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怒りを大切にする

 この原稿は3月10日の朝、大阪のリッツ・カールトン・ホテルで書いています。昨日は
舩井家が檀家になっている大阪のお寺で父の四十九日の法要を行い、遺骨を舩井家
のご先祖が代々眠るお墓に納めさせていただきました。そして、ちょっと贅沢なのです
が、父が大阪に宿泊する時の定宿にしていたリッツ・カールトンに、家内と一緒に泊め
ていただいているというわけです。

 このホテルには、父だけでなく私も何度かお世話になったことがありますが、これも戦
略のひとつなのか案外不便な場所にあるし、ふだん一人で大阪に来るときはほとんど
ビジネスモードで、眠ることができれば十分という感覚で宿泊先を選びますから、わざ
わざリッツに来るのは本当に久しぶりのことでした。おかげさまで、すばらしく豊かな気
分を味わわせていただいています。

 最近になってようやく分かってきたのですが、こういう高級ホテルを楽しむコツは、いい
意味でわがままになることのようです。ホテルのスタッフの方にお願いしたいことがある
ときに、「忙しそうだし、頼むのはなんだか申し訳ないな」などと遠慮してしまうと、逆に
ホテルの人は伝説のサービスを提供する機会を失ってしまいます。だから、適度に少し
わがままぐらいで頼みたいことをお願いすると、サービスをする方も受ける方も気持ち
良く過ごすことができるのです。

 私はこの辺りのさじ加減が苦手で、それならビジネスホテルの方が気楽だということが
多いのですが、家内は上手に伝説のサービスを活用していました。夜になって靴磨きの
サービスを頼んだり、新聞も私が必ず読む日経新聞を頼んでくれました。こうしてしっか
りサービスしていただくと、まるで家に帰ってきた気分になるので、本当にリラックスする
ことができます。こうした満足感を味わっていただくことで、また帰ってこようと思ってもら
うというのが、このホテルの戦略だと思うのです。

 話は変わりますが、その家内が頼んでくれた日経新聞の社説を読むと、3月10日は10
万人以上の死者が出た東京大空襲の日であったことが書かれていました。69年前の今
日、東京は焼け野原になり、女性や子どもを含む10万人以上の方がお亡くなりになった
のです。さらにご承知のとおり、明日は東日本大震災から3年目の日に当たります。死者、
行方不明者の数が2万人にもなろうかという未曾有の大惨事から早いもので3年になり
ます。

 東京の空襲にしても東日本大震災にしても、何も悪いことをしていない人たちの貴重な
命が失われています。こういうニュースに接するたびに、私が強く思うのは、それを仕方な
いこととして済ませずに、このような悲劇が二度と起こらないような、また避けられない天
災がもし起こってしまったら、今度はもっと上手く対処して一人でも多くの方が助かるよう
な叡智を、私たちがつくり上げていかなければならないということです。

 話をホテルに戻すと、昨夜はとても大きなふかふかしたベッドで快適な睡眠を楽しんで
いたのですが、いつものようにアルコールのフェイクアイテム(つまりソフトドリンクです)を
たくさん飲んだ私は、夜中にトイレに行きたくなりました。その後、普段とは違う快適さに
興奮してしまったのか、よく眠れなくなってしまったのです。それでも朝方になってウトウト
し始めたようなのですが、その時久しぶりにとてもリアルな夢を見ました。

 あまり詳細を書いても仕方がないのですが、私が大変な勢いで怒っているのです。怒り
が何時までたっても収まらず、ずっと怒鳴り続けているのですが、面白いことに、途中から
うまく喋れなくなってきてしまいました。そのうちに、寝言でも怒鳴り始めたようなのですが、
夢と現が混在しているのでまったくうまく喋れません。自分でそのことを認識しているのに、
夢だということになかなか気が付きませんでした。

 私は前田智則先生に教えていただいた心のデトックスという手法を4年間続けています。
これまでにも何度か書いたのでごく簡単に説明すると、トラウマを見つめていって外に爆
発させてしまうのではなく、かといって我慢するのでもなく、その感情をじっと味わうという
手法です。前田先生によると、トラウマを開放するためには生きてきた期間の10分の1の
時間がかかるそうです。私は今年50歳になるので、5年間かかるということになり、上手く
いけば来年満願成就になります。

 私の場合はトラウマの感情は怒りとして表出してくることが多いのですが、味わっている
つもりでもやっぱり我慢していることになってしまうケースが多く、その我慢を適度に放出し
てやること、たまには怒りを何かにぶつけてみることがとても大切だということを感じるよう
になってきました。そう考えると、夢の中で怒りを爆発させて解消するのは、誰にも迷惑が
かからず最高の状況だと思います。

 父は人生の最期に、「スピリチュアルなことは卒業した」と言って物議を醸しましたが、
実は無理なプラス発想はやめた方がいいということも、5年ぐらい前から度々言うようにな
りました。怒りをただ我慢するようなプラス発想は身体を壊す可能性が高いので、気をつ
けたほうがいいのです。感情を我慢するのではなく、それを味わってその原因に思い至れ
ば、それだけでほぼ解消に向かうというのが、私が4年間の体験で感じていることです。

 多くの方々が亡くなるような大きな出来事に限らず、私たちは多くのトラウマを作り出し、
抱えているものですが、それを自発的に解消していくことは、私たちに今すぐに確実にで
きる、みなで幸せに生きる対処法だと思います。

 他人に迷惑になることはやらない方がいいですが、あまり我慢するのも止めたほうがい
いようです。自分の感情を見つめる作業を、気楽に、それでいて真剣に、すばらしい人生
を、そしてすばらしい世の中を作るために、皆さんも始めてみませんか。




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