という雰囲気ではありませんでした。

 パレスチナ自治区に出入りするときはセキュリティーチェックということで、
バスにライフルを持った兵士が乗ってきて一応チェックをしていきます。こちら
は少し怖い思いをするのですが、兵士の顔を見ると明らかに徴兵された新兵
が担当しており、多分20歳そこそこの彼ら彼女らの方が、異邦人の私たちに
対して恐怖の思いを抱いているということが感じられました。

 イスラエルには徴兵制があり、女性も徴兵されます。周りをほとんど敵に囲
まれている人口818万人余りの小国が置かれている厳しさを感じます。それで
も、ゴラン高原を実質的にうまく統治している姿を見ると、日本も尖閣問題で見
習うべきところがたくさんあるように感じました。

 そして、もしかするとこのイスラエルの緊張状態は、自覚がないだけで実は
私たちが近隣諸国との間に置かれている状況にそっくりなのではないでしょう
か。尖閣問題から目をそらすことなく、しっかりと現実を直視して対応しなけれ
ば固有の領土さえ守れないというのが世界の常識なのです。


 二つ目にお伝えしたいのは、エルサレムにいる敬虔なイスラム教徒たちの
焦りです。エルサレムには岩のドームという場所があり、ユダヤ教徒、イスラ
ム教徒双方にとっての聖地なのですが、現在はイスラム教の聖地として国か
ら守られています。そこで、私たちのグループに小さな事件が起こりました。

 メンバーのひとりが軽くお祈りをしたのですが、それがイスラム教の聖地で
他宗教の神様に祈りを捧げたことになり、イスラム教を冒瀆したということで、
敬虔なイスラム教徒からものすごい勢いで怒られてしまったのです。

 4年前はイスラム教徒しか入れない岩のドームの中にどうしても入りたかっ
た小川さんが、イスラム教徒だと言い張って入ろうとして失敗したというエピ
ソードがあるぐらいのゆるい感じでした。しかし今回は、私たち以外にもユダ
ヤ教の熱心な信者が明らかにそれと分かる姿で聖地に入ってきたのですが、
危ないということで警官に守られているような状況でした。周りからは大きな
ブーイングが出て、ある意味、世界でいま一番ピリピリしている最前線が岩
のドームのように感じられました。

 アラブの人は難しいなあと感じたのですが、最後に訪れたヤッホという港
町で、私たちのグループとそこに居合わせた高校生ぐらいのイスラム教の
女の子たちのグループとがとても仲良くなり、互いに写真を撮り合って喜
んでいました。宗教と関係のないところでは平和が実現しているのです。

 たった7日間の滞在でしたが、それでも国際政治という面でもとても深い気
づきを得ることができた有意義な旅でした。皆さんも、イスラエルのことを少
し学んでみませんか。きっと目からウロコのような新しい発見があることと
思います。



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