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意識の変化


 今年は日本中できれいな桜を楽しませていただきました。桜の花は日本人
にとって一番季節感を味わわせてもらえるものですが、日本中東西南北を飛
びまわることで、その季節感の地域による違いを楽しませてもらえるのがあり
がたいと感じています。

 高知に行った時は3月下旬にも関わらず、もう田んぼに水がはられて田植え
の準備が整っていました。私が関わっている命仁(みょうじん)というお米は山
形県新庄市で作っているのですが、田植えをするのは5月の下旬か、もしかす
ると6月に入ってからです。いまは便利になってどちらも東京からなら日帰りが
可能ですが、田植えの季節は2ヶ月ほども違うのです。

 桜にしても、信州の北部ではゴールデンウィークぐらいが見頃になります。
桜前線を追って日本中の桜の名所を旅するという風流な人もいるそうですが、
私はどちらかと言うと季節感を大事にする文化的なことはあまり得意ではあり
ません。それでも、さすがに桜の季節になると日本人の本性を思い出します。
そして、この季節感は「意識の変化」に気づかせてくれる一番いいツールなの
かもしれません。

 話は変わりますが最近、経済についてとても熱心に学んでいます。舩井メー
ルクラブ(FMC)
で毎月、経済予測を書いているのですが、メルマガとしては
かなりの高額なものになりますので、いい加減なことを書くわけにはいかない
のです。当然、経済関係の本をたくさん読むのですが、例えば、アベノミクスに
ついて一番学術的なレベルが高くかつ分かりやすかったのは、専修大学教授
の野口旭先生が書かれた『世界は危機を克服する: ケインズ主義2.0』(東洋
経済新報社)です。

 最新のケインズ主義では変動相場制の下では財政出動はなく金融政策が
有効であることが明らかになっていることや、現在の日銀が行っているような
非伝統的金融政策(リフレ派の経済政策)にとって大事なことは近い将来イン
フレになるという期待を形成するということだということを教えてくれます。

 経済の勉強を一生懸命していたことは、多分、父が亡くなって責任を持って
経済予想をしなければならないという立場になった私にとってはとても大事な
ことですし、おかげで相場の方向性などはかなり分かるようになってきました。
朝まで本を読んでしまったので、金融関係者は大体見ているというテレビ東
京系列で早朝に放送しているモーニングサテライトという番組を久しぶりに見
たのですが、そこで取り上げられていた為替の方向性についての話にもしっ
かりとついて行けました。

 大きな方向性としては、FRBの利上げが年内には確実に予想されるので
中長期的にはドル高になるのですが、その流れを織り込んだドル高の影響
でアメリカの景気はそれほど芳しくはないようです。そこで、目先はかなりの
為替安が進んだユーロに対しては、もう少しユーロ高ドル安の方向に修正は
あるでしょうが、ドル円については現在の120円前後の状況から115円ぐらい
までの円高の方向性の中でしばらくは推移するという見方が、市場の大勢を
占めているようです。

 また、これとは逆に、成長に解を求めるのは間違っているという立場から書
かれているのが、外資系の投資銀行のトレーダーである松村嘉浩さんが書か
れた『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』(ダイヤモンド
社)です。この本は小説の形態をとっていて『進撃の巨人』『鋼の錬金術士』
などの漫画から現在の社会情勢を読み解いています。夜中に目が覚めてよく
眠れずになんとなく読み始めたのですが、面白くてやめられずに結局朝まで
かかって読んでしまいました。

 そして、そこで気がついたのですが、最近あまりにも経済の勉強をしすぎて、
相場の予想などの金融分野に意識が行き過ぎてしまい、自分のバランスが
すっかり狂っていたことを強烈に感じました。相場の予想を考えている内に
自分でもアグレッシブになりすぎて、かなり攻撃的な考えになっていたのです。

 面白いもので、意識が変化してくると新聞などで言われているいまの経済
状況とまったく逆の見方を教えてくれる友人が現われて、会社の経営に対し
てもかなり攻撃的になっていた自分の行動を、図らずも諌めてくれることにな
りました。

 大きな視点で見ると、私の責任感が強まったという意識の変化に基づいて
経済の勉強をしていたのですが、金融特有のアグレッシブな空気に私自身
が巻き込まれてしまっていてバランスが狂っていたようです。そして、それに
気が付かせてくれる松村さんの本に出会うということで、また意識の変化を
体験できたというわけです。

 いまは、めまぐるしく意識が変化していく時代ですし、この変化を恐れるの
ではなく楽しむことが大切です。意識が変化するとご自分の体調や周りとの
人間関係がおかしくなってくることもあると思いますが、それは自分にとって
必要な気づきを与えてくれているのだと感じると大体間違っていなのではな
いかと思います。

 これを読んでいただいている皆様にも大きな意識の変化が訪れていると
思いますが、それを楽しんでいただければと思います。



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