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エドガー・ケイシーとスウェデンボルグ


 父の1周忌で熱海の実家に来ています。前日の日曜日に家族だけで集まって
お墓参りに行き、その後近くの割烹店に行って簡単に食事を済ませました。
父の弟である叔父だけは呼びましたが、後は母と子ども夫婦と孫だけの簡単な
法要にさせていただきました。命日には、私は実家にしばらくいて母と母の手伝
いをしてくれている姪と3人で過ごしています。

 時々お客様がありますが、とても静かな時間を過ごしているので、この原稿を
書き始めたというわけです。ふと思い立って父の書斎に行ってみました。そして、
父の本箱を何気なく覗いてみると、父が一番大事にしていた本が目に入ってき
ました。それは、例えば『ヒマラヤ聖者の生活探求』であり、高橋信次先生の本
であったり、はたまた七田眞先生の本だったりするのですが、私が一番心惹か
れたのはエドガー・ケイシーとスウェデンボルグの本でした。

 どこかに書いたことがあるのですが、東京の大学に合格して一人暮らしをはじ
めるまで暮らしていた兵庫県宝塚市の当時の自宅には、来客がとても多かった
こともあり、玄関を入ってすぐのところに応接間がありました。応接間の本棚には、
立派な経済や経営に関する本、例えば、日経新聞の「私の履歴書」欄をまとめた
財界の大物の自伝集や父が尊敬していた日本を代表する経済学者であった
難波田春夫先生の全集などが並んでいました。

 もちろん、それは格好をつけるために置いてあるのではなく、しっかりと読み
込んであったものではありますが、父が本当に興味があっていつも読んでいた
のは2階の書斎に置かれていた精神世界の本、特にエドガー・ケイシーと
スウェデンボルグの本でした。高校生の私にはまったく興味がない本でしたが、
時々お手伝いで掃除機をかけに父の書斎に入った時などに、不思議な思いで
見ていたので名前だけははっきり覚えているのです。

 スウェデンボルグと言えば、父が大変親しくさせていただいていた関西アーバ
ン銀行の伊藤忠彦元頭取が熱心なクリスチャンで、スウェデンボルグの研究家
でした。何度かお会いさせていただいたことがありますが、スウェデンボルグに
ついては一家言持っていらっしゃって、例えば父が輪廻転生の話をしたら、先祖
が守ってくれるということはあるがスウェデンボルグを研究した私の考えでは輪
廻することはない、という意見をおっしゃっていました。

 おそらく、父が本当に好きだったのはエドガー・ケイシーの方だと思います。
父の本棚にあった本の1冊が『エドガー・ケイシーのすべて』(サンマーク出版)
という本で、日本でエドガー・ケイシーと言えば日本エドガー・ケイシーセンター
会長の光田秀先生ですが、1999年に出版されている同書でも「人物伝 エドガー・
ケイシーの生涯」という論考を書かれていました。

 それを読むとエドガー・ケイシーは13歳までに13回聖書を読み、その後は1年に
1回聖書をすべて読んでいたのだそうです。そういう意味では敬虔なクリスチャンで
すが、私は個人的には聖書も読んだことはなく、またクリスチャンに対しても何とな
く複雑な思いを持っていたので、エドガー・ケイシーの勉強をする気は起きません
でした。

 大親友のPちゃんのパパ、小川雅弘さんもエドガー・ケイシーの大ファンでケイシー
の予言に従ってエジプトのスフィンクスの足の下を本気で掘ってみたいと考えていらっ
しゃいますので、とても親しみは覚えているのですが、それでもちょっと本気にはなれ
ませんでした。でも、1周忌の機会にここでエドガー・ケイシーに出会ったということは
聖書も含めて、改めて彼について取り組んでみればいいのではないか、という父の
アドバイスの様な気がしてきました。

 アマゾンで検索したら光田先生の新著『改訂版 眠れる預言者エドガー・ケイシー
(総合法令)が昨年の12月に出たばかりでした。早速、買って勉強を始めようと思い
ます。気楽にケイシーを身近に感じるために光田先生を思い浮かべながら、活字に
載っている情報を知識として追い求めるのではなく、本質的にケイシーのことを理解
するような読み方をしてみたいと思っています。とても、楽しみです。




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