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人脈づくりと人間性の向上について

にんげんクラブの皆様こんにちは。ドイツ在住のこだまゆうこです。
早いもので、今年も残すところあと二日となりました。
皆様におかれましては、今年はどのような年を過ごされたでしょうか。

私にとってのこの一年は、はじめて海外に住んだということもあり、いろいろなチャレンジの
多い年でした。年を経るにつれて、一年の長さがどんどん短くなっているように思う今日この頃です。

いろいろなことを学んだ一年でしたが、中でも最も考えさせられたのは、「日本のすばらしさ」と、
「人脈」についてです。日本のすばらしさについては、再三このブログでも書いていますので、
本日は人脈について書きたいと思います。
 
 
船井幸雄ドットコムの2010年11月19日の「先週のびっくりより」には、
「世の中は人脈で動くことを知らない人たち」という船井会長のブログが掲載されています。
船井会長の人脈の広さ、深さについては言うまでもないかと思いますが、いつもその細やかで
親身な態度には驚かされています。

私自身はと言いますと、なかなか人脈を築くのが得意ではないようです。
秘書時代は講演会など人の集まるところに多く出かける機会があったため、
おかげさまで私にはもったいないほど素敵な方々と交流する機会が多くありました。
 
しかし現在は物書きを生業としていますので、自ら積極的に行動しない限りは何週間も
人と喋らない・・・・という環境になってしまいます。

それに加えて、研究者である主人は仕事柄か、あまり人との交流が得意でないため、
家族ぐるみの親しいおつきあい・・・・といった関係を築ける人は、ほんのごくわずかです。

このように人と会わない生活では、いずれは夫婦揃って世間の視野が狭くなってしまうし、
偏屈になってしまうだろうから、これは私たちにとってよくないことだと思っていました。

そうは思っていても、なかなか行動が伴わず、人脈づくりにはある種の才能のようなものが
必要なのかもしれない・・・・とあきらめかけることがしばしばありました。
 
 
さて、以前に『ハトホルの書』(トム・ケニオン&ヴァージニア・エッセン著、紫上はとる訳
ナチュラル・スピリット刊)を読んだ際に、人脈づくりについて、ハっとさせられるようなことが
書かれていました。

ハトホル神は、その人の魂がどこまで進化できるかを、底辺が正方形で、頂上のとがった
ピラミッドの形で象徴的に表せると言います。

そのピラミッドの底辺の四つの角の基点とは、

1、あなたと、あなたの肉体および精妙なエネルギーとの関係
2、あなたと、あなた自身または他者との関係
3、あなたと、世の中や地域社会に対する奉仕との関係
4、あなたと、地上の聖なる四元素「土、火、水、気(空間)」との関係

なのだそうです。この四つの点がどこまで発達しているかによって、
それらの頂点を結んだ頂上の高さが決まるのです。
 
 
さて以下に、2番目の「あなたと、あなた自身または他者との関係」についての説明を、
少し長いですが掲載したいと思います。

今日の地上には、人間関係を余分なものと見なし、肯定的で積極的な人間どうしの交流は
不要であるゆえに迂回してよいと考えている人々もいます。
わたしたちの解釈においては、そうした考えは誤りです。みずからの体験や要求や願望に
正直であると同時に、そうした気持ちを自由かつ素直に伝えあえるような、明確で誠実な
人々との関わりが必要なのです。

人との関係をとおして意識そのものを表現することは、自己の未解決で不調和な部分を
映し出して見せてくれるパワフルな鏡となります。他者との関わりをもたなければ、
自分は気付きや思いやりの心を有する、ある一定の意識レベルに達したものと容易に
信じ込んでしまいます。
 
しかしひとたび人と関わることを選択するやいなや、正直で明確な意識があれば、
自分自身の愛情や思いやりに欠けた部分が意識のなかでたちまち明らかになります。
なぜかと言えば、人は「あなたの気持ちを逆なでするもの」だからです。
 
したがって関わること、摩擦やもめごとといった相当の不快感や、さらには苦悩すら引き起こす
可能性があるのです。わたしたちが見てきたところでは、ほとんどの人が自分の感情を切り捨てたり、
真実を言わなかったり、本当の意図を自分にも人にも隠したりして、不快な状況を避けています。
 
その結果、本来なら意識が水晶のように澄みわたって明晰になる絶好の機会があるにもかかわらず、
どんよりと曇った意識になってしまうのです。残念なことにこうした状態が人間関係において
頻繁に体験されています。

こうした不均衡が起きる原因は少なからずありますが、わたしたちはその原因にいちいち
言及するよりも、解決策を投じたいと思います。その解決策の基本とは、人との関わりのなかで、
できるだけ直接的で素直であること、そして自分の要求や願望をできるだけ誠実かつ明確に
相手に伝える努力をすることです。
地上の高次領域の教師の多くが、幾千年にもわたって人との関わりの大切さを説いています。
(原文ママ)

 
 
自分の要求や願望を、できるだけ素直に、明確に相手に伝える技術については、謙虚で遠慮深く、
「空気が読める」日本人にとって、もしかすると一番不得意とするところかもしれません(笑)。
ドイツに住んでみて、すべての人が自分の意見を素直に主張しまくることを、はじめは不思議な
気持ちで眺めていました。

しかし、「誠実に」ものごとを伝えるという点では、おそらく世界でも日本人が一番得意でしょう。
諸海外では、自分の都合のいい意見は声高く主張するけれども、あまり誠実さはない時が
しばしばあります。

そのような日本人の特性と自分の特性とを考えながら、今後は、すなおに誠実に、
豊かな人脈づくりをしていきたいな、と思いました。
 
 
いろいろあった2010年、拙い文章におつきあいいただき、誠にありがとうございます。
 
2011年も、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様の2011年が、さらに明るく輝くすばらしい年となりますよう、心からお祈りしています。
 
 
DSCF7035.JPG
(写真は、パリで至近距離に来てくれたスズメたちです。
 こちらのスズメは、日本のスズメよりも人なつこいと思います。)



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