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怒らないこと


(引用開始)

また近いうちに飲みましょうね。

そんでウィークリーレポートに書いてある内容に
おどろいてる人も多いみたいです。

何を驚いているのかわかります?

「私もムッとしてしまい」のところで
勝仁さんでもムッとすることがあるんだなって
驚いてるひとも多かったみたいですよ。

みんな勝仁さんが短気だって知らないみたいです(笑)

(引用終了)

先週のウィークリーレポートに対して、フロンティアショップのSeiさんから上記のようなメールを
いただきました。とてもありがたいメールで心がとてもほっとしました。でも、ここで言いたいのは
Seiさんが書いているように、私は短気だと言うことです。ついでに言うと、父も結構、短気です。
 
私がまだ高校生の時だったと思いますが、あることで、父が云われのない苦労をさせられた
ことがあるのですが、その時は本当に怒っていました。この人を怒らせたら大変なことになると
思って、実は私の深いトラウマになっているかも知れません。(まだ、ちょっと生々しいので
詳細はやめておきます)
 
最近、とても親しくしていただいている村松祐羽先生に大学生の時に、すでに怒りっぽい性格を
見破られていました。状況をよく覚えていないのですが、確かエレベーターを待っているちょっと
した時に、つまらないことが許せず、それで結構いつも怒っていることを自白(?)させられて
いました。村松先生は見えない世界のことを父と30年以上前から一緒に研究していた同士で
すが、見えない世界のことなど、大学生当時の私は全く興味がありませんでしたが、この鋭さに
は只者ではないと思ったことをなぜかよく覚えています。
 
若い頃は、怒りも強いエネルギーを作るので、悪いものではないと思っていましたが、何年か
前にアルボムッレ・スマナサーラ著「怒らないこと」(サンガ新書)を読んで、心から反省して、
それ以降、「怒らないこと」をテーマに生きてきました。いろいろなところに何度も書きましたが、
それで本当に人生が変わりました。まったくコミュニケーションが出来なかった次男とも二人で
一緒にご飯を食べに行けるようになりました。たいしたことではありませんが、そういう喜びを
日々感じています。
 
最近は、佐々井秀嶺著「必生 闘う仏教」(集英社新書)を読み、怒りの感情や欲望の感情も
それを自分だけの小さなものから、世のため人のための大きなものに変えていけば、それは
それでとても有意義なものになるということを学びました。どちらも、仏教の僧侶が書かれて
いる本に触発されているので、やはり宗教の持つ力は侮りがたいものがあります。
 
よく考えると、「怒らないこと」も「少欲や少努を、大欲や大怒に変えること」も、どちらも怒りの
感情にとらわれて自分がコントロール出来ない状況から逃げることなく、それを受け入れて
克服していくことから始まることが分かります。常識や既成概念やタブーにとらわれずに現実を
直視することからいろいろなことが始まっていくことを、この混迷の時代には確認することが
一番大切なのかも知れません。
 
レベルが上がってくると、それまでは正しいと思っていたことが、間違っているとは言いません
が、物足りなくなってくることがあります。人間は絶えず進歩するために生まれてきました。数字
にこだわって利益を挙げていくことが大事なステージと、仲間を大事にして人の和を大事に
することが大事なステージがありますが、切磋琢磨して自分の器量を大きくしていけば、両者は
矛盾しない概念になっていきます。
 
そんなことを考えている、ちょっとブルーな気分が続いていますが、無理矢理のプラス発想では
なく、本当のプラス発想ができるように、まずはブルーな自分の気分を認めることから入って
行きたいと思います。
 
 



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