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奇跡が起こる?ノルデナウの水

にんげんクラブの皆様こんにちは。ドイツ在住のこだまゆうこです。

12月に入り、暑かった日本も、もうすっかり冬になったようですね。
こちらドイツでは、ここ三日くらい雪が降っています。連日氷点下の寒い日々ですが、
天気予報によると、明日はマイナス10度だそうで、今から少し緊張しています。
 
「ドイツは本当に寒いですね」とドイツ人に訴えると、
「1月には例年マイナス25度まで下がるから、今はまだまだ暖かいよ」と言われてしまいました。
 
先日主人の友人に呼ばれたパーティは、マイナス3〜4度の中、夜の8時からオールナイトで
野外バーベキューをするという、寒がりの私にとって罰ゲームにしか思えないものでした。
 
このパーティを企画した友人は頭がおかしいのではないかと思ったほどですが(笑)、
バーベキューの炭火の近くで暖をとっていたのは、日本人の私たち夫婦だけで、
他のドイツ人、フランス人などは、案外楽しんでいたようで、火から離れた場所で平気で
冷たいビールを飲んでいました。
体感温度というのはここまで違うものなのか・・・・とびっくりした出来事でした。
 
 
さて、本日は、ドイツのイヤシロチ「ノルデナウの水」についてお伝えしたいと思います。

ドイツに来てすぐの頃、ドイツのイヤシロチ、スピリチュアルスポットにぜひ行きたい!と
インターネットで検索したところ、唯一ヒットしたのが、「ノルデナウの水」でした。
 
聞くところによると、「飲むと病気が癒される水」とクチコミで噂が広がり、
世界中からこの水を飲みに小さなノルデナウの町まで人々がやってくるそうです。

ノルデナウは、ドイツで最も日本人の多い都市デュッセルドルフから車で2〜3時間、
山奥の小さな農村です。地図で場所を調べた結果、ああ、この場所はどうがんばっても
車のない私たち夫婦には行けない場所だな・・・・とあきらめていました。

ところが、デュッセルドルフ在住で、五井野正博士のファンであり、ザ・フナイの読者の方
(ペンネーム・Bontakaさん にんげんクラブにもご入会いただきました^^)が
たまたまご自身のブログでノルデナウの水について書かれていたのを見つけて、
連絡をとってみたところ、あれよあれよと話が進み、なんとノルデナウまで
車で連れていっていただくことになりました。

Bontakaさんと、同じくにんげんクラブの会員様で、11月号の会報誌会員様ご紹介コーナーにて
ご登場いただいたデュッセルドルフ在住の山口俊雄様、急遽その日程でドイツに
遊びに来ることが決まったにんげんクラブの小沢さん、私の主人、そして私の五人で、
ノルデナウへのプチツアーとなりました。
 
 
さて、なぜノルデナウが癒しの水として有名になったかを少し説明したいと思います。

ノルデナウの村に住み、ホテルを経営するトメスさんの敷地内に、かつてスレートの
採掘場であった廃坑がありました。トメスさんは温度が一定しているその廃坑を
ワインの貯蔵庫として利用していました。
 
1992年に、オランダからやってきたお客様の一人がワインについてうるさく言うので、
「それならば自分でワインを選んでくれ!」と採掘場まで連れていったそうです。
 
じつはそのお客様は、有名なサイコテレピスト(心理療法士)であり、エネルギーや
氣についてわかる人だったそうで、採掘場の不思議なエネルギーに驚き、
「ここの湧き水は、飲むと、治療の効果がある」と言ったそうです。
はじめは半信半疑だったトメスさんも、この場ではなぜかワインの熟成が早いのを
不思議に思っていました。

そのようなことがあり、数人の人が湧き水を飲み始めたところ実際に効果があり、
近所の人や、ホテルの宿泊客からどんどんとクチコミで噂が広がり、有名になっていきました。
 
白血病の子どもが癒された話や、長年の頭痛から開放された人、杖をついてきた人が、
帰りは杖なしで歩けるようになった・・・などなど様々な実例があるようです。

1997年には、科学の調査が行われるようになり、医学博士のツヴィニエフ・ガーデニック氏により、
540人ものノルデナウを訪れた人のアンケート調査が行われました。
 
それぞれの人の症状を分類し、三ヵ月後に追跡調査を行いました。
その結果、ほとんどの人が回復傾向にあることがわかり、彼はこのことを「ノルデナウ現象」として、
1999年に学会で発表し、その後も、1000人以上の人の追跡調査が行われているそうです。
 
 
さて、なぜノルデナウの水は癒しの効果があるかですが、はっきりとした理由は
未だわかっていないそうです。その水はとても純度が高く、通常の水よりも8パーセント軽い、
ということはわかったそうですが、それだけでは治療の効果の実証にはならないそうです。
 
その後もドイツの研究所や、日本の九州大学など、様々な機関がノルデナウの水について
研究をしている、とのことでした。現在では、各国からその水を求めて多くの人が訪れています。

以上が、ノルデナウの水についての簡単な説明です。
ノルデナウの水が飲めるホテルトメスのホームページはこちらです
↓  ↓
http://www.stollen-nordenau.de/hotel/impressum/index.php
 
ホテルトメスは、かなり奥まった村にあり、何度か道を迷いました。
到着した頃には、もう夕方であたりは真っ暗。まわりに電灯もあまりなく、
自然の中にホテルがある、という感じでした。
 
 
チェックイン後はすぐに廃坑に集合して、「ノルデナウの水」についての見学です。
 
101202_1.JPG
(廃坑の中。奥のヘルメットをかぶった人が、案内してくれました。)
 
すでに夕方6時頃でしたが、私たちのほかに、5,6人の人が廃坑入り口で待っていました。
廃坑に入ると、まずは案内係のおじいさんに鍵を見せて、ひんやりと湿度のある冷たい空気の中、
30メートルくらい進みます。
 
すると、奥に少し広い空間があり、そこには椅子がいくつも並んでいました。
この間、しゃべっては駄目、写真撮影も禁止です。
あらかじめ入り口で渡されていた椅子に敷くマットと座布団をそれぞれ好きな椅子に敷き、
まずは20分間、静かに瞑想をしました。
 
その間に、係のおじいさんは、人数分の水をコップに汲んでくれます。
また、ペットボトルなどを持っていっている人のためにも、水を汲んでくれます。

20分ほどすると、アラームが鳴り、係のおじいさんがなにやらドイツ語で説明をしてくれて、
水を飲み、解散です。その時は喋って良いし、写真撮影もOKとのことでした。
親切な係のおじいさんは、湧き水の出ている場所をわざわざ見せてくれて、写真を撮らせてくれました。
 
(翌日帰り際に、ホテルのロビーでホテルのオーナーらしき人の立派な古い写真が飾ってありました。
 髪は黒く、まだ若くてずいぶん違った印象でしたが、よく見るとこの写真は、あの案内係を
 してくれたおじいさんのようでした。オーナー自ら、廃坑で人々に水を配ってくださっていたのか、
 とびっくりでした。)
 
 
瞑想している間に感じたことは、普段よりもとても深い瞑想状態にすぐに入れる場所だな・・・
と思ったことでした。目を閉じるだけで、瞑想をするつもりはあまりなかったのに、
気付けば頭は空っぽ、呼吸もあまりしていない自分に気がつき、あれれ?不思議な場所だなぁと
思いました。

水は、とても冷たくて、おいしい!と思いました。おそらく硬度などはずいぶん違うだろうと
思うのですが、熊本県の白川水源で飲んだ水と、飲んだ際の爽快感が似ているような気がしました。
こんなに冷たいお水を大量に飲んだのは、かなりひさしぶりのことです。
 
101202_2.JPG
(湧き水の写真です。とても透明度の高いお水でした。)
 
 
さて体験してみて、実際に病気が治ったかどうかですが、私自身は健康な状態で行ったため、
効果のほどはよくわかりませんでした。
しかし、枕が変わると眠れない・・・という睡眠障害ぎみな私も、その晩はとてもよく眠れました。
 
また、Bontakaさんの経験談によると、歯がとても痛かったのが治まったそうです。
また、たまたま水を詰めるために持ってきた瓶のキャップで手を傷つけてしまい、
かなり深い傷で血が止まらなかったのが、廃坑で瞑想をした後に手を見ると血が止まっていた、
とのことでした。
 
101202_3.JPG
(この壁の奥のほうから、水がわいてきているようでした。モヤっとした光とたまゆらで、
 なんだか不思議な写真です。)
 
 
私は日本でも、仕事の関係や趣味も兼ねて、様々なイヤシロチへと行っていますが、
そのような場と比べても、ノルデナウの村はイヤシロチだなぁと思いました。
 
廃坑の中は神社仏閣で感じるような、いわゆる「神々しい」雰囲気はないものの、
磁場が強いというか、やはり何かのエネルギーが流れているような気がしました。
なんとなくですが、以前にホルミシスルーム(船井幸雄ドットコムのこちらのページをご参考ください。
という健康に良い効果のある部屋に入った際に感じた雰囲気と、似ているような気がする・・・・
と思いました。

ホテルで出された食事も、本当にここはドイツ?と思うほど(あ、失礼ですね・笑)
とても美味しく、癒されました。
また、私たちは受けていませんが、ホテルでは各種オイルマッサージや、
プールでのエクササイズ、心理カウンセリングなど、様々なプログラムが受けられるようでした。

確かにこの場に何日も滞在していたら、癒されて、元気になりそうだな、と思いました。

残念ながら、私たちの訪れた時期はローシーズンで気温は1度と、自然の中で
ゆっくりくつろぐには寒すぎましたが(廃坑の中もとても寒いです。防寒具はお忘れなく!)、
いつかまたゆっくりとこの地を訪れてみたいなぁと思いました。
 
読者の皆様も、機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください。
ドイツの普通の観光地への旅とはまた違った、面白い旅になるだろうと思います。
 
 
以上が、ドイツの有名なイヤシロチ、ノルデナウの奇跡の水についてのレポートです。
次回は、この旅行で訪れたヴォルムバッハの教会についてレポートしたいと思います。
 
長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
101202_4.JPG
(ホテルトメスの敷地内の写真です。ご参考までに、ホテルトメスはローシーズンでも
 半月前には予約がいっぱいになっていました。暖かい季節はもっと早めに予約したほうが
 良さそうです。このホテルに泊まれなくても、廃坑へは入場料を払えば入れます。)



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