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ヒマラヤ聖者とともに 執着をなくす

にんげんクラブの皆様こんにちは。手袋がないとキツイくらいに、寒い日が続いていますね。日本海側の地方は、雪がたくさん降ったと聞いています。皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか。

先日、ヒマラヤ聖者とともに~ 偉大な霊性の師と過ごした日々
、という本を読みました。船井会長も書かれていますが、非常に面白い一冊でした。(にんげんクラブ会報誌の2月号にも感想を掲載します。)

本書にはすばらしい知恵がたくさん詰っていて、たくさんノートに書き写しました。
それらのメッセージの多くに、思い、言葉、行いを整えることと、執着をなくすことが何度も書かれていました。

考えてみれば、自分は昔に比べるとエゴや執着が少なくなったなぁ、などと勝手に思っていたのですが、本当のところはそうではなくて、やっぱりエゴと執着にしがみついている未熟物だということがわかりました。特に今のところ、物欲や食欲を手放すことがなかなかできません。

かつては自分勝手だった私も、今では人に意地悪をしたり、騙したり、傷つけたり、ということは全く考えもしませんが(知らずに人を傷つけたことはあるかもしれません)、
それはきっとマイナス100くらいが、マイナス30くらいになっただけの話なのだと思います。

執着には、それが自然すぎて、本人が気付かない場合もあります。

たとえば私は、昔から引越しの多い家に生まれついたからか、引越しが好きです。
そのため、熱海に住宅を買った後でも、不動産情報を見ることが、なぜだかとても好きです。
全国、いや世界中どこへ言っても、つい、不動産屋さんのチラシなどを見て、この間取りだったらどこにどの家具を置いて・・・・などと妄想するのが好きなのです。

何年もの間これは単なる趣味なのだと自分では思っていましたが、
結局は「今よりもっと快適な家がほしい」という欲望と執着の表れなのだな、とようやく気付きました。

「今よりもっと広くて快適な家がほしい」は、結局「人に羨ましがられる家が欲しい」になり、
それは結局「人から偉いと思われたい」に繋がる気がします。

かといって、今のところその欲望を抑えることもできず、たまに気持ちの良い広い家にお邪魔することがあると、素直に羨ましく思ってしまうので、ヒマラヤ聖者への道はまだまだ遥か彼方のようです。

身の回りのものを大事にして、もっと毎日を大切にきちんと暮らせば、
その執着はもう少しマシになるのかもしれませんね。

まだまだ修行のはじめの段階で躓いている状態ですが、本書を読んで、執着の多い今の自分がとったメモを抜粋して以下に記します。

● 過去はすべて忘れて今を生きること

● 執着をなくすこと

● 執着が弱まるほど、内なる強さが増す。

● 無執着と絶対真理へのたゆまぬ意識が、不死の極みへといざなう

● 無執着とは、愛である。

● 真実を言うこと、嘘をつかないこと

● どこで暮らそうと元気に暮らすこと。活気は自ら作り出すもの。地獄にいようと天国を作
りなさい。

● 霊性の道を歩みはじめるには、謙虚であること。

● 重要なのは、想い、行い、言葉を整えること。

● この世とは、神の名のもと、実際にはエゴを崇拝している。

● 執着、怒り、おごりを断念すると、自らが瞑想になる。

● 何が起ころうと、しようと決めたことをすると決意することだ。そう決意してもなお、気をそらすものはそこにあるだろう。――それでも自らの道を歩み続け、かき乱されずにいること。決意は極めて大切だ。周囲の状況、この世、社会を自分に合わせることは不可能だ。しかし強さと決意があるなら、人生の流れをうまくへていくことができる。

● 執着、怒り、おごりを断念すると、自らが瞑想になる。

● 怒り、貪欲、執着を断念しなさい。規則的に瞑想しなさい。この四つをなしとげた時に、完全性に至るだろう。

● 真のおまえでありなさい。おまえでない者のふりをするな。

● たえず生命の目的を知らぬ者は、たやすく不幸のうずにからめとられる。祝福多き人とは、無私の心で他に使え、幻惑のぬかるみを越えることを知った人だ。

● 人はできうるかぎり真摯に努力を重ねなければならない。力つき、献身の極みで絶望に泣き叫ぶとき、忘我に達する。それが神の恩寵だ。恩寵とは、誠実に真摯に重ねた努力により授かる結実だ。

● 心の条件づけから自由なものは、過去、現在、未来を同じように知る。その条件づけと時間、空間、因果という。

ちなみに本書の著者のスワミ・ラーマ氏は、自らの団体を作り、優れたヨギであり、少なくない人たちからものすごく崇拝された人物であったと同時に、彼の死後信者の女性たちに対する性的虐待で裁判を起こされ、スキャンダルもあったようです。

本書はすごく良い本なので、この本を記しただけでも彼の生きた価値は大きかったと思うのですが、良い本なだけに、そんなスキャンダルの可能性があることは残念でした。
(実際にはお会いしたことがありませんし、あくまでもネットの情報なのでその噂も鵜呑みにするわけではありませんが。)

言葉と想いと行いが一致することは、難しいですね・・・。完璧な人間でないかぎり、有名人とスキャンダルは切っても切れないものなのかもしれません。こんなことからも、欲望、執着、おごりをとることは、ものすごく難しいことなんだなぁと思いました。



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