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ノロウイルスと至福のひととき

にんげんクラブの皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりありがとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

皆様はどのようなお正月を過ごされましたでしょうか。

私の今年のお正月は、主人と一緒に山口の実家へと帰りました。
久しぶりの実家での家族団欒、とても楽しく過ごすことができました。

山口の実家では、大晦日から元旦に明けた晩の夜の12時半から、洞泉寺での毎年恒例の般若心経を唱える会に家族で参加しています。

たぶん私が高校生くらいから行き始めた習慣ですから、もう十何年か通っていることになります。新年を迎えて、ハッピーニューイヤー!と神社へ初詣に行く賑やかさとは違って、毎年の初めになんだか堅苦しいような、なんとも言えない神妙な気持ちになるので、若い頃はこの行事があまり好きではなかったのですが、今では新年はこの会に参加しないともったいないと思うようになりました。

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一年のはじめにお経を読んで、国や世界の平和をお祈りすることで、堅苦しいと思っていた雰囲気が、すがすがしい気持ちになれると思うようになりました。自分では気がつかなかったけれど、「習慣」というのはいつの間にやらできているようですね。

さて、元旦は従兄弟たちも実家に集まり、賑やかなお正月を過ごしたのですが、その日の晩から今大流行の嘔吐下痢症のノロウイルスに感染してしまいました。
(はじめは単なるお正月料理の食べすぎかと思いました(笑))

2日には新幹線で熱海へと戻る予定が、指定席の切符をすべてキャンセルし、主人には先に熱海に帰宅してもらって、実家で療養することとなりました。

そんなこんなで三日間ほど昏々と寝続けたら・・・・・・・・・・・・
(看病してくれた両親や先に帰ってもらった主人には申し訳ないのですが)
じつはものすごく癒されました^^!

久しぶりに、ごはんのことも仕事のことも家庭のことも、何も考えず(考えられず)に、寝続けたことで、症状が治まってきた頃には、ものすごい至福感がありました。
ここ数年しばらく感じていなかったような安心感や生かされている感謝の心がわきあがってきて、びっくりしました。

今年のお正月は風邪による寝正月でなんてツイていない!と思っていたのですが、こんなに癒された気分になれたなんて、風邪をひいて良かったなぁと思いました。と同時に、こんなに体が悲鳴をあげるまで、体や心のことを大切にできていなかったのだな、と心と体に謝りました。

ところで、本当に症状がひどかった初日に、気付いたことがありました。

嘔吐と下痢が苦しいのは言わずもがなですが、悪寒と発熱もあって、一晩中寒くて体がガタガタと震えてしんどくて、全く眠れない状態になりました。

そんなときに、そのままの状態でいたら「苦しいよう、しんどいよう」とどうしても考えてしまって、体にギューっと力が入ります。すると余計にしんどくなって、いつまでこの状態が続くのかな、とか、本当に治るのかな、と不安になってしまったりします。

そんなときに、自分の体にむかって、「神様からの借り物の体を、こんな状態になるまで放っておいて、ごめんなさいね」と、ひたすら「ごめんなさい」を繰り返して謝りました。

それから、不安になりそうになったら「大丈夫、大丈夫、」や「愛しているよ」と何度も頭で唱えました。
最終的には、「大丈夫だよ、ごめんね、愛しているよ」の三つの言葉を、何度も繰り返しながら、吐く息と吸う息を8秒くらいにして深く呼吸をして、呼吸の間にクンバハカをしました。その呼吸は、息を吐くときには、体の中から悪い物質が黒い煙のように出ていくように、息を吸うときには、宇宙から流れてくる愛と光のエネルギーが、体に満ちていくように、イメージをしました。

これをしばらく続けると、震えながら体にギューっと力が入っていたのが、スーっと抜けていきました。苦しいことに変わりはありませんが、苦しさが全然違うのです。結局明け方まで眠ることができなかったけれど、この呼吸を続けていたために、以前に風邪で熱を出したときとは明らかに消耗度が違ったような気がします。その後、明け方から昼過ぎまで、夢も見ないほどに深い眠りにつくことができました。

真言の力、というのがきっとあるのだと思います。

特に「愛しているよ」という言葉を明け方まで何時間も頭の中で唱えたからか、その範囲は自分だけでなく、いろいろなものに対象がうつっていきます。

自分のことも「愛している」けれど、たとえば今回の症状の原因となったノロウイルスに対しても、「愛している」の気持ちは広がっていきました。

「なんだかウイルスってだけでみんなに悪者にされちゃっているけれど、好きで嫌われ者になったわけじゃないよね。必要があって、この世に生まれてきたし、必要があって、今の私に感染したんだよね。いてくれて、ありがとうね。私はあなたをこわがらないよ。あなたのことも私自身と同じように愛しているよ。」

というような気分になってくるのです。

「今年のお正月はどうだった?」と人から聞かれた際は、「じつはノロウイルスに感染して・・・」というと、たいていの人は「まぁそれは大変でしたね」と心配をしてくださいます。しかし自分にとっては、「いやそれがものすごく癒されたんですよ」と自慢したくなっちゃうような気分の、お正月でした。

生きているといろんなことがありますが、私たちはみんな必要があって、生かされているのですね。そんな気分になれた出来事でした。


最後に、オススメの本を二冊ご紹介します。

素晴らしき真言(マントラ)
船井幸雄の最新著です。今私が書いた真言の力が、よりよくわかる本です。

マンガ中村天風
病気だったので、難しい本はまったく受け付けない中、このマンガは読むことができました。読み応えがあって元気になるマンガです。四巻セットです。


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我が家のゴン子ちゃんのお昼寝前の至福のひとときの一枚。




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