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今月のにんげんクラブ ~7月号~

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4/26 千葉支部寄合                  5/13 飯田勉強会


おかげさまで、私はいままで共著を含めて7冊の本を出させていただいています。ありがたい
話だと思います。最新の本は、はせくらみゆきさんとの共著で『チェンジ・マネー お金の価値を変えるのは日本だ!』(きれい・ねっと)です。はせくらさんとの共著ということもあり、いままで
の私だったら絶対に書けない本ですので、新境地を開いたと言ってもいいと思います。

昔、野坂昭如さんや加藤登紀子さんが歌った「黒の舟唄」というヒット曲があります。父は戦争
中に近くで焼夷弾が爆発したことがあり、それ以来、音楽を楽しく味わう感性がなくなったのか、
音楽はあまり好きではありませんでした。唯一の例外が、憧れの旧第三高等学校の寮歌「琵
琶湖周航の歌」でした。加藤登紀子さんがそれをカバーしたアルバムに「黒の舟唄」も入って
いて、珍しく父が歌謡曲を聞いていたという思い出もあいまって、「男と女の間には、深くて暗
い川がある......」という印象的な歌詞が、子供だった私の心に刻まれているのです。

歌謡曲と言えば、敬虔なクリスチャンの人には怒られるかもしれませんが、4月の初めにイス
ラエルに行った時、教会で一緒に行ったツアーのメンバー24人で、「故郷」を歌いました。最後
に団長の赤塚高仁さんが「アーメン」と言ったので、何となくみんなもそれに従うと、賛美歌を
歌ったと思われた神父さんが、赤塚さんにすばらしいとわざわざ言いに来ていました。赤塚さ
んいわく、アーメンは「まったくその意見に同意する」という意味で、日本の歌謡曲でもいい歌
はみんな賛美歌になる資格があるとのことでした。

だからというわけではありませんが、「男と女の間には深くて暗い川がある」という歌詞は、な
ぜか子ども心に響いているし、50歳になったいまでも女性のことはよく分からないというのが
正直な実感ですので、テーマはともかく「黒の舟唄」は賛美歌級のいい歌なのだと思います。

今回はせくらさんとお金をテーマに本を書こうと思ったのは、はせくらさんが代表している、目
に見えない本質的なものの存在を大事にしている人たちと、父や私が代表している、直感力
や想造力の大事さは知っているが、それよりも現実的な企業経営、もっとぶっちゃけて言って
しまうと金儲けが大事だと思っている経営者の間には、やっぱり越えがたい河が流れている
ことに気がついたからです。

はせくら陣営にいる方は女性が多いのですが、お金に対して警戒感、もしかしたら軽蔑感を
持っているのかもしれません。だから、お金は大事にはするのですが、どちらかと言うとあま
り関わりを持たないように気をつけて暮らしているようです。一方、私たち経営者は、父と一緒
に勉強してきたこともあり、三次元的で物質的なものの見方だけではこれからの世の中の変
化に対応することは難しいという知識はありますが、現実に経営を進めるに当たっては利益を
出して会社を存続させることと、超自然的なことがリンクしていません。いわば、趣味として舩
井幸雄のもとで、直感力の研究をしてきたという感じが正直なところではないかと思います。

この本を著していく中で、私はにんげんクラブの現状の問題も、このギャップにあるような気が
してきました。いい世の中を作るためにはお金にこだわっていてはダメだという意見の人から
は、にんげんクラブを株式会社にした時にクレームをいただきました。父や私にすれば、いま
の世の中で一番制約がない組織が株式会社であり、きちんと適切な利益を出して払うべき税
金を納めていれば、後は結構自由度が高いことが株式会社という形態を選んだ理由です。
でも、やっぱり株式会社の本来の目的は利潤の追求にあるわけですから、そこに違和感を覚
えるのがにんげんクラブの会員なのだと思います。

はせくらさんと合意したのは、「こころ」を大事にするにんげんクラブの会員の皆様も、「もの」を
大事に思う経営者の皆様も、どちらも正しくて間違っているということです。本当は「こころ」と
「もの」は比例して豊かになるものであり、本当に豊かでみんなが幸せに暮らせる世の中を作
るためには、「こころ」も「もの」もどちらも豊かにしなければならないということでした。そして、
それを実現する方法は勇気を持ってこの越えがたい河を渡っていくことだということが、読んで
いただくと実感として分かっていただける本になったと思います。

実は、7冊の本の中で私が一番好きなのは、もう3年前の本になりますが、『未来から考える
新しい生き方
』(海竜社)です。当時、父から「お前のいままでの本は俺の名前に傷をつける本
だったが、これは俺にもプラスになるいい本だ」と、厳しい言い方の中で最大級の賛辞をもらい
ました。

しかし、本の中で「父の呪い」と書いたことについては怒られました。心理学的に両親の思いを
乗り越えていかないと、いい人生は送れないという文脈で書いたので、真意は理解してもらった
と思いますが、それでも当時の私の、「にんげんクラブは父の従来のやり方ではダメで、お金儲
けではなく世のため人のためでなくてはならない」という思いが父に伝わり、それは違うのでは
ないかということを伝えたかったという父の思いが、いまになって理解できるようになりました。

その時父は、伝統芸能を受け継いで行くのは「守破離」だと言いました。まずは、徹底的に師匠
の技を真似てそれを守ることが先決だ。それが完璧にできるようになってはじめて、師匠の技を
破って自分の特徴を出し、またそれが完璧にできるようになってから師匠の技から離れて自分
独自の技を生み出して名人になっていくのだという教えです。

いまさら遅いかもしれませんが、父の死後、私は「守」を徹底的にやっています。あるにんげん
クラブの集まりで講演した時、出席されている方から、「お父さんの話はもういいので、自分の話
をした方がいいと思うよ」と言われるほどでした。

正直に告白すると、父の死後、夢枕に立ってくれる父の教え通りに原稿を書いて、講演をし、経
営を進めていました。そして、そう言えば最近、あまり父がやって来ないことに気が付いたので
す。どうも、「俺はこちらでも忙しいのだから、何でも相談に来るな」と言われているように感じて
います。不思議なもので先日、人生の大事なタイミングで相談に乗ってくれるある師匠から、
「守破離は途絶えているのではなく、連続していることを知れ」と諭されました。
連続性を意識しながらですが、そろそろ徹底的な守から次のステージに行くべき時が来たのか
もしれないと感じています。




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