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今月のにんげんクラブ ~9月号~

先日、にんげんクラブ愛知支部の皆様とご一緒に、恵那(えな)市の笠置山に行って
来ました。ピラミッドのような巨石や磐座(いわくら)がゴロゴロある不思議な山で、な
んだか宇宙人たちが集まってこれからの地球の統治について話し合っているような、
ちょっと不思議な感覚がありました。そこで私は、「これからは地球人である私たちが
自分たちでいい世の中を創っていきますのでどうぞ見守ってくださいね」と独立を宣言
してきました。


9月号2.jpg  9月号1.jpg


 
笠置山ツアーには、「富士夢祭り」を主催している大志さんも参加されていました。彼
は、愛ある夢を広げようと、毎年旧暦の七夕の日に世界中の人々に夢を書いてもらっ
た「夢ハンカチ」を持って富士山に登り、それを山頂から日本中、世界中にバラ撒こう
という活動をしています。私も5年前に一度参加して、初めて富士山に登りました。最
後は膝が笑ってしまって大変でしたが、100 人の仲間と登った富士登山は忘れられ
ない一生の思い出になりました。
 
最近は富士山が世界遺産に登録されたことや大志さんご自身のパワーアップもあり、
参加者の数がかなり増えているようです。彼の得意技は元気玉を天に向けて発射す
ることです。元気玉というのは、鳥山明さんの『ドラゴンボール』という世界的に大ヒット
した漫画の主人公孫悟空が、地球中の人の元気や勇気を少しずつ分けてもらって使
う武器です。孫悟空はこの元気玉を、みんなの恐怖が集まってできた魔人を倒すため
に使うのです。
 
富士山の頂上で大勢の人が輪になって元気玉を発射するのを、神様視点で上空から
見てみると、きっと美しい花火が打ち上がったように見えるのだと思います。彼が主導
して打ち上げた元気玉がドンドン広がっていき、みんなのポジティブな思いで地球が包
まれることを想像すると楽しくなってきます。いまは、まずみんなからポジティブな元気
玉を集める段階ですが、目指している方向性はにんげんクラブと同じだと感じますの
で、今後もいろいろ情報交換をさせていただきたいと思っています。
 
さて、ここで少し冷静になって振り返ってみると、大志さんがとても大事な活動をやって
いること、そしてそれがにんげんクラブの方向性と一致していることは、実は富士山に
一緒に登った5年前にはもう分かっていることでした。ところが、このご縁がその時限り
になってしまったのは、もちろん大志さんから見てにんげんクラブの活動が怪しく見え
たからという可能性もありますが、やはり私の中で彼がやっていることに対しての理解
が足りなかったというのが、本当の理由のように感じます。
 
当時の私は、車が欲しいとか、豪邸に住みたいとかいうような夢を持つということに疑
問を感じていたのです。だから、夢ハンカチのプロジェクトを進めている彼の活動が本
質的には好きになれなかったのかもしれません。
 
古い話で恐縮ですが、やはり5年ぐらい前に参加したワークショップで、私はある女性
に出会いました。当時、女子大生だった彼女は、小学校の時にとてもステキな先生に
出会い、その先生に憧れて小学校の先生になることが夢になったそうです。その後、
両親の理解も得て本人もしっかりと努力して教育大学に行き、教員採用試験に対する
万全の準備も整えて、後は試験を受けるだけ。
 
ところが、十年以上に渡って夢見てきたことがまさに実現しようとしていたその時、なん
と何かの勘違いで採用試験願書の締め切りの日付を間違えてしまい、願書を出すこ
とができなかったのです。
 
本来ならこれは大きな悲劇なのですが、この時彼女は小学校の先生になるという夢に
縛られていた自分に気づいたのだと話していました。小学校低学年のころから周りにも
認めてもらえるような夢をひたすら追い続けてきたので、いつの間にかそれが本心から
の夢なのか、それとも小学校の先生になるのだという既定事実が出来上がっているの
で、何も考えずにただひたすら突き進んできただけだったのかの区別がつかなくなって
いたことに気がついたのです。
 
そして、突然その夢が崩れたことで、自分にはその他にもやりたいことがいっぱいあるし、
それを進めていくことに心底ワクワクすることに気がついたと言います。小学校の先生
にならないのなら、こんなこともしたい、あんなこともしたいということがいっぱいあって、
自分の可能性が急速に拡がっていくことにウキウキしてきたそうです。
 
結局、彼女は青年海外協力隊に入り、アフリカの国に赴く道を選んだと言っていました。
幼いころからの夢が崩れた時に、自分の今の状態を直視したことによって、彼女は小さ
な夢の後ろに隠れていた、より大きな夢の存在に気がついたというわけです。このエピ
ソードが決定的になって私は本質的に生きていくためには、夢を持つよりもいろいろな
可能性に対して心をオープンにしておく方がいいのだ、という結論に達していたのです。
 
しかし、今回大志さんとお話ができたことで、私は夢を持つことの大切さについて誤解し
ていたことが分かりました。大志さんは、車や家が欲しいという夢は恐怖から来る夢で、
彼がみんなに持ったほうがいいと伝えているのはそうではなく「愛ある夢」だと言うので
す。前述の女子大生の場合、本人は恐怖から小学校の先生になりたいと思ったわけで
はありませんが、周りは学校の先生になれば生活が安定するからいいという恐怖感か
らの夢だと感じていた人もいるのかもしれません。
 
やっぱり、キーワードは「愛」のようです。夢も愛、つまり自分の魂の底から湧いてくる純
粋な思いに基づくものであれば、それは人生をキラキラ輝かせて、自分の持つ可能性が
最大限に発揮できるすばらしいものになります。この愛という定義を理解するのはなか
なか難しいのですが、恐怖に基づいているという概念は分かりやすいので、夢の動機が
恐怖かどうかを見ていくと分かりやすいかもしれません。
 
ただし、恐怖という側面から見ている限り、恐怖を超えることはできないので、最後は愛
を信じること、自分を信じること、この世の中を創っている大いなる存在を信じることが何
より大切になるのだと思います。
 
今回の旅で、慈愛に基づく愛ある夢をすべての人が持って、自分をキラキラと輝かせる
ことができる世の中になれば、争いのない、いい世の中が来るという大志さんの想いが
しっかりと理解できました。そのことによって、やっぱり最初に宣言したとおり、宇宙人た
ちにある程度の幸せを保障してもらう代わりに、恐怖を受け入れていくような時代は、そ
ろそろ終わりにしたいとあらためて感じたのです。



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