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「抱っこの宿題」と「そうじをすると人生が変わる」

あけましておめでとうございます。船井勝仁です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
にんげんクラブ会報誌1月号の本の紹介ページに取り上げられている
水谷もりひとさんの「日本一心を揺るがす新聞の社説」を改めて読みました。
 
これはみやざき中央新聞という週刊で発行されている新聞の社説を集めたものです。
このブログでも何度か紹介したのですが、主に宮崎県や近県で行われた講演会から
面白かった話や感動した話、心温まる話等の良い話をギュッと盛り込んだ新聞です。
 
この本は、水谷さんが編集長として20年近い歳月に書き続けた1,000本近い社説から
厳選した41本が集められている本です。
 
この本の“はじめに”で、水谷さんがある大学の先生から水谷さんの社説には
哲学がないという話をされたことが紹介されています。
それに触発された水谷さんは哲学とは何かを考えて“知を愛すること”だという結論に達しました。 
 
それで、みやざき中央新聞は“知”ではなくて“情”を大切にするジャーナリズムになりたいと
思っているということに気がつかれたそうです。
 
 
私はこの宮崎中央新聞をやはり会報誌の1月号の輝く仕事人に登場していただいている
志賀内泰弘さんから教えていただき購読させていただくようになりました。
 
会報誌をお送りする時に志賀内さんのご厚意で志賀内さんの新刊
なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?」の1話を無料小冊子にしたものを
お送りさせていただきましたので、お読みいただいているかも知れませんが、
志賀内さんの世界初の「そうじ小説」からも色々なことが考えさせられました。
 
今年は大激変が目に見えて分かるようになる始まりの年になると思っています。
いままでの常識で生きていたら変化についていけなくなります。
 
この本を読んでいると、掃除をすることでいままで気がつかなかったことに
どんどん気が付いていく主人公がいました。このいままで気がつかなかったことに
気が付いていくということが本当に今年からは大事になると思うのです。

瞑想をしたり、氣功を習ったり、パワースポットに行ったりするのもとてもいいことですが、
実は日常生活に起きている現象から色々な気付きを受けなければいけない年になるのだと思います。
 
それをするためには掃除をすればいいというのは本当にシンプルで普通のことですが、
これがなかなかできません。私は掃除というか整理整頓が苦手なので失格ですが、
自分なりのシンプルで簡単なクセづけを見つけていって常識を超えていくことに
挑戦したいと思っています。
 
 
水谷さんの本に福岡県警少年サポートセンターの安永智美さんの話が出てきます。
少し引用させていただきます。

(引用開始)
安永さんはどんな子にも説教をしない。ただ子どもの気持ちに寄り添うだけ。

子どもに絶対言ってはいけない言葉があるという。
「いつまで泣いているの、男のクセに」
「もうお姉ちゃんなんだから、そんなことで泣かないの!」

淋しさや悲しみの感情は、出すべき時に、出すべき人に出さなかったら、
いつかその感情は激しい怒りに変わる。
 
「ありがとう」「偉いね」「たくさん食べて大きくなってね」、そんな言葉が子どもの心の栄養だ。
(引用終了)

みやざき中央新聞や水谷さんの本が高く評価されるのは、私たちが間違った常識に
とらわれていることを、“情”にあふれた事実で教えてくれるからではないでしょうか。
 
そして子どもを育てるために一番大切な上記のような話を押し付けるのではなく、
さりげなく伝えてくれるのです。
 
  
この本の中で一番有名な社説は「抱っこの宿題」の話だと思います。
小学校1年生に「抱っこをしてもらってくること」という宿題が出ました。
 
とてもステキな話ですが、社説の最後に水谷さんは以下のように締めくくられています。
このような当たり前のことが分かっていないことに気が付けるのは、
ちょっとしんどいけど大切なことですね。

(引用開始)
幼少期にやり忘れた「抱っこの宿題」は、思春期に歪んで出てくる。
男の子はずっと抱っこされたいマザコンであり続けたり、女の子は親以外の大人に
抱っこしてもらってお金をもらうという援助交際に走ったり・・・・・。

「抱っこの宿題」は子どもにでなく、親に課せられた「宿題」だったのだ。
(引用終了)



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