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四方よしの経営

こんにちは、船井勝仁です。
 
ご存じの方も多いと思いますが、私はお酒が大好きです。
和食を食べることが多いからか、もっと単純に日本人だからか、
特に日本酒が大好きです。
 
でも、大好きなのですが、それほどお酒に強いわけでなく、
酒の上の失敗もやってしまいます。それで、少し肩身の狭い思いをしています。
 
また、痛風がでたりすることもあり健康診断の結果が気になると、
やっぱりお酒は控えめにしなければいけないのかなあと考えることがよくあります。
 
 
先日、千葉県の神崎町にある寺田本家さんという酒蔵を訪問する機会がありました。
幸塾の新春の集いで寺田啓佐社長のお話を聞き、とてもおもしろかったので、
にんげんクラブの会報誌の輝く仕事人のインタビューに行ってきました。
 
日本の場合は日清戦争や日露戦争の頃から、その戦費を賄うために
お酒に高い税金をかけるようになった。
 
そして、税金を取るためにお酒の品質よりも量を確保するために、
いわば国が奨励して偽物のお酒をつくったことが昨今の日本酒離れの原因を
つくったというお話をお聞きしました。
 
 
寺田社長は大病をしたことをきっかけに、自分の生き方や酒造りのあり方を
根本的に変えました。人に役立つ酒造りをするために、無農薬米を使って、
機械化を排して手作りの酒造りに挑戦していきました。
 
これは、昔は農薬や化学肥料がなかったこと、また、機械化することが
できなかったことを考えれば昔ながらの酒造りに戻ることに挑戦したと
言えるのでしょう。コストのことを考えると、とても困難な挑戦でした。
 
そうしてできた昔ながらのお酒は、もちろんほどほどに飲めばという条件は
つきますが、健康にいいものだというのです。お酒は百薬の長と言います。
 
寺田本家でつくられた自然のままのお酒はまさに百薬の長だったのです。
これには、本当にうれしくなってしまいました。
 
寺田本家で働く杜氏さんたちは、若い人が多いことにびっくりしました。
何かすばらしいものを持っていそうな魅力的な若人が、昔ながらの手法で
歌を歌いながら、手のひらを使いながら気持ちを込めてお酒をつくっています。
 
そうすると、お酒を作ってくれる微生物たちが喜んで仕事をしてくれるようになり、
自然体の健康にいいお酒ができていくのです。
 
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右から寺田社長、船井勝仁             寺田本家の杜氏さんたち
 
  
もっと感動したのが、寺田社長の掲げる四方よしの経営についてでした。
日本では昔から三方よし(売手よし、買手よし、世間よし)の経営を尊ぶ
気風がありました。
 
それに神様よしを加えて四方よしにしているのが寺田本家さんの経営なのです。
 
四方よしの経営について書かれたメモ書には、常識にとらわれずに
現状をありのまま観察することの大切さや、「なるほど」「それいいね」で
相手の意見を尊重することや、神様の意に沿う経営をすることや、
清貧ではなくて清富の思想がいいこと、自分に起こる出来事は
すべて自分の責任であること、そして手放すことなど、普段、
私が皆様にお伝えしているものと同じメッセージがあふれていました。
 
 
お酒を飲むことが身体によくて、これからの時代の本物の経営に触れることが
できて、本当にすばらしいインタビューになりました。
 
皆様も寺田本家のお酒や、お酒を飲めない方は玄米のヨーグルトである
マイグルトをお試しになってください。それだけできっと幸せになりますよ。
 
 



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