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日本は世界中からとても愛されています

にんげんクラブの皆様こんにちは。ドイツ在住のこだまゆうこです。
 
東北地方の大地震の影響で、今なお多くの方々が大変な思いをしていることかと思います。
東北はまだ寒い日々が続いているかと思いますが、一人でも多くの皆様が、
暖かい場所で過ごせることを祈っています。

来週29日の帰国に伴い、いよいよこのブログも、今回が最終回となりました。
ドイツレポートとは名ばかりで、日本のことばかり書いてきたブログでした。
 
 
この一年間ドイツに住んでいて、多くの人々から親切にされました。
顔の色や髪の色の違うアジア人ですから、たまには差別されることもあります。
これはとても残念なことですが、まだ今の地球の人間のレベルでは、仕方のないことかもしれません。

しかしそんな中でも、驚くほどたくさんの人々が、私と友達になりたがってくれたし、
特別扱いをしてくれました。

それはなぜかというと、私が特別人懐こいとか、人格が優れているなどの特性ではなく、
私が「日本人だから」という理由でした。

たまたま日本人の少ない地方に住んでいることも関係しているかもしれませんが、
自己紹介で「日本人」と言っただけで、多くの人は目を見開いて好感を示してくれました。

それというのも、日本人はたいてい親切で正直でウソをつかないし、災害時などに多くの国の
援助に行っているために、多くの国の人が、特別に日本に好感を持ってくれているのです。

私自身は何も努力していないのに、ただ日本に生まれたというだけで、
特別扱いをしてもらえたことは、嬉しいような申し訳ないような気持ちでした。
 
日本人として生まれてきたことのありがたさを、一番わかっていないのが、
じつは日本人なのかもしれません。
 
 
さて、今回そんな日本に大災害が起こり、世界中の人々が日本を心配していました。

ここドイツでは、24時間ニュースだけを流すテレビ番組がありますが、災害が起こってから
およそ1週間は、99%日本の事件だけを扱っていました。

1週間がたつと、リビアの情勢やドイツのニュースなども多くなってきましたが、
それでもまだ80%は日本のニュースを流しています。

原発の問題は、もちろん日本だけでなく世界中の注目となる問題ですが、それにしても、
ドイツ人が日本に大きな関心を示している証拠だと思います。

先日ある友達は、

「今回の大災害は、とても残念なことだったけれど、日本だからこそ、この試練を
 乗り越えられるのだと思う。ひとつ私にはわからない不思議なことがある。
 
 津波ならば、インドネシアにも以前に大きな津波があった。地震ならば、世界中様々な
 場所で起こっている。それらの災害のニュースを見てきて、『ああ、大変だな、かわいそうだな』
 とは思ってきたけれど、そう思うだけだった。
 
 しかし、今回の日本の災害は、私にとても大きなショックを与えた。
 テレビでニュースを見るたびに、涙をこらえることができなかったし、私にできることならば
 何でもやろうと思った。日本にそこまで特別な感情を持っていたわけではなかったけれど、
 なぜ今回の災害は、こんなにも私の心を揺さぶるのだろう。
 
 なぜなのかは私にはわからないが、なぜかと聞かれると「それは日本だったから」と
 しか言えない。」と、言っていました。
 
 
今回災害にあわれ亡くなられた方々や、ご家族を亡くされた方々には、心から
お悔やみ申し上げます。その方々の気持ちを思うと、それは必要必然なことであったとは、
とてもでないけれど今の私には言えません。

しかし上記の外国人の友人の言葉を聞くと、今回日本で災害が起こったことは、
世界中の多くの人々に生き方、考え方を変えるきっかけを与えたのではないか、と思えてなりません。
 
 
先日は、アーヘンの町の中心部に行くと、最も人の集まる広場から、日本の国家が流れてきました。
よく見ると、髪の毛を染め、一見奇抜な格好をした若者たちが、日本の国旗を持って、
スピーカーから日本の国家を流して集まっています。

何をしているのかと聞いてみると、
「町行く人々に声をかけ、日本の国旗に名前を書いてもらっているのです。
 僕たちは日本を応援しているよ、日本のために祈っているよ、という証拠となるこの国旗を、
 多くの人々の名前が集まったら日本に送りたいのです」と熱く語ってくれました。

私は日本人だと告げ、私も日本の皆さんにあなたたちの姿を紹介して、元気づけたいので、
ぜひ写真をとらせてほしいとお願いすると、その場にいた人は今にも泣き出しそうなほどに
目に涙をためて、「コンニチワ!コンニチワ!私たちは日本を愛しています!日本のために
祈っています」と口々に言ってくれ、写真をとるのを了承してくれました。
 
DSCF9181.JPG
 
それまで会ったことも喋ったこともない彼らでしたが、その時のお互いの心の距離は、
古くからの友人のように、とても近くにあったと思います。

そんな彼らとの交流からも、日本がどれだけ愛されているのかが、よくわかりました。
日本のために祈ってくれてありがとうございます、と何度も言って、その場を離れました。
 
彼らのように、思うだけでなく、行動に起こしてくれる人はごく一部ですが、数え切れないほど
多くの人々が、きっと心の中で、日本を思い、今の日本のために、そして世界のために、
祈ってくれていると思います。
 
そんな彼らの祈りや、亡くなられた方々の思いを受け止めながら、これからの日本は
どう行動すべきか。これからの自分はどう行動すべきか、考える時期なのだと思います。
 
 
今の世界を、先頭に立って平和に導いていく国は、他のどの国でもなく、日本だと思います。
これは絶対に間違いありません。
 
にんげんクラブの読者の皆様は、そんなことは言われなくともすでにご承知だと思いますが、
私たちはその道を選んで生まれてきているのだろうと思います。

日本人として誇りを持ちながら、日本人として与えられた使命を全うしたいと強く思っています。
 
 
最後になりますが、この一年間拙いドイツレポートをお読みいただき、ありがとうございました。
日本に帰ったら、また別の形で皆様にお目にかかりたいと思います。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 



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