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読書三昧のGW

こんにちは、船井勝仁です。
 
どんなゴールデンウィークをお過ごしですか?
私は自粛したわけではありませんが、東京の自宅で基本的には
のんびりした日々を過ごさせていただいております。
ここのところ忙しい日々が続いたので、自分を取り戻すためにも
スケジュールをなるべく入れずに、ゆっくりした時間を作ることを優先しています。
 
ただ、5月7日の土曜日に汐留のオーラカフェで原発問題の
「よりあいSP」には出席することにしています。
 
いろいろなところで書きましたが、原発政策を現状維持もしくは、
いまよりも推進すると朝日新聞の世論調査で答えた人が過半数以上いると
言うことに衝撃を受けています。
 
急に原発を止めると大変なことになりますので、徐々に代替エネルギーの
研究を進め、原発を止めていくという意見が大半を占めるのなら
話は分かりますが、現状維持以上でいいというのは、いくらなんでも
肌感覚と違いすぎます。
 
原因は日本人が考えると言うことを放棄しているからなのではないでしょうか。
「よりあい」という制度を復活させて、そこで互いの意見を尊重しながら
思っていることを正直に言いあう練習をしていかなければ
日本の将来はないと思っています。
 
3・11以降は過去の延長線上には未来はない世の中に突入しました。
そんな世の中で思考停止に陥ったままだと、とんでもない困難が
やってきて大変なことになるのは火を見るより明らかです。
 
  
時間があることをいいことに本屋さんに行って、原発問題関連の本を
たくさん買ってきました。
 
放射能の残留汚染に対する警告をご自身のブログで発信を続けられて
いま一番話題の人である中部大学教授の武田邦彦氏の
原発事故 残留汚染の危険性」をまず読みました。
 
7日の「よりあいSP」にも参加してくださる安部芳裕さんの話で
知識はあったのですが、改めて読み返してみるとかなり怖くなります。
 
でも、主に基準値の問題を取り扱った残留汚染の問題を扱った
第3章よりも、日本が原発を作れるほどのレベルに到達していなくて、
日本の原発は地震で破壊されるように設計されているという構造的な問題を
明らかにした第2章に興味が湧きました。
 
日本の原発の危うさは
(1)地震や津波などのもともとある危険性
(2)危険性があることを知らせていない危なさ
(3)事故が起こった時の対策が取られていない危うさの
3種類であり、このような原発を作った原因が9つあることを明確に論じています。
 
その9つについては本を読んでいただければと思いますが、
大きく分けると原発を作ると言った難しい問題に取り組むだけの精神力や
学力が日本の組織そのものに欠けていることと、実体が全然分かっていない
素人官僚(東電本社のような民僚を含む)が権限を持っており、
何も分かっていないのに口を挟んでいい加減なことをするというか、
自分たちに都合がいいことを勝手に押し付けることに尽きるようです。
 
  
武田先生の本だけを読んでいるとバランスが悪いので、
近藤宗平著「人は放射線になぜ弱いか 第3版」も読んでみました。
 
こちらは明確に今回の被ばくが生命に危険を与えることはないし、
その科学的根拠を説明するという姿勢を取っています。
 
こちらはどちらかというと学術的な専門書なので、内容を完全に
理解できたわけではありませんが、いろいろな研究の結果トータルで
200ミリシーベルト以下の被ばく量なら、ほとんど問題がないことを
説明しています。
 
ただ、心配し過ぎたりして余計なストレスをためると、
本来のアポトーシスという問題のある細胞の自爆作用が起きなかったり、
逆に健康な細胞の自爆作用が起こったりして、健康被害が出ることを
分かりやすく紹介しています。
 
難しい本ですが、まえがきにかいてあるように最後の1ページ強の
「むすび」を読んで後は目次をみて興味が湧いたところをぱらぱら読むような
読み方なら素人でも読めると思いますので、GWの後半にぜひトライしてみてください。
 
 



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