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命の力

皆さん、こんにちは。映画監督の白鳥哲です。

今週、政府は、夏の関西の電力事情を受けて大飯原発の再稼働に向けて動き出しました。
その背景には、その動きを後押しする財界、世論の動きが見え隠れします。

私たちは、昨年の福島原発の事故の教訓を本当に受け止めているのでしょうか?
「今さえ良ければ良い。」「今の電力さえ確保できればよい。」「日本経済がだめになる」、
とても刹那的にしか受け止めていないように思えてなりません。

現在、福島では現在進行形で放射能の問題と向き合っています。表立っては言えませんが、
鼻血の止まらない子や、感染症にかかる子供、そして、何よりも甲状腺の病気が増えている
のです。そして、生活を根こそぎ奪われた方々が未だに将来の不安を抱えながら生活して
いるのです。

また、福島の医師たちの間では「放射能を危険だ」と言ってはいけないという情報統制が
まかり通っているとお聞きしています。

臭いものに蓋をしている状態なのです。

大きな病気はちゃんと病と向き合う事から始まります。その向き合うこともしないで、病気の
根本原因と向き合わないで、これまでの生き方を続けようとする・・・。とても刹那的な状態の
ように思えてなりません。未来に対する責任を放棄しているやり方を選択しているようにしか
思えません。

私は、普段声優の仕事をしています。今も毎週様々なアニメやCМの仕事をこなしています。
そんな中で、今から十四年前に出演したアニメ「ブレンパワード」という作品で、私が演じた
主人公勇イサミ・ユウの言葉をお伝えしたいと思います。

このアニメは「機動戦士ガンダム」を作った冨野由悠季監督のオリジナルアニメで、近未来の
人類の姿を現したものでとても示唆に富んだ作品です。

オルファンと呼ばれる人類のエゴを象徴するような存在が地下から浮上するに伴って、津波の
被害や人類の危機的状況が訪れています。それを食い止めるために、「ブレンパワード」と呼ぶ
ロボットの意識エネルギーの力を使って、食い止めようとします。

「こんな地球に誰がした!」
と語るオルファン側の勢力に対して、主人公のイサミ・ユウが言うのです。

「命の力を逃げるために使うんじゃない!生きるために使うんだ!」

私たちは未来に生きる子孫たちのためにも、責任ある生き方に変えないといけません。
大きな出来事から逃げるような対処の仕方では何も解決になっていないのです。

真正面から受け止めて、命の力をこれから生きる未来の世代のためにも使うことが重要なの
です。







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