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モモ

こんにちは、船井勝仁です。
 
船井勝仁.comに書いたのですが、「エンデの遺言」という本を読みました。
ドイツの国民的作家のミヒャエル・エンデがNHKの番組を創るためのインタビューで、
現在のお金の仕組みが大半の人が不幸になっている原因であるということを研究していて、
そのことについて語っています。
 
そして、そのインタビューの1年後にエンデが亡くなってしまわれたので、
これがエンデの遺言になりました。
 
この重いテーマを番組化するのに5年の歳月が必要でしたが、日本だけではなく
世界中で絶賛されるものになりました。
 
にんげんクラブでおなじみの佐々木重人さんや安部芳裕さんのお金の話も
この本がベースになっているところもあり、大震災を経験した私たちが
今までの常識から脱皮して、現実を直視し、その中から新しいあるべき未来を
出現させるためには必読の書と言えるのではないでしょうか。
 
  
詳細は勝仁.comをご覧いただきたいのですが、エンデの代表作である「モモ」を
読んでいないことがとても心に引っ掛かりました。
 
多分、最低でも2度「モモ」を買った記憶があります。
しかし、少し読み始めるとなぜかそれ以上読み進めませんでした。
 
同じようなことを兒玉裕子さんが会報誌で連載をしてくれている「ヒマラヤ聖者の生活探究」を
何度か読もうとした時に体験をしていることを思い出しました。
 
どちらの本も平易に書かれている本ですし、「モモ」は子供向けの本で対象年齢が
小学校5、6年生以上になっています。 これが読めなかったのは私の意識がそのレベルに
達していなかったという本質的な問題に起因していたことに気がつきました。
 
そして、面白いことに小さなシンクロニシティが起き、聖書の暗号の研究者である
イオン・アルゲインさんがおっしゃる「時の封印」が解けたことを実感した瞬間を
経験することができたのです。
 
  
勝仁.comに書いたように、週末に家族を連れて熱海に遊びに行ってきました。
「エンデの遺言」の原稿は土曜日の夜、泊まっているホテルで書いたのですが、
日曜日に本物研究所の佐野社長の家に子供達と遊びに行きました。
 
驚いたのは、佐野家の子供部屋の本棚の中にまるで私に読めというように「モモ」があったのです。
そして、早速その本を借りて一気に読ませてもらいました。
 
今回はまるでスポンジが水を吸収するように内容が私の中に入ってきました。
 
モモという主人公の女の子は話を聞く名人です。
みんながモモに話を聞いてもらうだけで難しい問題がどんどん解決していきます。
 
しかし、時間泥棒をする巨大な組織がモモの周りにも迫ってきて、モモは小さな女の子で
ありながら、その組織からみんなの時間を奪い返すとても重要な役割を果たすことに
なるというお話です。
 
  
忙しいという字は心を亡くすと書きます。
私たち現代人はみんな何かに急かされるような忙しい毎日を送っています。
 
しかし、何のために忙しい毎日を送っているのかをよく考えてみると、実はほとんど
よく分かっていないことが実態ではないでしょうか。
 
自分で考えて忙しくしているわけではなく、何か自分でない人たちが作った愛情のない
常識に振り回されて忙しくなっているようです。
 
モモのように、一度自分の生活を振り返ってみて現実を直視すると、忙しいことにかまけて
全然できていないことで、とても大切なことを忘れていることに気がつくのではないでしょうか。
 
時間やお金という本質的な問題に、勇気を持って立ち向かう時が来たようです。
そしてその使い方を誰か知らない人に任せるのではなく、私たち自身の手に取り戻していきましょう。
 
 
 
 



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